【艦これ】提督「鎮守府が罠だらけ?」ニコ「その2だよ」【×影牢】 (968レス)
【艦これ】提督「鎮守府が罠だらけ?」ニコ「その2だよ」【×影牢】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/
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434: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 22:58:31.34 ID:r0JdSGTYo 牛頭「この嬢ちゃんたちは、本当ならここで働く必要はねえんだよ!」 牛頭「この野郎がいるってんで、わざわざこっちに訪ねてきて、俺たちの仕事をやらせて欲しいって言ってきてんだ!」 馬頭「おかげで俺たちゃあ暇で暇で! 筋肉がなまって仕方ねーんだよ!」ムキッ 提督「あー……」 牛頭「頼むぜ兄ちゃん! こっちに来た時ゃあ少し手加減してやっからよ! ちょっと助けてくれよー!」 提督「……」ウーン 利根1「あの男は地獄に来るかのう……?」 牛頭「そうなの
か?」 利根2「艦娘に対してだけは激甘じゃからのう。助けて、と言えば誰でも助けてくれるんじゃないか?」 馬頭「本当かよ。そういえば、お前もさっき助けてっつったよな」 牛頭「ああ……」 提督「しゃあねえな……うまくいかなくても文句言うなよ!」 利根3「助ける気になったみたいじゃのう……」 馬頭「あー、ありゃ地獄に来ねえや。来ても俺たちと同じになりそうだぜ」 利根4「そうなのか! ならばなおのこと、ここを離れるわけにはいかんな!」ワクワク 提督「いや、俺はそういうの御免だぞ!? 面倒臭えのは嫌だからな!」 利根1「
なぬぅ!?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/434
435: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 22:59:16.32 ID:r0JdSGTYo 牛頭「……怠惰の罪で向こうに堕とされそうだな」 馬頭「ああ、あっちのハーデスの叔父貴あたりの区画のほうか」 提督「それに俺はまだそっちに行く気はねえぞー!」 馬頭「だよなあ。あそこから顔出してるってことは、まだあいつ三途の川を渡ってねーし……」 提督「それより利根! お前らのやってることは逆効果だぞ、そこの獄卒たちの言う通り、とっとと帰ってこい!」 利根2「な、なにを言うか! それでは吾輩たちの無念を晴らせぬではないか!」 提督「何言
ってんだ、むしろ、お前らがかまってやってるから、そいつが喜んでんだろうが」 利根3「なんじゃと?」 提督「そいつがお前らを殺して飾ってたのは、ずっと自分の手元に置いておきたかったからじゃねえのかー?」 提督「確かそいつの望みは、笑ったり怒ったりするお前らのいろんな姿が見たかったって話だったよな?」 提督「お前らがそんな恰好でそいつを取り囲んで、怒ったり罵ったりしてるのも、同じ状況じゃねえのかよ!」 利根4「……!」 提督「大勢の利根に注目されてることを嬉しがってんだよ、そいつは!」 提督「今お前らがやってる
ことは、ある意味そいつの望みをかなえてやってるのと同じなんだよ!」 利根1「そ、そうなのか……!?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/435
436: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 23:00:03.40 ID:r0JdSGTYo 牛頭「そうだよ! あの兄ちゃんの言う通りだ!」 牛頭「俺も長いこと亡者を痛めつけてるが、そいつの悲鳴は苦痛って感じじゃねえんだ! 全然こいつへの戒めになってねえ!」 利根2「だ、だとしたら、吾輩たちはどうすればいいんじゃ……!?」 提督「そうだな……そいつのことは忘れて、全然違うところで幸せになりゃあいいんじゃねえの?」 提督「そいつが寝取られ趣味でなけりゃあ、お前らに見向きもされなくなった方がつらいと思うぞ?」 馬頭「あ、俺それわか
る。カミさんに無視されんの、すげえ勘えるわ」 馬頭「うちのカミさんに愛想尽かされたら、寂しくて死ぬかもしれねえ」 利根3「なんと……おぬし、妻帯者であったか」 馬頭「そこ驚くとこかよ!?」 提督「そういうわけだから、どんな形になってても利根が好きな奴なら、お前らに二度と会えないようにした方が拷問になると思うぞ!?」 利根たち「「……」」カオヲミアワセ 提督「そんな奴のために、お前らが時間を使ってやる必要はねえ! 忘れちまえ、そんな奴!」 利根4「そのほうが、良さそうじゃのう……!」 牛頭「!!」 http://ex14.vip2c
