【艦これ】提督「鎮守府が罠だらけ?」ニコ「その2だよ」【×影牢】 (968レス)
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681: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:20 ID:Q55X+O8qo(1/20) AAS
続きです。
682: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:21 ID:Q55X+O8qo(2/20) AAS
 * 食事会終了 *

提督「鳳翔、ありがとな。比叡の奴もすっきりできたみたいだ」

鳳翔「いえ、私どものV提督のためでもありますので。それに以前、少尉には鎮守府そのものを助けていただきましたから」

提督「その礼はすでに受け取ってると思ったんだがな……」

提督「ああ、そうだ、そのことで卯月達には謝らなきゃいけねえ」
省8
683: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:22 ID:Q55X+O8qo(3/20) AAS
弥生「お買い物は、気分転換も兼ねてました。私たちは私たちで、お買い物が楽しかったから、別にいい、です」

鳳翔「ええ、どうかお気になさらずに」

提督「大事に使いたかったんだがな。すまない」

卯月「……」

望月「……」
省9
684: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:23 ID:Q55X+O8qo(4/20) AAS
以間宮「そんな! 駄目なんですか!?」

提督「ん?」

妙高「今の大尉の立場では難しいですね……」

N大尉「そうだな……申し出は嬉しいんだが」

鳳翔「少尉のことではなさそうですね……どうかなさったんですか?」
省9
685: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:24 ID:Q55X+O8qo(5/20) AAS
N大尉「そんな状況で間宮が加わっても、間宮本来の力は発揮できないだろう? まさか行く先々で厨房を借りるわけにもいかないし」

鳳翔「それはそうですね……」

提督「……新任の礼提督に聞いてみるか。まだ間宮が着任してないなら……」

龍驤「あー、あっちはもう準備できてるらしいよ?」

提督「なに? そうなのか?」
省9
686: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:24 ID:Q55X+O8qo(6/20) AAS
鳳翔「そうですね。その意味では、提督少尉は適任ですね」

陸奥「それに、私も残るんだし、四六時中提督が見てる必要はないから大丈夫よ」

提督「はあ!? 陸奥は残るのか!?」

陸奥「あら、不満?」

提督「不満とかそういう問題じゃねえよ……龍驤は転籍するんだろう? お前こそ大丈夫なのか?」
省9
687: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:25 ID:Q55X+O8qo(7/20) AAS
陸奥「ええ、きっと大丈夫よ。少なくとも提督から私たちに手を出すことは絶対にないし……」

陸奥「仮に手を出せるようになってたら、そこにいる大和が提督を放っておかないはずだもの」ウフフッ

大和「!?」マッカ

提督「……」

陸奥「大和以外にも提督を狙ってる艦娘、たくさんいるものね」ウフフ
省5
688: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:26 ID:Q55X+O8qo(8/20) AAS
卯月「ところでうーちゃん、ひとつ重大なことに気付いちゃったぴょん」

望月「ん、なに? またろくでもないこと思いついたの?」

卯月「辛辣ぴょん」

弥生「……なに?」(←心底興味なさそうな顔)

卯月「……うーちゃんたちは海域で見つけてもらったドロップ艦ぴょん?」
省10
689: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:27 ID:Q55X+O8qo(9/20) AAS
卯月「もしかして提督少尉もそうだぴょん!?」ハッ!

望月「いや、少尉に限っては、そういうのないない。絶対ない」

弥生「うん。そういうの、面倒だって言ってたし」

卯月「そういえばそうだったぴょん……大和さんは少尉が建造したから少尉が好きなのかと思ったけど、そういうわけじゃないぴょん?」

望月「うーん、どーだろ? だいたい、建造したらその人を好きになるって、あの大和さんがそんな単純でいいの?」
省8
690: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:27 ID:Q55X+O8qo(10/20) AAS
島妖精A「それだったら考えられる影響はふたつだな」

大和「あるんですか?」ヨウセイヒロイアゲ

島妖精A「そういえば大和に話すのは初めてだったか。デリケートな話になるが、話してもいいか?」ヤマトノカタニノリ

大和「ええ、お願いします」コク

島妖精A「考えられる理由のひとつは、大和を建造したのが私たちだっていうところだ」
省8
691: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:28 ID:Q55X+O8qo(11/20) AAS
島妖精A「……とはいえ、あの島に連れてこられた人間が、みんな大佐に島流しにあった人間だと思えば無理もないかもしれないが」

