提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」 (773レス)
1-

1
(7): ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:40 ID:W28dYlD9O携(1/39) AAS
独自設定ありマッスル

SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com
2: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:41 ID:W28dYlD9O携(2/39) AAS
提督「あ゛あ゛ん?ぼのぼのぉ…今何か言ったか??」

曙「黙れって言ったのよこのハゲ提督」

提督「は…ハゲてないし!?」

曙「デブ提督」

提督「ちょっとふくよかなだけだし!?」
省6
3: [sagesaga] 2016/11/04(金)18:42 ID:W28dYlD9O携(3/39) AAS
金剛「テートクー…死ぬDeath!!!」ナイフ!!

提督「HAHAHA相変わらず、愛情表現が過激だな金剛!!」ナイフ受け止め

金剛「榛名の恨み、ここで晴らしマス!!」

提督「はぁ?まだそんなことを言ってるのか貴様は。あんな性玩具としても兵士としても中途半端なカス虫にいつまで執着してる?…いい加減、現実を見ろ」

金剛「」ブチィッ
省5
4: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:43 ID:W28dYlD9O携(4/39) AAS
提督「…」

提督「」…引き出し開け

提督「」写真

提督「」ハルナ…
5: [sagesaga] 2016/11/04(金)18:43 ID:W28dYlD9O携(5/39) AAS
雷「遠征から帰ってきたわよ」

提督「よし下がれ」

雷「…ねえ…。もう少し愛想をよくしたらどうかしら…?。私は別に気にしないけど、暁とか電に褒める言葉も何もなくそんなこと言って、あの子たちが毎回どれだけ傷ついてるか分かってるの?」

提督「はっ。俺の知った話ではないな。お前たちは兵器だ。馬車馬のように無言で俺のために働くのが仕事だろ?」

雷「…私たちにだって感情はあるんだから…!!。いつか背中を刺されないように気をつけなさいよ…!!」
省3
6: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:44 ID:W28dYlD9O携(6/39) AAS
加賀「…」

提督「おいおいノックもなしにいきなり入ってくるのはご法度だろう?。俺が貴様ら性玩具で遊んでる最中だったらどーするんだ??」

加賀「…」書類バサッ

提督「床にまくなよ!?さっさと拾え!!解体するぞ!!!」

加賀「…」書類踏みつけ
省3
7: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:45 ID:W28dYlD9O携(7/39) AAS
伊19「オリョール50周…終わったの…」

提督「おおそうか」

伊19「これで…休みが貰えるのね…」

提督「ん?おいおいなんだこの書類は、インクが溢れてて出撃回数のところが隠れているぞ?」

伊19「!??そんなはずは!!??」
省8
8: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:46 ID:W28dYlD9O携(8/39) AAS
提督「」

提督「」つ携帯

提督「」もしもし…
9: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:47 ID:W28dYlD9O携(9/39) AAS
五月雨「い、伊19さーん…!」

伊19「…?…あぁ、五月雨なのね」

五月雨「どこに向かおうとしているんですか…?」

伊19「決まってるのね、オリョクルなのね…」

五月雨「で…でも今日のノルマはさっき終わらせてましたよね…?」
省7
10: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:48 ID:W28dYlD9O携(10/39) AAS
五月雨「…」

五月雨「」携帯

五月雨「」もしもし…
11: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:48 ID:W28dYlD9O携(11/39) AAS
艦娘とは。
孤児や行き先のなくなった子供、その他様々な理由で『改造』を望んだ少女が行き着く姿。
人間の体に、艦という型をあてがい整形し、人間を兵器へと昇華する技術。

故に艦娘は。
艦としての記憶と己の元の記憶の二つを併せ持つ。

『君にこれから着任してもらう鎮守府は、少々特殊な鎮守府になる予定だ』

総督は語る。

艦娘になるには様々な条件がある。
本人の身体能力。
あてがう艦との相性。
省1
12: 2016/11/04(金)18:49 ID:Q3DESL6Ao(1/2) AAS
「」の後ろに地の文擬きみたいな手抜きの糞文章付けるの流行ってるの?
13: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:49 ID:W28dYlD9O携(12/39) AAS
ゆえに、その存在は希少。
どこもかしこも戦力不足で悩まされる我が国は、当然。