h.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/436
437: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 23:01:01.15 ID:r0JdSGTYo 亡者「えっ、ちょっと待っ」 利根1「……こやつがあからさまに焦ってる辺り、まさしくそういった思惑があったのじゃろうなあ」ジロリ 利根2「うむ、そのようだ……二人とも、吾輩たちの我儘のために、おぬしたちの仕事を奪ってしまって、申し訳なかった」ペコリ 馬頭「お、おう。まあ、嬢ちゃんたちが恨みを晴らしたい気持ちもわかるからな」 牛頭「あんなに鬼気迫る感じで責めてたんじゃあ、余程の恨みがあったんだろうしなあ……ま、とにかくわかってもらえたんならあ
りがてえ」 牛頭「ここから向こうの針山の左側の道を一里ほど行くと、図体のでかい髭面の親父がいるからよ。帰り道はそいつに訊いてくれ」 利根3「承知した。何から何まですまんな」ペコリ 利根4「では参ろうか。提督よ! おぬしにも礼を言うぞ!!」ブンブン 亡者「待ってくれ! 利根! 利根えええ!!」 牛頭「おー、やっと悲鳴が悲鳴らしくなったぜ。兄ちゃん、あんがとな!」 提督「おう! ところで知ってたら教えてくれ!」 牛頭「なんだあ!?」 提督「元の世界に戻りたいんだが、どこ行きゃいいんだ!?」 馬頭「なんだお前、現世に
行きたいのか!?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/437
438: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 23:01:46.26 ID:r0JdSGTYo 牛頭「だったら適当に歩いて行け! お前が行きたい方向に、花が避けて道ができるはずだ!」 提督「マジか……わかった!! ありがとうな!!」 馬頭「こっちこそありがとなー!」 トプン 馬頭「ふー……やっと俺たちも仕事ができるぜ」 牛頭「お前、カミさんに無視されたとかあったのかよ」 馬頭「最近まともに仕事できなかったからなあ。筋肉が落ちたもんで、あんたみたいな駄馬は知らないって言われてよ〜」ハハハ 馬頭「ま、これで俺の運動不足も解消できるし……
」 牛頭「そうだな。張り切っていくかあ!!」 亡者「あ、ああ……」ガックリ 牛頭「がっかりしてないで、お前は自分の罪を悔いてろっての……よっ!」ドスゥ 亡者「ぎゃあああああ!」 馬頭「おお、いい悲鳴だねえ。やっぱ地獄はこうじゃねえとなあ!」ゴギャッ 牛頭「今度からはああいう特別ゲストは招かないほうがいいな。他の亡者も裸の女にいろめきだってたし、なあ!」グシャッ 馬頭「そうだな、変に希望を持たせるような対応は良くねえな」ドシュッ 牛頭「地獄だもんな、ここ!」 牛頭馬頭「ぎゃははははは!!」 http://ex14.vip2ch.com/test/rea
d.cgi/news4ssnip/1515056068/438
439: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 23:02:31.36 ID:r0JdSGTYo * 花畑 * 時雨「随分長い間、話し込んでたと思ったら、そんなことがあったんだ……」 提督「まあな。あとはあそこの利根たちが、まともな鎮守府に行ければいいんだが」 提督「そこの獄卒が言うには、目的地まで花が道を開けてくれて、俺達が行きたい場所に案内してくれるらしい」 時雨「そうなの?」 提督「ああ、試してみようか」スクッ 提督「現世に戻る道はどっちだ……?」スッ 花<ザワッ 花<ザザザザァ…ッ 提督「おお……すげえ」 時雨「道が開けた……
本当に花が避けてくれてる」 提督「よし、そうと決まりゃあ、行くとするか。時雨もいいか?」 時雨「うん!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/439
440: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/06/25(土) 23:04:28.77 ID:r0JdSGTYo というわけで、今回はここまで。 書き始めた頃はこんな設定がなく、書いてる間に二転三転してましたが、 この形がしっくりきたので提督の正体はこんな感じです。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/440
