【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン (776レス)
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148: [saga] 2016/10/19(水)18:12 ID:JH/Vb9Yk0(3/4) AAS
ボゴオオォーーッ!!!

ソラール「うおっ!?」

コブラ「うあっちちち!なんだぁ!?」

黒ずくめの女の赤熱した掌から、柱のような炎の塊が放たれた。
炎柱は光線のように竜へ向けて伸び、その身体に激突すると、巨大な爆発を巻き起こして薄暗い大空間に一瞬の真昼をもたらした。
竜がいた瓦礫の山は粉々に砕け散って辺りに飛散し、ソラール達の頭上に灰となって降り注ぐ。
竜は硬い鱗に守られてはいたが、全身を真っ黒に焦がし、炭の噴いていた。

貪食ドラゴン「フゴッ…ゴオォォ…」ズズズ…ズズズ…
省25
149: 2016/10/19(水)19:29 ID:fcNV+rncO携(1) AAS
何者なんだ黒いローブの女……
150: 2016/10/19(水)20:14 ID:TvxX/j0DO携(1) AAS
師匠!師匠じゃないか!
151: 2016/10/19(水)20:19 ID:vb5b4FqPO携(1) AAS
師匠ホント可愛いバカ弟子って言われたい
152: [saga] 2016/10/19(水)23:31 ID:JH/Vb9Yk0(4/4) AAS
黒いローブの女「なんだお前は」

ラレンティウス「あ、申し訳ありません。俺…私はラレンティウスと言います。その…まず言葉遣いの未熟さについて謝らせて下さい。俺にはそんな教養は無…」

黒いローブの女「なるほど。ザラマンと同じく、私の師事を求めているのだな。まぁ、火を見る者ならば、根源の火に憧れを抱くのも無理は無い」

ラレンティウス「それでは…」

黒いローブの女「だが、残念だがお前には才覚が無い。覚えられるものも有るだろうが、大成はありえんな」
省30
153: 2016/10/19(水)23:45 ID:VtbJzN+Ro(1) AAS
デートのお誘いですね分かります
154: 2016/10/19(水)23:53 ID:Ivj/e8Qqo(2/2) AAS
師匠かわいい!
155: [saga] 2016/10/20(木)15:02 ID:CU0PADL90(1/4) AAS
かつてぬかるみは無く、大空間が下水の一機構として機能していた時代、最下層からの汚泥を排水した石造りの大管があった。
管と最下層を繋ぐ道は今や塞がれ、後には管として機能した、石造りの個室だけが残っている。
その一室をある種の聖女が選び、のちの不死のため、そこに篝火を置いた。
しかし、篝火を囲むのは何も不死だけではないという事を、その聖女は予期していなかった。

ラレンティウス「不死になれたと知った時は、いっそ嬉しかった。これで原初の火を求めることが出来ると。それは呪術を知る者なら一度は夢に見る、憧れみたいなものでさ」

ラレンティウス「だから、あのお方に会えた時は天にも昇るような気持ちになった……なったんだが…」

ラレンティウス「思いもしなかったよ…まさか火に触れるどころか、俺には見ることも出来ないなんて…」

レディ「どんな物かも分からない物を求めるのって、そういう事よ。賭け事が好きじゃないなら、楽しいものじゃないわ」
省28
156: [saga] 2016/10/20(木)16:48 ID:CU0PADL90(2/4) AAS
黒いローブの女「聞いてるのか?」