望月「待って待って、さらっと物騒なこと言ってない!?」

卯月「あの島のことにちょっと深入りすると途端に話が重たくなるのは、何とかしてほしいぴょん……」

島妖精A「それは仕方ないだろう。実際にわたしたちが見たんだから」

島妖精A「とにかく、そのせいで私たちも人間を嫌悪していた時期がある。提督も追い出すつもりでいたくらいだ」
省10
692: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:29 ID:Q55X+O8qo(12/20) AAS
望月「っつうか、妖精さんが勝手にそんなことしていいの?」

島妖精A「言われてみればそうだが……提督が許さないとは思わなかったな。私たちに対しても常々好きにしろと言っていたし」

島妖精A「提督自身は艦娘の建造をしないと公言しているが、私たちが勝手に使う分には悪いとは言っていない、と勝手に解釈したというのもある」

卯月「自由すぎるぴょん……」

島妖精A「ともあれ、そういう経緯があって私たちが、提督の力になってくれるような艦娘を期待しながら、建造ボタンを押したんだ」
省9
693: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:30 ID:Q55X+O8qo(13/20) AAS
望月「ってことは、妖精さんの気持ちや境遇も建造される艦娘に影響するってことなのかな?」

島妖精A「可能性としてはあるかもしれない。ただ、ここまで喋っておいて今更だが……」

島妖精A「大和の提督への好意が最初から作られたものだとは思いたくないな」

望月「え?」

島妖精A「大和には最初から提督が必要だった。わたしはそれでいいと思う」
省9
694: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:32 ID:Q55X+O8qo(14/20) AAS
島妖精A「そういう影響も考えられるというだけで、一番なのは、純粋に提督が大和の好みだっただけなんだと思うが?」

大和「ほえっ!?」カァッ

卯月「ほ〜ぅ……そう思う理由はなんだぴょん?」

島妖精G「提督の写真を見せた瞬間、大和の主砲が最大仰角になってたんだよね」

島妖精G「自分で抑えきれないくらいテンションが上がったんだと思うよ?」
省10
695: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:33 ID:Q55X+O8qo(15/20) AAS
卯月「なるほど……建造時に妖精さんが影響している説のほうが説得力あるぴょん……はっ!? ということは!!」

望月「なんだあ?」

弥生「?」

卯月「うーちゃんたちの鎮守府の工廠に、おっぱい大好きな妖精さんがいるぴょん!?」

望月「」
省5
696: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:34 ID:Q55X+O8qo(16/20) AAS
 *

W大佐「そうだ。少尉、せっかくなのでこの場で聞いておきたい」

提督「なんだ?」

W大佐「君は、深海棲艦の目的を知っているか?」

提督「目的……目的、ねえ……改めて聞かれると、俺も知らねえな?」
省11
697: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:34 ID:Q55X+O8qo(17/20) AAS
W大佐「……君が深海棲艦の目的を知らないのに、楽観視しているのはなぜだ?」

提督「別に楽観視してるつもりはないが……俺たちが望んでいるのは、俺たちが平穏と安寧を得られる居場所であって、戦争じゃない」

提督「泊地棲姫にも専守防衛を頼んで、わかったと言ってもらえたしな。それ以上あいつらに踏み込んでないだけだ」

W大佐「……では、彼女たちは外海へ出て他を脅かすつもりはないと?」

提督「その認識でいいはずだ。俺としてもそんなことをさせる気はない」
省11
698: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:35 ID:Q55X+O8qo(18/20) AAS
W大佐「もし仮に深海棲艦が強奪したことにしてしまうと、深海棲艦が人間から領土を強奪できた事実ができてしまう」

W大佐「そうなった場合、他の深海勢力も、我も我もと人間の領土に押し入り、深海棲艦との戦闘が激化することは容易に予想できる」

W大佐「それよりは、我々が泊地棲姫との停戦を認め、一時的にでも割譲したことにしたほうが深海棲艦の姿勢も変わるのではないかと考えた」

提督「なるほど、そういうことか……」

W大佐「戦わずに済む前例ができれば、それに従う他の深海棲艦が現れる希望も持てる」
省10
699: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:36 ID:Q55X+O8qo(19/20) AAS
W大佐「これから海軍を離脱し、深海棲艦と一緒に暮らそうという君もまた、排除されるべき敵と認識されるはずだ」

W大佐「これまで艦娘を救うことに尽力してきたという君が、そういう強硬派、過激派と言える艦娘と躊躇せず戦えるのか」

W大佐「その覚悟があるのかを、確かめておきたかった」

提督「……なるほど。そいつは想定外だった」

提督「深海棲艦を無条件で敵視する艦娘か……まあ、いるんだろうな。何言っても聞く耳持たねえ困った奴が」ハァ…
省10
700: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/11/10(木)22:37 ID:Q55X+O8qo(20/20) AAS
今回はここまで。
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