[過去ﾛｸﾞ] 【アイマス】シロー「今日から君たちのプロデューサーになった、シロー・アマダだ。」 (98ﾚｽ)
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66: 2015/08/25(火)21:18 ID:ClgqkKYuo(23/53) AAS
―――――
シロー「着いたぞ。」
伊織「案外早かったじゃない！これなら開演にも間に合いそうね。」
バタン――
シロー「伊織はここで待機してくれ。直ぐに取ってくる！」
省9
67: 2015/08/25(火)21:19 ID:ClgqkKYuo(24/53) AAS
―――――
伊織「ここがアンタの言ってた近道…？」
シロー「そうだ。なぜかほとんど車も通らないから、いつも助かってるんだ。」
伊織「それ、間違い無くこの長く続く如何にもな塀と関係あるわよ…。大丈夫なの？」
シロー「ま、まあ今まで一度も問題なかったし……今度も大丈夫だろ！」
省10
68: 2015/08/25(火)21:19 ID:ClgqkKYuo(25/53) AAS
ドンッ――
『おいコラ！兄ちゃん、ちょっと降りな。』
シロー「……直ぐに戻る、そこで待ってろ。何があっても動くなよ？」
ガチャ――
―――――
省15
69: 2015/08/25(火)21:20 ID:ClgqkKYuo(26/53) AAS
―――――
伊織「ちょ、ちょっとアイツ殴られて…！」
伊織「急いで警察に――」
コンコン――
伊織「ひっ！」
省13
70: 2015/08/25(火)21:21 ID:ClgqkKYuo(27/53) AAS
―――――
「親分、こいつですぜ。最近家の周りをうろついていた奴は。」
ドサッ――
シロー「…っ……！」
「親分の前だ、粗相の無いようにな。」
省15
71: 2015/08/25(火)21:21 ID:ClgqkKYuo(28/53) AAS
組長「いつも、ウチの娘がお世話になってますなあ、プロデューサーさんよ。」
シロー「…ここが雪歩の家で……そこの組長が雪歩のお父さん…？」
「おめえ、本当に知らなかったんだな…。」
シロー「最初からそう言ってるだろ！…だったら、早く離してくれ！今俺が行かないと雪歩達が――」
ドッ――
省9
72: 2015/08/25(火)21:22 ID:ClgqkKYuo(29/53) AAS
ドガッ――
組長「……こちとら芸能界なんて汚いところに大事な一人娘を放り込まれちまったんだ…。」
組長「それに…今のお前さんの話だと、お前さんのせいで雪歩に難儀を掛けていることになる、違うか？」
組長「親としてはな…そういうのは許せない。ってのも分かるはずだ。」
シロー「…確かに、俺の責任で今雪歩にも迷惑を掛けている……だから！俺はこれ以上……はっ！もうライブが始まってる……クソッ…！」
省7
73: 2015/08/25(火)21:22 ID:ClgqkKYuo(30/53) AAS
―――――
やよい『はわっ！その話は内緒だって言ったじゃないですかー！』
貴音『あら、そうでしたか？…それは失礼。』
響『自分もうっかりしてたぞー！』
やよい『うぅーひどいですよー！だったら貴音さんがこのまえプロ――』
省8
74: 2015/08/25(火)21:23 ID:ClgqkKYuo(31/53) AAS
高木「うむ…彼女たちの頑張りもあって、今のところ進行にはほとんど問題は無いな。」
律子「ええ、ですが…そろそろ限界かと。」
高木「何を弱気になっているのかね…と、言いたいところだが。…流石にトークだけで間を持たせるのは無理だろう。」
律子「一応、今日のセットリストにない曲も何曲かは考えています。そのくらいの対応ならあの子達にとって問題はないでしょうが…。」
高木「…みんな、はじめから全力でパフォーマンスをしているからな。やはり問題は、体力面か。」
省2
75: 2015/08/25(火)21:23 ID:ClgqkKYuo(32/53) AAS
―――――
「…やはりそういうことか。」
「ん…？なんだよおっさん、もったいぶって。」
「…このライブ、もしかしたら面白いものが見られるかもしれないぞ。」
「…わざわざ出向いてやったんだ、せいぜい楽しませてくれないとな、高木？」
