[過去ログ] 鳴護アリサ「アルテミスに矢を放て」 〜胎魔のオラトリオ〜 (917レス)
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540: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/15(火)11:06 ID:n2wAbo/H0(1/42) AAS
>>533-539
ありがとうございます

>>536
私が書いているのは上条さんの物語ではなく、上条さん”達”の物語ですので
ヒロインを軸に構成を立てています。あー……そうですね。例えば

【原作の構成】
ヒロイン「助けて!」→上条「任せろ!」→ドーン→上条「よしもう大丈夫だ!」→ヒロイン「抱いて!」
→インデックス「とうまは(ry

【SS】
ヒロイン「助けて!」→上条「任せろ!」→ヒロイン「私も戦う!」→上条「……よし、行くぞ!」→ドーン
省3
541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:09 ID:n2wAbo/H0(2/42) AAS
――フランス 某スタジアム

上条(あれから20程経って、俺達はデカいスタジアムの前にいる)

上条(安曇は尾行を警戒していたのか、何度か唐突な方向転換を繰り返してから、慎重にスタジアムへと入っていった)

上条(まぁ、ビルの壁面から壁面へ飛び移るのを尾行だなんて、空を飛んでない限りは無理だと油断しているのかも?)

上条(……あ、でもレッサーの機動性だったらいい勝負か。あの子、自動車と併走して走ってたし)
省24
542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:11 ID:n2wAbo/H0(3/42) AAS
上条「安曇は?俺達悪い奴らの後追ってきたんだよね?」

上条「こういう時は『よし!今のウチに追い詰めるぞ!』とか言って乗り込む展開じゃないの?」

フロリス「戦力揃ってないジャンか。元々ハーフ――中継役のワタシと『右手なし(Less- Right)』でどーしろっつーのさ?」

フロリス「あ、超巻き舌で言うと『れっさぁ』って聞こえなくもない」

上条「要るか?今の情報必要なくね?」
省33
543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:13 ID:n2wAbo/H0(4/42) AAS
フロリス「補助だったら『死の爪船(ナグルファル)』一択っしょ。あの子のアレは超エゲツねぇぜ」

上条「……多分、知りたくないし、関わり合いにもなりたくないんだけど、無理なんだよね?巻き込まれるんだよね、俺?」

上条「なんだかんだギャーびりびりーかぶぅっドーンっ……」

フロリス「どったん?」

上条「あ、あれ……?そういや、そうだ、そうだよっ!」
省22
544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:15 ID:n2wAbo/H0(5/42) AAS
レッサー『ちょっと進展があったのでご報告を。実はこっちに一人、”真蛇”が残っていまして』

上条「信者?」

レッサー『”Devotee(狂信者)”ではなく”真蛇”――あぁっと、説明が難しいですかね』

レッサー『鎌倉時代頃から乱心して額に角を生やす、と言う説話が広まりましてね。それを取り入れた能で、能面として確立されました』

レッサー『獣化というよりも、蛇化というべきでしょうか。道成寺の安珍と清姫が有名かと』
省17
545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:18 ID:n2wAbo/H0(6/42) AAS
――パルク・デ・プランス内

上条(夜のスタジアムは昼間の喧噪とは打って変わって――って、それはさっきやった)

上条(うんまぁ、アレだよね?いい加減”夜のなんちゃらシリーズ”も慣れたっつーかさ)

上条(スタジアム入り口から堂々と――警備員のオッチャン居ないし、鍵すらも掛かっていなかった――入った俺たち)

上条(……どころか、入り口脇にある警備室からマグライトを拝借する……)
省26
546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:19 ID:n2wAbo/H0(7/42) AAS
レッサー『日本の伝統芸能の一つ、KABUKIと似たような仮面舞踏、でしょうかねぇ』

レッサー『日本には、と言うか安珍清姫の時代から、”獣化”する人間が数多く報告されています』

上条「色々と端折って簡単にすると『男に裏切られた女が、蛇になって復讐する話』だっけか?」

レッサー『――で、合っています。そうなんですよねー、「蛇」なんですよ』

レッサー『生成りが「鬼のような角が半分生えた姿」であるのに対し、真蛇は「鬼そのまんま」っぽい感じ。般若って言った方が分かりやすいでしょうか』
省21
547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:20 ID:n2wAbo/H0(8/42) AAS
レッサー『まぁなんですかね、言うじゃないですか昔っから。「白蛇は神様の使いだ」って』

レッサー『あれもまた、順番が逆なんですよ。ぎゃーく』

上条「『レッサー……?』」

フロリス「『……ふーん?どうあべこべだってワケだよ?うん?』」

レッサー『神はどこにだって居たんですよ。山に、川に、海に、田に、花に、風に』
省11
548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:22 ID:n2wAbo/H0(9/42) AAS
――パルク・デ・プランス内 深夜

上条「いつから、だ?てかどういう事だよっ!?」

上条「お前、レッサーとどうやって入れ替わったんだ!?」

安曇『音、とは振動である。即ち空気を振るわせ、伝達させて発生している』

安曇『そう安曇氏族が悟ったのは、今からざっと1000年以上前の話だ』
省20
549: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:23 ID:n2wAbo/H0(10/42) AAS
安曇『そうじゃない。これ以上は無駄口になる、と安曇は言っている』

安曇『そもそもお前達がどこに居るのか、最初の設定を思い出して欲しいものだが』

上条「どこってそりゃ……スタジアムだろ?」

安曇『ほぼ正解だな。そこへ「野獣庭園が勢揃いしている」とつけば満点だ、と安曇は評価する』

フロリス「……あーぁ、言っちゃったよ」
省15
550: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:24 ID:n2wAbo/H0(11/42) AAS
――スタジアム通路 深夜

