【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン (776レス)
【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473930004/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2016/09/15(木) 20:59:57.28 ID:KpK00xl90 縛から解かれた飛竜は怒り狂い、猛っていた。 己を捕らえて痛みを負わせた者を焼き、ソウルを食らう事だけが、怪物の目的となっていた。 ヘルカイト「グギャアアアアアアアアアアアアア!!!」 だが、かの竜達の『出来損ない』としてこの世に生を受けた者には、知恵など無く、 ただ目の前の戦士にのみ、敵意を向けていた。 ゴワァ… 真っ黒に開かれた飛竜の口内から、熱がせり上がる瞬間、ソラールは雷を投擲する。 バジィン! ヘルカイト「ギャウウウッ!」 放たれた雷は飛竜の右目を射抜き、黒煙と共に眼球を焦がした。 しかし飛竜は倒れず、頭を大きく振って痛みを紛らわせる。 ソラールは二投目を行う為に、掌にあるタリスマンに祈りを込める。 バッ! ソラール「!!」 そしてソラールの手に雷の槍が現れはじめた時、 飛竜は予想を超えた速さで、ソラールに照準を向け… ド ゴ ー ー ッ ! ! 山と積まれた火薬が炸裂するような音を立てて、その鱗が密集した背中を爆発させた。 ソラール「おおっ!?」 おびただしい量の鱗を撒き散らしながら、飛竜は崩れ落ちる。 口からは火柱ではなく火の粉を散らせ、全身から黒煙を上げながら、竜の残骸は徐々に形を霞ませていく。 やがて霞が晴れる頃、太陽の戦士の視界に、 跪いた男と、その男を支える鎧姿の女が入った。 コブラ「よお…ちょっとタバコくれないか…?」ゼェゼェ… ソラール「………タバコ?…」 顔色の悪い男はそう言うと、力なくニヤリと笑ったが… スッ… 急に演技をやめた役者のように、みるみる元気になって立ち上がり、頭を掻いた。 コブラ「なんだぁ?急によくなっちまった」ポリポリ… レディ「…なんか、だんだん貴方が仮病を使ってるように思えてきたわ」 コブラ「よせよぉ、そんな目で見ないでくれ。オレにもサッパリ分からないんだ」 コブラ「それにしてもアンタ、危なかったな。もう少しでバーベキューになるところだったぜ?」 ソラール「ん……あ、ああ…そうだが…」 奇抜としか言いようの無い格好をした男に無闇に話しかけられ、ソラールはまたしても困惑した。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473930004/27
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 749 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.013s