441: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2022/06/26(日) 00:13:54.49 ID:dCCTzD4vo おつおつ。めざせハッピーエンド http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/441
442: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:54:16.35 ID:aL/lLQ8Vo 今回もフラグ回収編です。 続きです。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/442
443: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:55:17.44 ID:aL/lLQ8Vo * * 提督「行けども行けども同じ景色だな」 時雨「道ができてるとはいえ、進んでいるのかもわからないくらいまっすぐだね」 提督「ったく、どこまで行けば……ん?」 時雨「……女の子の声、かな?」 提督「……」 時雨「なんだか泣き叫んでる感じがするね」 提督「聞き覚えのあるような声じゃねえが……ちょっと行ってみるか」 時雨「あっ、提督待って!」タッ * * 「やーだーーー! いっしょにいるのーー!!」ビエェェェン スキンヘッドの壮年男性「これ
はどうしたものか……」 小太りの中年男性「このまま見過ごすわけにはいかんでしょう」 壮年「……しかし、これはどう手を付けたらいいか、わからんぞ」 中年「あの抱きかかえた艦娘をどうにかせねばなりませんな……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/443
444: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:56:01.80 ID:aL/lLQ8Vo 時雨「なんだろう、誰かいるね?」 提督「行って見てみるか?」 時雨「うん、そう……待って。提督はここにいて」 提督「なんでだよ」 時雨「提督、自分の見た目が深海棲艦なの、忘れてる?」 時雨「その姿で人前に出てきたら、女の子が逃げると思うんだけど」 提督「……わかったけどよ……任せていいのか?」 時雨「うん。僕に任せてよ」 スタスタ 時雨「ん?」 時雨「んんん??」タラリ 大きな女の子「うわぁぁぁぁんん!!」 (身の丈4メートルあろうかとい
う5歳児くらいの巨大な少女が人形?を抱えて座っている) 時雨(……遠近感が無茶苦茶だよ……こんなに大きいだなんて思わなかったじゃないか)タラリ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/444
445: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:57:03.20 ID:aL/lLQ8Vo 壮年「ん? お前は……」 中年「あれは……見覚えがありますな。ああ、君! もしかして、君は艦娘じゃないか?」 時雨「え? あ、はい、そうだけど……この熊より大きいサイズの女の子は……?」 中年「申し訳ないが我々も良く知らないんだ。泣き声につられてきてみれば、我々の話を聞かずに泣きっぱなしでね……」 壮年「否、話はしたのだ。だが、この娘は聞く耳を持たん」 中年「言い方が悪いのですよ! このくらいの子にはもう少し優しく声をかけてあげないと
!」 時雨「……僕が、話してみようか?」 中年「お願いできるかい?」 壮年「……気を付けてくれ」 時雨「……」コクン ジリ…ッ 時雨「やあ、こんにちは」 女の子「ぐす……なあに? あなたも、このこをとりあげにきたの?」 時雨「この子? 君の持ってる、そのにんぎょ……う!? ま、待って! その人形、良く見せて……」 女の子「……あなたも」 時雨「……っ」ゾク http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/445
