[過去ログ] 鳴護アリサ「アルテミスに矢を放て」 〜胎魔のオラトリオ〜 (917レス)
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212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/04/30(水)10:35 ID:iVD6+Ji+0(5/30) AAS
柴崎「なら結構。ではまた後で」

鳴護「柴崎さん、その……」

柴崎「ここは自分に任せて先に行って下さい!」

鳴護「死亡フラグですよね、それ?」

柴崎「自分、この仕事が終わったらプロポーズするんです!」

鳴護「難易度上がってませんか?お相手も是非聞き出したい所なんですけど」

上条「てか意外と余裕あるじゃねぇか」

柴崎「いや実際に余裕ですし?黒い水溜まり、少し早く歩けば追って来られない程度の早さですから」

鳴護「あー……納得です。密室だと逃げ道がないんですけどね」

柴崎「と、言う訳で」

鳴護「……当麻君」

上条「すいません、ちょっと行ってきます、俺」

柴崎「えぇ危なくなったら逃げ出しますから」

上条「柴崎さん、その……」

柴崎「大丈夫、上条さん」

上条「だってさ!」

柴崎「――いい加減にしろ、上条当麻」

柴崎「はっきり言って足手まといだ。能力者でもないお前が『アレ』へ対抗出来るのか?」

上条「そりゃ大した事は出来ないかも知れないけどさ!」

上条「だからって見捨てていい理由になんか――」

柴崎「『最善は出来ない、だけど次善を尽くす』、そう言った自分の言葉を思い出せ」

柴崎「『最善』は今この場で『アレ』をどうにかする事。しかし自分達にはどうにもならない」

柴崎「『次善』は少しでも時間稼ぎをする事。好き嫌いじゃなく、しなくてはいけないから、する。それだけの話」

上条「……」

柴崎「今この状況下に於いてお前が出来る事は何だ?」

柴崎「君が守りたい相手は、誰だ?」

柴崎「間違えるな上条当麻、『優先順位』を」

上条「……分かった。行くよ、俺」

柴崎「早く。そろそろ『アレ』が移動し始めている」

『テケリ・リ』

鳴護「えっと」

柴崎「あぁ自分の心配は結構。危険手当も報酬に含まれていますからね」

上条(口調をまた元の今一頼りなさそうなオヤジへ戻し)

柴崎「ただまぁ個人的に一つだけお願い出来るのでしたら――」

柴崎「――リーダーの前で『良くやっていた!』と言ってくれたらな、と」

上条(あまりにも場違いな台詞に、俺とアリサは顔を見合わせて吹きだしてしまった)
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