「――っざい、なっ!」

 夜の静寂を打ち破るように、右へ左へ真蛇に『槍』を叩き付けるフロリス。

 ギャリギャリギャリギャリっ!と、安曇阿阪へ斬りつけた時と同じく、鋼の爪は鱗の表面を虚しく削り取るのみ。
 彼女の武器が鈍器、もしくは『叩き斬る』大剣の類であれば、鉄塊で殴ったのと変わらない衝撃を与えられたのだが。

「しゃーない、なっと」
省21
551: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:25 ID:n2wAbo/H0(12/42) AAS
「ゲガアアアアァァァァァァァァァァァァッ!?」

 『風』を纏った剣は藁束を吹き飛ばすよりも容易く真蛇を薙ぎ払っていく。

「ヘイ、どーしたんだいリザードマン?格好だけグロくしたってコスプレの域を出てないよ、うん?」

 壁を蹴り、天井を這い、例外なく人体からかけ離れた動きを見せる真蛇。魔術知識も事前の報告も無しで奇襲されれば、文字通り致命的となる。
 だが大抵の魔術師がそうであるように、手の内を晒した相手ほど簡単にあしらわれるものは無い。絶大な異能を誇っていたとしても、学園都市では鉛玉数発で沈黙する事だってある。

 最初から――フロリスは『彼ら』を人間扱いなどしなかった。
 そういう獣、人によく似た何か、新種の爬虫類。その程度の認識へと落とした。
省16
552: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:26 ID:n2wAbo/H0(13/42) AAS
「げ、ぐルルルルルルルっ……!」

「ルルルルルルルルル……っ!」

「ルゥルゥルゥ……ゲゴォッ!」

 リザードマンが一斉に鳴き出す。感情の瞳で虚空を見つめ、カエルのように喉を膨らまして不吉な唸り声を上げる。

(なんだこれ?何しようって)
省24
553: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:28 ID:n2wAbo/H0(14/42) AAS
――スタジアム 入場ゲート前

上条(……俺の考えを一瞬で見抜いたフロリスは、消火器の爆発と共に俺を引っ掴んで跳んだ……飛んだ?)

上条(二人とも消化剤を頭から浴びたが、『翼』の力場のお陰でコントのようなオチは免れている)

フロリス「……ごめん、ちょっとヤバかったかも」

上条「こっちこそごめん」
省25
554: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:29 ID:n2wAbo/H0(15/42) AAS
上条「……何?下手するとコッチの会話丸聞こえだったり?」

フロリス「下手しなくてもそーでしょ?じゃなっきゃ遠隔操作でこっちの霊装へ介入出来ないし」

フロリス「一応聞くけど携帯を持ってきてたりは……?」

上条「……病院、だなぁ……」

フロリス「つっかえねー、超使えないジャン何やってんの?」
省28
555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:31 ID:n2wAbo/H0(16/42) AAS
上条「問題はどうやって、だよな。どうするかっつーか」

フロリス「敵は二種類、安曇と真蛇」

上条「戦えるのか?」

フロリス「真蛇達はキツいかなぁ。物量的にもだし、ワタシは高機動戦闘メインだからスタジアムの通路じゃ狭すぎ」

フロリス「マップ的に直線多いし、ベイロープがいりゃ楽勝なんだけどねー」
省28
556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:32 ID:n2wAbo/H0(17/42) AAS
フロリス「う、うん……?」

上条(ぎゅっ、とおずおず差し出されたフロリスの手を、俺は握る)

フロリス「え、これ――」

フロリス「震えてんの?マジで?」

上条「……情けねえ話だけどな。俺だって死ぬのは怖いし、嫌だよ。あんなイカれた連中相手にするんだから、余計にな」
省26
557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:34 ID:n2wAbo/H0(18/42) AAS
――スタジアム グラウンド中央

上条(月明かりすら差さぬ――そりゃ天井が閉じてるんだから当然だが――グラウンドへ俺達は降り立った)

上条(妨害して来る真蛇達の姿はない……それもその筈で、入り口付近には人とも蛇とも言えない屍体が散乱していたから、つまり)

上条(ここの”主”は仲間であろうが、同族であろうが、食物連鎖の前には関係無いって事で)

上条「……」
省28
558: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:35 ID:n2wAbo/H0(19/42) AAS
上条(まず目に入ってくるのは巨大な顎。アマゾン辺りに住む巨大なアリゲーターを彷彿とさせる)

上条(鋭く短い牙が規則的に生えた上下の口。口蓋の長さだけでも1mを優に超え、噛みつかれたら一撃で『持って行かれる』のは間違いない)

上条(次に体の3分の1を占める長い尻尾。それだけでも3、4mはあり大蛇のそれによく似ていた)

上条(先端が小刻みに震え、しなる鞭のように獲物を探しているのか……?)

上条(そして『それ』は立っていた。10mを越える体躯であるというのに、巨大な二本の足だけで!)
省5
559: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/15(火)11:36 ID:n2wAbo/H0(20/42) AAS
――スタジアム グラウンド

上条「……有り得ない、つーかアリエナイだろーがよ!」

安曇『それは”そちら”の常識。一つの道理がどこでも通用はしないだろう』

安曇『第一、ニンゲン達は「ミシャグジ」をなんだと思っているんだ?どう捉えている?』

上条「石の神様、もしくは蛇……とか、爬虫類の、だよな?」
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