446: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:57:46.92 ID:aL/lLQ8Vo 女の子「あなたも、しょうかくをとりあげようとするの!?」 時雨「そ、それは」 女の子「こないでえええ!!」ブンッ 時雨「うわっ!?」バッ 女の子「しょうかくは、わたしのものなの! こないでよおおお!!」ブゥンッ 時雨「……やばっ……!!」 提督「時雨危ねえ!!」バッ ドガッ 提督「ぐお!?」ブットバサレ 時雨「い、いたた……提督!?」 提督「うぐ……」ゴロゴロ…ドサッ 時雨「提督、大丈夫かい!? 僕を庇って……!」 提督「くそ……痛くはねえが、頭が
グラグラしやがる……時雨は大丈夫か」 時雨「う、うん、大丈夫……!」 提督「なあ、あいつが抱えてる人形、艦娘じゃねえのか? 『しょうかく』とか呼んでなかったか?」 時雨「……そうだね。あれは、翔鶴型航空母艦の一番艦、翔鶴さんだ……!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/446
447: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:58:32.05 ID:aL/lLQ8Vo 中年「な、なんだ!? 深海棲艦が艦娘を庇っただと!?」 壮年「軍服を着ているぞ……何者だ」 女の子「だれにも……だれにも、しょうかくは、わたさない……!!」 翔鶴「……ぐぅ……!」ギリギリッ 提督「……ったく、どういうことだよ」ジロッ 女の子「……なあに? まだ、わたしたちをいじめるの?」グスッ 時雨「提督、睨んじゃ駄目だよ!」 提督「ちっ、やべえな、警戒されてら……こっちからは手ぇ出してねえだろうがよ、くそが」 時雨「……その提督の言葉遣
いが一番良くないと思うんだけど?」 ??「あら? もしかして……司令官?」 提督「あん?」フリムキ ??→暁「ひいっ!? し……深海棲艦っ!?」 提督「暁!? なんでお前がこんなところに!?」 暁「……え!? あ、あなた、私を知ってるの!? もしかして本当に、墓場島の、提督少尉なの!?」 提督「……参ったな、マジでうちの暁かよ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/447
448: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 21:59:16.82 ID:aL/lLQ8Vo 暁「参ったのは私の方よ!? 司令官が深海棲艦になっちゃうなんて……!!」プルプル 提督「それは俺も知らなかったんだから我慢しろ。そんなことよりここから離れろ、危ないぞ」 暁「え?」 女の子「……」テイトクニラミ 提督「くそ、あの図体で暴れられちゃたまったもんじゃねえ。隙見て逃げなきゃ……」 暁「あれは……あの子は」 提督「!? おい、暁!? 近付くな!」 時雨「暁!!」 暁「私、あの女の子、知ってるわ……」 提督「はあ!?」 時雨「どういうこ
と!?」 暁「……私、どうして忘れてたのかしら」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/448
449: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 22:00:02.16 ID:aL/lLQ8Vo 女の子「……」 暁「……ねえ、あなた、I提督でしょう?」 提督「!!」 中年「て、提督!?」 壮年「I提督……だと!?」 女の子「……」 暁「私、思い出したの。あなたのこと」 暁「だって、私にいろんなことを教えてくれた、最初の司令官だもの。忘れちゃったりしたらいけないわよね」 暁「だから……忘れてて、ごめんなさい」ペコリ 女の子「……え……?」 暁「ねえ、I提督……ううん、司令官!」 女の子「……!」ビクン 暁「司令官は、私のこと……暁のこ
と、覚えてる?」 女の子「……あ、か……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/449
450: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 22:00:46.93 ID:aL/lLQ8Vo 暁「私、司令官を一目見て、素敵な女性だと思ったの。司令官は、暁が見習わなくちゃいけない、理想なレディーだって」 暁「思った通り、司令官とのお話は、本当に楽しかったわ。いろんなことを教えてもらったし」 暁「レディーになるための普段の振る舞いとか、心がけとか……私の悩み事とかも! たくさんたくさん、聞いてもらったわ!」 女の子「……」 暁「それなのに、忘れちゃってて……本当にごめんなさい」 暁「なんで忘れてたかっていうと……怖かったんだと
