男「元奴隷が居候する事になった」【安価有】 (596レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(簡易版) レス栞 あぼーん

56: [saga] 2017/11/10(金)00:13 ID:uuR+QXp40(1/9) AAS
「ところでさ、サンディ」

「ご主人様、どうされました?」

朝食を終えてホッと一息ついた頃。

僕は片手に朝淹れたコーヒーを、サンディはオレンジジュースを持って、

お互いソファに向き合うように座っている。
省19
57: [saga] 2017/11/10(金)00:35 ID:uuR+QXp40(2/9) AAS
少しの間、サンディは黙ったままだった。何かを考えている様子だ。

それから、ぽつりと声を漏らした。

「私は、今まで生きてきた環境で、道具のように扱われてきました」

「うん」

「気に入られなかったらひどい事をされて、ご主人様の機嫌が悪くてもひどい事をされて。
 機嫌が良いときこそ悲鳴が聞きたくなるという理由で、痛い事をされてきました」
省23
58: [saga] 2017/11/10(金)00:42 ID:uuR+QXp40(3/9) AAS
睡魔の都合にて小休止。現行で書いているゆえ、ゆっくりペースで恐縮です。
62: [saga] 2017/11/10(金)05:09 ID:uuR+QXp40(4/9) AAS
それからしばらく経って、ようやく落ち着いた頃、幼い顔が懐から離れる。

ぐずぐずの顔になっているサンディにティッシュを渡した。

びろんと鼻水がワイシャツに染み付いたのを恥ずかしがりながら、彼女は慌てて鼻をかむ。

一呼吸のちに、すん、と鼻を鳴らしながら言葉を紡いだ。
省7
63: [saga] 2017/11/10(金)05:12 ID:uuR+QXp40(5/9) AAS
「気にしないで」

そう言いながら僕は彼女に微笑んでみる。

心に形は無いから、先ほどのはあくまで例え話の一環。

これから彼女に起こるのは幸せな事柄ばかり。祝福の花吹雪で毎日を過ごすのだ。

たった一年の間だけとはいえ、僕がそうしてみせる。
省5
64: [saga] 2017/11/10(金)05:50 ID:uuR+QXp40(6/9) AAS
さて、今日はもともと探偵事務所が休みの日付だ。

折角ならサンディを連れてどこか外出でもしてみようか。

ふと改めて彼女の恰好をまじまじと確認してみる。

藍色を基調とした無地のパーカー、飾り気のない白いスカートに黒いタイツ。

これは服の下にある古傷を見せないための配慮なのか。
省14
65: [saga] 2017/11/10(金)06:13 ID:uuR+QXp40(7/9) AAS
本日の予定が決まった後は準備をしなければ。

部屋着から外出用の服に着替え、髪のセットや髭剃りなど身支度を整える。

その間にサンディはテレビをずっと見ていた。

朝のニュースは芸能界の何某な話題にシフトしており、彼女にとっては馴染みのないネタだと思うが

どうやらテレビ自体を見ることが物珍しいらしく
省16
66: [saga] 2017/11/10(金)06:36 ID:uuR+QXp40(8/9) AAS
どうにか読解を終えて、軽くため息。なんか無駄に頭を使った気分だ。

ふと手元に握った封筒から何かの紙切れがヒラヒラと落ちていく。

そのまま自分の足元に着地したので拾い上げてみた。

ほぅ、なるほど。これは割と良い物かも知れない。

「ただいま」
省20
67: [saga] 2017/11/10(金)06:38 ID:uuR+QXp40(9/9) AAS
ここで一息。時間を見繕ってから改めて着手します。
一言だけでもレスは割と嬉しいもので。読んでくださる方々に感謝をば。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.230s*