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【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―6― (1002レス)
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga] 2019/10/10(木)21:29
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994: ◆P2J2qxwRPm2A [saga] 2019/10/10(木) 21:29:38.68 ID:0n10eZ/T0 ピエリリス 短編5 『結んだ思いは、最後まで』 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「リリスも、ピエリと同じリボンを付けるの。そうすれば、ピエリと御揃いになれるのよ」 神殿にやって来たピエリさんは、私に縞々模様のリボンを手渡してきた。どうしてかということを考えながらも、とりあえずそのリボンを受け取って、私はピエリさんに目を向ける。 口に咥えて受け取ったリボンはやはり大きい。けど、それ以上に印象的だったのは受け取ってもらえてうれしそうにするピエリさんの姿である。 『そんなにうれしいんですか?』 「うん、うれしいの。リリス、すぐに受け取ってくれなかったから気に入らないかと思って、ちょっと不安になっちゃったの」 『柄とかそういうのは嫌いじゃありませんよ。その、どうして私にこれを送ってくれたのか、全然見当がつかなくて……』 「ん、簡単なの。リリスは友達で命の恩人だからなの!」 恩人、そう言ってくれるピエリさんを見ていると心が痛んだ。 私がピエリさんと出会ったのは、おそらく大きな偶然だと思います。エリーゼさんが風土病に罹り、治療するためにマカラスへ寄ることになった。そこでリョウマ王子が率いる白夜軍の一団から襲撃を受け、その時援軍としてラズワルドさんとピエリさんがやって来た。 そして、その戦闘でピエリさんは負傷した。カムイ様の進軍をサポートするために、敵の攻撃を受け止めたそうで、星界の中に運ばれてきた彼女はぐったりしていた。 私は神殿に彼女を運んでもらい、竜脈の効率を極限まで高めて彼女を救った。そのことを口にしたことは無い、私はカムイ様に頼まれて命を救ったに過ぎない。言い方を変えれば、カムイ様が救えと言わなければ、そのまま放置していたと思う。私にとって大切なのはカムイ様の生命だけ、それ以上に大切な物など無かったからだ。 だからこそ、そんな私に純粋な感謝の気持ちを向けてくれた彼女に困惑しているのです。 『命の恩人だなんて、そんな大げさですよ。私は星界を維持していますが、傷や疲れが癒されるのは星界の力であって、私の力ではありませんから』 「それでもいいの。ピエリね、目が覚めた時リリスが近くにいてくれてとっても助かったから、だからね、リリスはピエリの命の恩人なのよ」 『……そんなことで命の恩人だなんて、ピエリさんは単純すぎますよ』 「単純でもいいの。リリスは小さなことで考えすぎなの。ピエリはリリスとお友達になったから、これはピエリからの友達へのプレゼントみたいなのよ。命の恩人で友達だから、ピエリのお気に入りをあげちゃうの!」 ピエリさんの好意は思ったより純粋で、それをのらりくらりと躱すことは私に出来そうにないことだった。それがどうなるのかを知っても尚、私は知りあってしまった後の事をどうにかすることが出来ないのだと、この時になって知った。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521469400/994
ピエリリス 短編 結んだ思いは最後まで リリスもピエリと同じリボンを付けるのそうすればピエリと御揃いになれるのよ 神殿にやって来たピエリさんは私に縞模様のリボンを手渡してきたどうしてかということを考えながらもとりあえずそのリボンを受け取って私はピエリさんに目を向ける 口にえて受け取ったリボンはやはり大きいけどそれ以上に印象的だったのは受け取ってもらえてうれしそうにするピエリさんの姿である そんなにうれしいんですか? うんうれしいのリリスすぐに受け取ってくれなかったから気に入らないかと思ってちょっと不安になっちゃったの 柄とかそういうのは嫌いじゃありませんよそのどうして私にこれを送ってくれたのか全然見当がつかなくて ん簡単なのリリスは友達で命の恩人だからなの! 恩人そう言ってくれるピエリさんを見ていると心が痛んだ 私がピエリさんと出会ったのはおそらく大きな偶然だと思いますエリーゼさんが風土病にり治療するためにマカラスへ寄ることになったそこでリョウマ王子が率いる白夜軍の一団から襲撃を受けその時援軍としてラズワルドさんとピエリさんがやって来た そしてその戦闘でピエリさんは負傷したカムイ様の進軍をサポートするために敵の攻撃を受け止めたそうで星界の中に運ばれてきた彼女はぐったりしていた 私は神殿に彼女を運んでもらい竜脈の効率を極限まで高めて彼女を救ったそのことを口にしたことは無い私はカムイ様に頼まれて命を救ったに過ぎない言い方を変えればカムイ様が救えと言わなければそのまま放置していたと思う私にとって大切なのはカムイ様の生命だけそれ以上に大切な物など無かったからだ だからこそそんな私に純粋な感謝の気持ちを向けてくれた彼女に困惑しているのです 命の恩人だなんてそんな大げさですよ私は星界を維持していますが傷や疲れが癒されるのは星界の力であって私の力ではありませんから それでもいいのピエリね目が覚めた時リリスが近くにいてくれてとっても助かったからだからねリリスはピエリの命の恩人なのよ そんなことで命の恩人だなんてピエリさんは単純すぎますよ 単純でもいいのリリスは小さなことで考えすぎなのピエリはリリスとお友達になったからこれはピエリからの友達へのプレゼントみたいなのよ命の恩人で友達だからピエリのお気に入りをあげちゃうの! ピエリさんの好意は思ったより純粋でそれをのらりくらりとすことは私に出来そうにないことだったそれがどうなるのかを知っても尚私は知りあってしまった後の事をどうにかすることが出来ないのだとこの時になって知った
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