艦娘になりたいと、この海を守りたいと志願するものだけを採用していたら、すぐに戦力不足に陥ってしまう。

『…わかってくれ、この国のためなんだ』

ゆえに強制する。
全国の少女たちの中から適合性がある者を探しそして、簡単な勧誘をしても艦娘になってくれない少女は…。

ならざるを得ない状況になってもらう。
省3
14: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:50 ID:W28dYlD9O携(13/39) AAS
『きっと私は地獄に落ちるだろう。だが…。100年先の未来にもこの国を残すために、私の行なっていることは、間違っているが、間違っていないと私は信じている…』

自分がこれから着任する鎮守府の艦娘は。
そうした、戦う気のなかった、ならざるを得ない状況に追い詰められた、海になんて興味もなく戦う理由も見出せない、そんな少女たちが集まる鎮守府だそうだ。

…私は悪魔にならなければならなかった。
年端もいかぬ少女に強制的に武装させ、戦地へと向かわせる。

考えるだけで心が張り裂けそうだ。
…だが、そんなことは提督になると決まったその時から覚悟している。
15: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:51 ID:W28dYlD9O携(14/39) AAS
私は鎮守府に着任する前に、着任する予定の鎮守府の視察を行った。

案の定、状況は最悪だ。

戦う意味を見出せない艦娘達に戦闘意欲はなく。
なおかつ、あろうことか艦娘同士の仲も最悪であった。

…全ては前任の提督の行い。

優しい前任の提督は。
どの艦娘からも好かれる素晴らしい提督だった。
理想の提督であった。
この鎮守府はうまくいくはずであった。
省2
16: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:52 ID:W28dYlD9O携(15/39) AAS
提督に褒められたい一心で。
先陣を切り、怪我をする者。
功を焦って、被弾する者。
武功を取り合って、争う者。

どんな艦隊編成を組んでも、艦娘同士の仲は最悪で。

団結力のない艦隊で勝てるはずもなく。

優しい前任の提督は、無数の敗北と無数の死傷者を出しその席を追われた。

視察から数日。
私は悩んだ。
どうすればいいか。
省4
17: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:52 ID:W28dYlD9O携(16/39) AAS
結果は劇的。
効果は抜群。

最悪の提督として君臨した私に。
艦娘は皆反発し、そして。

団結した。

今までなかったものが鎮守府には生まれた。

功を焦る者はいなくなり、艦隊にかばい合いが生まれた。
命を捨てて突撃するなど危険な戦闘を行うものはいなくなった。
艦娘同士の間には私への悪口という共通の話題が生まれ、会話が増えた。
省5
18: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:53 ID:W28dYlD9O携(17/39) AAS
提督「だが、やはりつらいな…」

年端もいかぬ少女に無茶な命令をし、恐ろしい提督として君臨し続けなければいけない私。

あぁ、そうだ。
私はつらいんだ。
自ら選んだこの修羅の道。
しかし、周りの全てに嫌われなければならないこの役回りは…。しかも少女達に嫌われなければならないというこの行いは…。

非常に、その、心にくる。

なるべく嫌われる見た目になるように、炭水化物を多く取り肥え、ハゲを演出するために頭の一部の髪を剃る。そしてヒゲを汚く生やし不摂生な見た目を演出。
極め付けに鏡の前で何日もかけて練習した、下卑た笑顔。
省2
19: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:54 ID:W28dYlD9O携(18/39) AAS
五月雨「…提督?」

提督「うおっ!?…ノックをしろといっているだろう。…五月雨か」

五月雨「潜水艦の50回分の出撃記録です」

提督「…すまない、ありがとう」

彼女は唯一。
私の『演技』を知っている者。
着任してすぐ、まだ私がクソ提督の演技が板につかないうちにひょんなことからバレて私の嘘に気づいしてしまった子。
省5
20: ◆VENk5mkP7Y [sagesaga] 2016/11/04(金)18:54 ID:W28dYlD9O携(19/39) AAS
扉から出ていく五月雨を見送る。

私がクソ提督で居続けることができるのも彼女の存在が大きい。

私が言った無茶な命令や暴言を、彼女が裏で今回の潜水艦達へ行ったようになんとかする。

そしてそんなコンビネーション以上に。
私の心は救われていた。
きっと、本当に鎮守中の少女誰一人からも嫌われたら、クソ提督を続けることなんて果たしてできないであろう。

彼女は、彼女が思っている以上に、私の役に立っている。
1-
あと 753 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.397s*