【咲 -Saki- SS】 大学編 - いちご味 - ちゃちゃのん「おかえりなさい」 (833ﾚｽ)
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293: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)00:06 ID:AHtRTqY30(1/15) AAS
ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ
洋榎「よっと、足元 気ぃつけるんやで〜」ﾄｯ
ちゃちゃのん「あ、うん… あっちゅう間の１５分じゃったの…」ﾋﾟｮﾝ
洋榎「そろそろバイトの時間やな」
省14
294: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)00:10 ID:AHtRTqY30(2/15) AAS
フレデリック「じゃ、撮影準備に入るから お二人ともこちらへ」ｺｯｺｯ
洋榎「あのイケメンな外人さんは何者や？ あの物腰、ただモンやないでぇ…」ﾋｿｯ
ちゃちゃのん「フリージャーナリストのフレデリックさん？ 前はニューヨークにおったそうじゃけど、従軍記者なんかもしとったらしいのぅ…」
ちゃちゃのん「でもそういうの感じさせん、陽気で気さくなええ人じゃよ♪」
省10
295: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)00:36 ID:AHtRTqY30(3/15) AAS
洋榎「にしても、ホンマに結婚式場の中なんやなぁ…」ｷｮﾛｷｮﾛ
ちゃちゃのん「ここは１８世紀フランスをイメージした『アイリスの間』ゆーそうじゃ」
洋榎「アイリスって、あのサ○ラ大戦に出てくる…？」
ちゃちゃのん「そん例えはよぅ分からんが、アイリスは『幸福』を表すフランス国花の一つじゃよ♪」
省18
296: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)00:40 ID:AHtRTqY30(4/15) AAS
洋榎「ちゃちゃは―――やっぱ、こういうトコがええんか？」
ちゃちゃのん「う、うん… そりゃぁ、大好きな人と一緒ならどこでもええ思うんじゃが…」
ちゃちゃのん「やっぱり、こういうトコでの結婚式とか… ずっと憧れとったよ―――」
ちゃちゃのん「ゆ、夢、見過ぎじゃろか……////」ｶｧｧｯ
省18
297: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)00:44 ID:AHtRTqY30(5/15) AAS
ロッキー「完了……」ﾎﾞｿｯ
洋榎「うぉっ、タキシード！？ 初めて着たんやけど、意外と似合ってまう自分がコワイで…」
ロッキー「少し、ここで待ってて……」ﾎﾞｿｯ
フレデリック「おぉ、なかなか良いね。 さっきの私服姿も良かったけど、そのタキシード姿もなかなかに魅力的だ♪」ｺﾂｺﾂ
省14
298: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)17:53 ID:AHtRTqY30(6/15) AAS
ｷﾞｨｨｨ…
ロッキー「お待たせ…」ﾎﾞｿｯ
フレデリック「お、花嫁さんのご登場だ♪」
洋榎「えっ―――？」
省15
299: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)17:54 ID:AHtRTqY30(7/15) AAS
フレデリック「それでは、結婚の誓いをお願いします」
聖職者「―――誓いますか？」
洋榎「あ、えと… ち、誓いますゥ……///」
ちゃちゃのん「…………誓います///」
省4
300: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)18:04 ID:AHtRTqY30(8/15) AAS
フレデリック「それでは、お次は指輪の交換をお願いします」
洋榎「うぅ、メッチャ緊張すんで……///」ｶﾀｶﾀ
ちゃちゃのん「…………///」
―――大学二年目の春、私は貴女と再会した。
省6
301: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)18:19 ID:AHtRTqY30(9/15) AAS
フレデリック「それでは、お二人の誓いのキスをお願いします」
洋榎「ち、誓いのキスて……////」
洋榎「えと、演技やろ……？」
―――貴方と再会してから…
省5
302: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)18:21 ID:AHtRTqY30(10/15) AAS
―――あの一年前の七夕の夜
屋根の上、視界の端で見た胡桃ちゃんは、あの時 何とゆーとったんじゃろう。
胡桃ちゃんの誕生日の夜、きっとあの日は二人にとって 特別なものだったはず。
あのバレンタインの日の、胡桃ちゃんの気持ちを想う。
省6
303: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)18:23 ID:AHtRTqY30(11/15) AAS
ちゃちゃのん「ヒロちゃん……////」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
洋榎「ちゃちゃ……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
洋榎「お、おぃっ！？」////
唇と唇が触れ合うほどに、大好きな貴女と近づくけれど…
省8
304: ケイ＠３章「オレンジワルツ」 [saga] 2015/12/24(木)18:35 ID:AHtRTqY30(12/15) AAS
パシャッ
ピトッ…
洋榎「へっ、指……？」ﾎﾟｶｰｰﾝ
フレデリック「グ〜〜ドッ！！ 最後のキスシーンは実に迫真だったね！！」
省7
305: ケイ＠今にも落ちてきそうな空の下で [saga] 2015/12/24(木)18:45 ID:AHtRTqY30(13/15) AAS
ちゃちゃのん「今日はちゃちゃのんの無理、聞いてもらってありがとうございました…」ﾍﾟｺﾘ
フレデリック「いやいや、恋人役の変更くらいお安い御用だけどさ…」
フレデリック「本当に、これで良かったの―――？」
ちゃちゃのん「」ｺｸﾘｯ
省5
306: ケイ＠今にも落ちてきそうな空の下で [saga] 2015/12/24(木)18:50 ID:AHtRTqY30(14/15) AAS
中学の頃―――
ちゃちゃのんは、鹿老渡を離れ呉に住んどった。
大好きだった婆っちゃをなくし、悲嘆にくれとったちゃちゃのんを元気づけてくれた人。
それが、あの幼い日に夢見たアイドルさんじゃった。
省6
307: ケイ＠今にも落ちてきそうな空の下で [saga] 2015/12/24(木)18:52 ID:AHtRTqY30(15/15) AAS
ある日、ちゃちゃのんは自分の今の境遇や悩みを
手紙にしたため、彼女のやっとったラジオ番組に投稿してみた。
程なくして、番組内で彼女がそれを読み上げ、真剣にお返事してくれた。
それが彼女の仕事じゃから…
省4
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