コブラ「ん?ああバッチリさ。かなりの耳より情報だったもんで、ビックリしちまっただけさ。まさか目の前に神様の使いがいるとはね」

コブラ「しかも天使にしては、あんたの声は魅力的すぎる。天使ってのはもうちょっとイジメっ子みたいな声だとばかり思ってたよ」

黒いローブの女「私は魔女だ。天使でも神々でもない」

コブラ「魔女なら納得だ。それにそっちの方が好みだね」
省29
157: 2016/10/20(木)17:04 ID:bShvTGY1O携(1/2) AAS
コブラにかかったら根源の火とやらもガスコンロと大差無いかww
158: 2016/10/20(木)17:57 ID:VZFxmHaw0(1) AAS
しれっと才能があることが判明
159: 2016/10/20(木)20:10 ID:iC3t/xlXo(1) AAS
コブラの軽口に一切の違和感を感じない完成度の高さ
応援してます><
160: [saga] 2016/10/20(木)22:00 ID:CU0PADL90(3/4) AAS
レディ「ローガン?いいえ、知らないけれど」

グリッグス「そうですか……本当にどこに行ったんだ先生は…」

レディ「でも名前だけなら聞いた事があるわ。確かビッグハットとか……あっ、彼なら色々知ってたわよ」

戦士「えっ?俺?知らないって。どんな奴かは聞いた事があるってだけで、行方なんて聞かれても分からねえよ」

グリッグス「うーん…」
省22
161: 2016/10/20(木)22:28 ID:bShvTGY1O携(2/2) AAS
そりゃ言えんよな……
162: 2016/10/20(木)23:07 ID:wcRXIoFvO携(1) AAS
あれ?あいつ名前合ったのか
てっきり青ニートの親族かと思ったんだが
163: 2016/10/20(木)23:10 ID:MMdHJzjsO携(1) AAS
二代目青ニートって立派な名前があるだろ!
164: [saga] 2016/10/20(木)23:36 ID:CU0PADL90(4/4) AAS
ゲーム本編でも名前は無いです。心折れた戦士だけ本名への言及が無い=亡者化が進んでいて自分の名前を思い出せないから、紹介したくても出来ない。
という啓蒙です
エブリたそも、そういってゐる
165: 2016/10/21(金)09:32 ID:u/Z6bUP30(1) AAS
いつかブラッドボーン編もオナシャス
166: [saga] 2016/10/28(金)11:12 ID:Hb1zpgYd0(1/2) AAS
何かに追い立てられているかのように歩き出した戦士を先頭に、ソラール、グリッグス、ラレンティウスが続く。
毒を持ったぬかるみは依然として病み村の底に沈殿していたが、不思議と四人の動線を避けるかのように、彼らは身をよじった。
炎の魔女の言葉もあるが、竜に泥をすすられた為に量が減った事が、ぬかるみに溶け込んだ亡者に、いくらかの動く自由を与えていた。

黒いローブの女「コブラ」

四人に続いて、灰の丘を目指して歩こうとしていたコブラとレディを、魔女は引き止めた。
コブラはレディを先に行かせると、ズボンのポケットに手を突っ込んで、魔女に向き直った。
それは人の話を聞く時の、彼特有な癖だったが、今は葉巻も無い。

コブラ「話ね。俺との事を考えてくれたって訳でも無さそうだが」

黒いローブの女「ああ、お前の事では無いよ。お前がこれから出会うであろう、私の姉妹たちについてだ」
省27
167: [saga] 2016/10/28(金)19:06 ID:Hb1zpgYd0(2/2) AAS
魔女の願いに曖昧な応答を返したコブラは、先を歩いていたレディに追いつくと、四人の不死と共に灰の丘を登り、横穴に入った。
横穴の中は暖かく、壁は白い蜘蛛糸状の粘着物に巻かれた、いくつもの節くれで構成されていた。
ソラールが節くれの一つに触ると、節くれはかすかに脈打った後、冷えて固まり、その様子は蜘蛛糸の存在も相まって、横穴を進む一行に、蜘蛛に捕らえられた虫の断末魔を連想させた。

コブラ「きっしょくの悪い所だなぁここも。旅の勇者をちょっとはもてなせってんだよなぁ」

ソラール「確かに良い気はしないな。この壁は何で出来ているんだ?」

グリッグス「何かの繭にも見えるが…」

ラレンティウス「なんにしても知りたくないね。こういう物には、もう触らない方がいいぞ。何が入っているか知れたものじゃない」
省25
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