【女の子と魔法と】魔導機人戦姫U 第14話〜【ロボットもの】 (642レス)
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3スレ目にかわりまして4スレ目がお送りします
◆22GPzIlmoh1a
[saga sage] 2014/07/20(日)21:21
ID:PGdg3XaSo(21/40)
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21: 3スレ目にかわりまして4スレ目がお送りします◆22GPzIlmoh1a [saga sage] 2014/07/20(日) 21:21:05.03 ID:PGdg3XaSo 明日美「…………分かったわ。 諜報部主任には私から話を通しておきます」 暫く考え込んでいた様子だった明日美は、小さな溜息を一つ吐くと、 そう言って執務机の引き出しから一枚のカードキーを取り出した。 魔力認証が当たり前となったご時世に、カードキーと言うのも中々アナクロだ。 だが、それ故に破りにくいと言う側面もある。 旧世代の電子錠を破るためのクラッキング装備では、巨大な物理錠は壊せない。 それと同じ理屈だ。 明日美はそのカードキーと、カードキーを読み込ませるための端末を取り出す。 明日美「それを持って受付に行きなさい。 彼女ならそれで分かってくれるわ。 但し、キーと端末は今から二十分以内に必ず返却しなさい。 ………いいわね?」 茜「…………はい」 どことなく思い詰めた伯母の様子に怪訝そうな表情を浮かべた茜だったが、 すぐに気を取り直し、神妙な様子で差し出されたキーと端末を受け取る。 明日美「会った諜報部の職員に関しては忘れなさい。 誰かに口外した場合はあなたでも二十四時間監視を申請するわ」 茜「……分かりました」 いつになく厳しい調子で言った明日美に、茜は緊張した面持ちで応えた。 そして、深々と一礼してその場を辞す。 明日美「…………ハァ……」 茜が立ち去った――魔力が遠のく――のを確認してから、明日美は深いため息を吐く。 アーネストも僅かに目を伏せ、何かを考え込んでいる様子だったが、 すぐに明日美に向き直って口を開いた。 アーネスト「茜君がこの任務を受けた理由は、月島レポートが目当てでしたか……」 明日美「母親に……明日華に悟られたくなかったのでしょうね……」 明日美はアーネストの言葉に頷くと、天井を振り仰いで呟き、さらに続ける。 明日美「特一級の権限で60年事件の事を詳しく調べていれば、 彼に当たりを付ける可能性はあるとは思っていたけれど……」 アーネスト「しかし、亡くなっている人間まで調べると言うのは……些か……」 明日美「あの子にしてみれば、少しでも事件の真相に繋がる情報を知りたいのでしょう……」 言葉を濁したアーネストに、明日美は遠くを見るような目をしながら呟いた。 事件の真実。 それこそが、月島レポートが重要調査報告書として位置づけられる原因だった。 生前の月島勇悟には、60年事件の首謀者と思われるテロリストとの繋がりがあったとされている。 それが判明したのは彼が逮捕されてすぐの事。 用意周到に抹消されていた痕跡の中に残った、僅かな数のアクセス記録。 それは、当時は既にテロリストの手に落ちていた、 第七フロート第三層にあったかつての山路技研へのアクセス記録だった。 詳細なアクセス先はと言えば、厳重にブロックされ、 現在もアクセス不可能となっている、技研のメインフレーム……中枢コンピューター。 最終の日付は逮捕される直前の物。 改めて尋問と言う、その直前になっての自決。 確定情報ではないが、確定的と言っても間違いない繋がりだ。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405857766/21
明日美分かったわ 諜報部主任には私から話を通しておきます 暫く考え込んでいた様子だった明日美は小さな溜息を一つ吐くと そう言って執務机の引き出しから一枚のカードキーを取り出した 魔力認証が当たり前となったご時世にカードキーと言うのも中アナクロだ だがそれ故に破りにくいと言う側面もある 旧世代の電子錠を破るためのクラッキング装備では巨大な物理錠は壊せない それと同じ理屈だ 明日美はそのカードキーとカードキーを読み込ませるための端末を取り出す 明日美それを持って受付に行きなさい 彼女ならそれで分かってくれるわ 但しキーと端末は今から二十分以内に必ず返却しなさい いいわね? 茜はい どことなく思い詰めた伯母の様子に怪そうな表情を浮かべた茜だったが すぐに気を取り直し神妙な様子で差し出されたキーと端末を受け取る 明日美会った諜報部の職員に関しては忘れなさい 誰かに口外した場合はあなたでも二十四時間監視を申請するわ 茜分かりました いつになく厳しい調子で言った明日美に茜は緊張した面持ちで応えた そして深と一礼してその場を辞す 明日美ハァ 茜が立ち去った魔力が遠のくのを確認してから明日美は深いため息を吐く アーネストも僅かに目を伏せ何かを考え込んでいる様子だったが すぐに明日美に向き直って口を開いた アーネスト茜君がこの任務を受けた理由は月島レポートが目当てでしたか 明日美母親に明日華に悟られたくなかったのでしょうね 明日美はアーネストの言葉にくと天井を振り仰いできさらに続ける 明日美特一級の権限で年事件の事を詳しく調べていれば 彼に当たりを付ける可能性はあるとは思っていたけれど アーネストしかし亡くなっている人間まで調べると言うのは些か 明日美あの子にしてみれば少しでも事件の真相に繋がる情報を知りたいのでしょう 言葉を濁したアーネストに明日美は遠くを見るような目をしながらいた 事件の真実 それこそが月島レポートが重要調査報告書として位置づけられる原因だった 生前の月島勇悟には年事件の首謀者と思われるテロリストとの繋がりがあったとされている それが判明したのは彼が逮捕されてすぐの事 用意周到に抹消されていた痕跡の中に残った僅かな数のアクセス記録 それは当時は既にテロリストの手に落ちていた 第七フロート第三層にあったかつての山路技研へのアクセス記録だった 詳細なアクセス先はと言えば厳重にブロックされ 現在もアクセス不可能となっている技研のメインフレーム中枢コンピューター 最終の日付は逮捕される直前の物 改めて尋問と言うその直前になっての自決 確定情報ではないが確定的と言っても間違いない繋がりだ
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