76: 2015/08/25(火)21:24 ID:ClgqkKYuo(33/53) AAS
―――――
雪歩「律子さん！次、私が行きます！」
律子「雪歩、あなたはさっき…。」
雪歩「大丈夫です、亜美ちゃんやあずささんのおかげで十分に休めました！」
雪歩「それに…プロデューサーと約束しましたから。戻って来るまではなんとかするって。」
省10
77: 2015/08/25(火)21:24 ID:ClgqkKYuo(34/53) AAS
―――――
シロー「…どう言えば分かって貰えるんだ……。」
組長「娘は俺にとっちゃ命より大事なんだ…その娘をアンタは……。」
シロー「だから人の話を聞いてくれ！このままこうしていたら雪歩にだって――」
ガッ――
省11
78: 2015/08/25(火)21:25 ID:ClgqkKYuo(35/53) AAS
バン――
シロー「い、伊織……。」
伊織「…アンタが雪歩のパパね。」
組長「……なんだいお嬢ちゃん？今大事な――」
スタスタ――
省13
79: 2015/08/25(火)21:26 ID:ClgqkKYuo(36/53) AAS
伊織「そ、その怪我…転んだことにでもしておきなさい。」
シロー「あ…ああ。」
―――――
雪歩「クソッ！あの親父…余計なことしやがって！」
バキッ――
省10
80: 2015/08/25(火)21:26 ID:ClgqkKYuo(37/53) AAS
―――――
組長「お二人には、大変なご無礼を致しまして……この通り、お許し頂きたい。」
シロー「い、いえ！こちらが誤解させるような真似をしたのがいけないので…どうか頭を上げてください。」
伊織「そうよ！…も、元はと言えばコイツが勝手に家の前通らなきゃ良かったんだし…気にする事じゃないわ。」
シロー「たった一人の大事な娘さん、ですもんね。親だったら子を思う気持ちが一番強いのは、当たり前じゃないですか。」
省7
81: 2015/08/25(火)21:27 ID:ClgqkKYuo(38/53) AAS
―――――
バタン――
伊織「…いいの？雪歩の親とはいえ、ヤクザに協力してもらうなんて……。」
シロー「…こうなったら、もう手段を選んでいられない。この衣装と伊織を無事に届ける為ならな。」
伊織「大体こうなったのは、アンタが寝坊してたのが原因でしょ！少しは反省しなさい！」
省9
82: 2015/08/25(火)21:28 ID:ClgqkKYuo(39/53) AAS
―――――
伊織「ど、どうなってるの……？」
シロー「ラッシュタイムのはずなのに…車が一台も…伊織、あれを見ろ！」
伊織「く、黒塗りの高級車が交差点をふさいでいる……まさか…。」
シロー「俺たちは何か見たか。」
省7
83: 2015/08/25(火)21:28 ID:ClgqkKYuo(40/53) AAS
―――――
『――これより、１０分間の休憩となります。』
「竜宮小町のメンバーが一人も出てこなかったね。」
「プログラムもパンフに書いてあったのと順番が代わってるし。」
「……分からないか？そうしなければならない理由が奴らにはある…。」
省2
84: 2015/08/25(火)21:29 ID:ClgqkKYuo(41/53) AAS
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高木「…君たちはよくやった。だが、これ以上引き延ばすのはもう限界だろう…。」
春香「そ、そんなことありません！私たちはまだやれます！」
真美「真美だって全然いけるもん！」
高木「だが…今日は765プロ全員でのライブ、ということになっている。このまま続ければファンの期待を裏切ってしまう。」
省13
85: 2015/08/25(火)21:29 ID:ClgqkKYuo(42/53) AAS
―――――
シロー「もう少しだ、頑張れ伊織！」
伊織「わ、分かってるわよ……！」
律子「…プロデューサー！伊織ちゃん！」
シロー「律子か！遅くなってすまない、でもちゃんと衣装は持ってきたぞ！」
省12
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