【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン (776レス)
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: [saga] 2016/11/02(水)14:54
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174: [saga] 2016/11/02(水) 14:54:17.48 ID:3Ea9QEps0 魔女の身体は、混沌の炎に半ばまで飲まれ、変質している。 ゆえに纏うのは混沌の炎であり、本来彼女の持っていた魔女としての本質も、失われている。 その本質があれば、コブラの指に嵌められた『老魔女の指輪』の効力を見抜くことが出来ただろう。 そして、指輪を強めている、コブラの中にある未知の力の存在すらも。 クラーグ「フフッ……クククク…」 クラーグ「面白い…魔女の言葉を解するか…」 コブラ「なんの話か分からんね」ニッ クラーグ「とぼけおって……まあ良い。その方がそそられる」 クラーグ「お前を殺し、そのソウルを見てみたい」ボォォ… 魔女の手に握られる魔剣の炎が、より強く輝きはじめる。 魔力の高揚に応え、力を増していく炎が、剣の刀身を伸ばしていく。 コブラ「さすがは魔女だ。そんな殺し文句を聞くのは、ここに来て以来初めてだ」 バフォオオーーッ!! 魔女が振り下ろした剣の炎は、天井を焼いてコブラの脳天を目指した。 しかしコブラはこれを回避し、踏み出した脚を軸にして、特大剣を振り回す。 ドゴオオン! コブラ「うおっ!?」 その特大剣が蜘蛛の脚の一本を切り飛ばそうとした瞬間、蜘蛛の脚の爪先から爆炎が放たれ、特大剣を弾き返した。 それだけに留まらず、コブラの身体さえも宙に舞わせた。 ビシーッ! 吹き飛ばされたコブラは壁に背中を打ち付け、地に伏した。 レディは一瞬コブラの元へ駆け寄ろうとしたが、それより前にやらなければならない事に気付き、行動に移した。 ドガッ! それは、魔女の注意を引きつけ、コブラに体力を回復する時間を与える事。 レディの上段回し蹴りは、魔女の人型としての腹部に向かったが、魔剣がその射線を遮る。 魔女に手傷は無く、彼女の唇は余裕を口にする。 クラーグ「お前も奇妙だ」 クラーグ「鉄の身体だが、そうではないな……人が鉄を真似ているのではない。鉄に人が宿っているのだろうな」 クラーグ「かつての私なら全てが見抜けたものを……口惜しいな」フフフ… レディ「それには同意ね。あなたには私が何で出来ているかなんて分からないでしょう」 クラーグ「分からぬな。まぁ、殺して覗けば見えもしようが」 レディ「それも無理よ。あなたには何も見えない」 クラーグ「やらねば分からぬわ」ニッ ブオオオーーッ!! レディのこめかみを狙った魔剣は、またしても空を切った。 後方へ跳んだレディは、魔女の出方を伺う。 レディ「!! 待ちなさい!」ダッ! だが、魔女の関心は再びコブラへと戻った。 地を駆ける蜘蛛は速く、アーマロイドの俊足を以ってしても、距離を維持するのがやっとだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473930004/174
魔女の身体は混沌の炎に半ばまで飲まれ変質している ゆえに纏うのは混沌の炎であり本来彼女の持っていた魔女としての本質も失われている その本質があればコブラの指にめられた老魔女の指輪の効力を見抜くことが出来ただろう そして指輪を強めているコブラの中にある未知の力の存在すらも クラーグフフックククク クラーグ面白い魔女の言葉を解するか コブラなんの話か分からんねニッ クラーグとぼけおってまあ良いその方がそそられる クラーグお前を殺しそのソウルを見てみたいボォォ 魔女の手に握られる魔剣の炎がより強く輝きはじめる 魔力の高揚に応え力を増していく炎が剣の刀身を伸ばしていく コブラさすがは魔女だそんな殺し文句を聞くのはここに来て以来初めてだ バフォオオーーッ!! 魔女が振り下ろした剣の炎は天井を焼いてコブラの脳天を目指した しかしコブラはこれを回避し踏み出した脚を軸にして特大剣を振り回す ドゴオオン! コブラうおっ!? その特大剣が蜘の脚の一本を切り飛ばそうとした瞬間蜘の脚の爪先から爆炎が放たれ特大剣を弾き返した それだけに留まらずコブラの身体さえも宙に舞わせた ビシーッ! 吹き飛ばされたコブラは壁に背中を打ち付け地に伏した レディは一瞬コブラの元へ駆け寄ろうとしたがそれより前にやらなければならない事に気付き行動に移した ドガッ! それは魔女の注意を引きつけコブラに体力を回復する時間を与える事 レディの上段回し蹴りは魔女の人型としての腹部に向かったが魔剣がその射線を遮る 魔女に手傷は無く彼女の唇は余裕を口にする クラーグお前も奇妙だ クラーグ鉄の身体だがそうではないな人が鉄を真似ているのではない鉄に人が宿っているのだろうな クラーグかつての私なら全てが見抜けたものを口惜しいなフフフ レディそれには同意ねあなたには私が何で出来ているかなんて分からないでしょう クラーグ分からぬなまぁ殺して覗けば見えもしようが レディそれも無理よあなたには何も見えない クラーグやらねば分からぬわニッ ブオオオーーッ!! レディのこめかみを狙った魔剣はまたしても空を切った 後方へ跳んだレディは魔女の出方を伺う レディ!! 待ちなさい!ダッ! だが魔女の関心は再びコブラへと戻った 地を駆ける蜘は速くアーマロイドの俊足を以ってしても距離を維持するのがやっとだった
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