思う。司令官と一緒にいるのが楽しかったから、余計に思い出したくなかったんだと思うの」 提督「……」 暁「司令官は覚えてるかわかんないけど、あの時、私は……司令官が怖くて逃げだしたの」 暁「たくさんの深海棲艦に囲まれて、鎮守府もたくさん攻撃されて」 暁「それで、司令官がずっと悩んでたの、私、覚えてるわ。資材がなくなって、補給もままならなくなって」 女の子「……う、あ……」 暁「それでも翔鶴さんが無理を押して出撃して、翔鶴さんが大破してぼろぼろになって……司令官が、ちょっと、おかしくなっちゃって」 暁「そのあと
……私、見ちゃったの。司令官が、翔鶴さんを……翔鶴さんのからだを、切り裂くところを」 提督「……!」 暁「ねえ、どうしてなの!? そんなに翔鶴さんを大事にしてたのに! 今だって、大事に翔鶴さんを抱きしめてるのに……!」 女の子「……ア、カ、ツキ……! う、ううう……!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/450
451: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 22:01:32.02 ID:aL/lLQ8Vo 暁「どうして、あんなことをしたの!? 司令官……暁に教えて」 暁「司令官は、暁のお話をちゃんときいてくれたわ! 暁も、司令官が困っていたら、お話を聞いてあげたいの!」 女の子「……」 暁「お願い、I提督……司令官!!」 女の子「……ママの……」 暁「……」 女の子「……ママの、おかおが、なくなっちゃったの……」 暁「……!?」 女の子「けーさつのひとがね、ママのおかおを……だれかが、もっていっちゃった、っていうの……」プルプル 暁「……!
!」 壮年「……っ!」 女の子「ママにあえなくて、さびしくて、かなしくて……」 女の子「すきなひとのおかおが、なくなっちゃうのは、いやなの……!」 女の子「しょうかくは、すき……すきなひと。わたしの、たいせつなひと……」 女の子「だから、どこにも、いかないように……だれにも、とられないように……!!」ギュ… 提督「……だから、翔鶴の首を……!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/451
452: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 22:02:16.83 ID:aL/lLQ8Vo 暁「……駄目よ……そんなことしちゃ、駄目よ」ウルッ 女の子「……」 暁「司令官は、人の心を思いやれるひとになりなさいって、教えてくれたじゃない」 暁「司令官は、人の痛みがわかるひとになりなさいって、教えてくれたじゃない……!」ヒシッ 女の子「……あ……」 暁「そんなふうに、きつく抱きしめたら、翔鶴さんが痛いって、いつもの司令官ならわかるはずよ……!」グスッ 暁「お願い! 翔鶴さんを……翔鶴さんを助けてあげて!」 女の子「あああ……!!」 暁「
司令官……! 思い出して! 司令官っ!!」ギュウ 女の子「あ、あああ、ああああああ!!」 ゴォッ! 中年「突風が……!」 提督「……な、なんだ……?」 時雨「見て、女の子が……!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/452
453: ◆EyREdFoqVQ [sage saga] 2022/07/16(土) 22:03:01.78 ID:aL/lLQ8Vo 女の子「し、しょうかくぅ……!」チンマリ 翔鶴「う……」フラッ 暁「翔鶴さん大丈夫!?」ガシ 翔鶴「え、ええ……ありがとう、暁ちゃん」 提督「元のサイズに戻った……のか?」 時雨「みたいだね……」 女の子「ごめん、なさい……ごめんなさい、しょうかく……」グスグス 翔鶴「……I提督」 女の子「いやだったの……しょうかくが、どこかにいっちゃうのが、いやだったの……」グスッ 女の子「うみのそこにしずんだら、あえなくなっちゃう……それが、いやだったの……!
」 女の子「はなればなれに、なりたくなくて……ごめんなさい……ごめんなさい!!」ボロボロボロ 翔鶴「I提督……私こそ、申し訳ありませんでした」 翔鶴「あなたの言う通りにしていれば、私も大破しなかったかもしれなかったのですから……」ダキヨセ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515056068/453
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