[過去ﾛｸﾞ] P「俺が…タイムスリップ？」 (1002ﾚｽ)
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667: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/05(土)15:43 ID:iCp/PskMo(7/9) AAS
千早「大正解です。さすがはプロデューサー…って事ですかね」
少し考えれば分かることではあった。
律子が最初に千早を見たときに、「同じ事務所の子の付き添いだったみたい」って言ってたし
千早はもう一度弟君の墓を撫でて、立ち上がった。
立ち上がったり座ったり忙しないなとは思ったが、墓参りを途中でさえぎってしまった俺が悪いしな…
千早「…すみません、試すようなことをしてしまって。でも、私はやっぱりプロデューサーとしてはまだまだだと実感できました」
「…それは良かった」
省12
668: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/05(土)15:44 ID:iCp/PskMo(8/9) AAS
「…じゃあ千早、歌はどうしたんだ？」
出会ったばかりの頃の千早は歌にしか興味がない感じだったし、出会ってから1年経って歌以外の仕事も請けるようになったが…
相変わらず、歌は大好きだったと思う。
千早「…歌は、歌ってます。でも、アイドルは辞めるつもり…そういうことです」
「…そっか」
千早は特に悲しそうな顔をするわけでもない、ただ普通の顔でそういった。
省17
669: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/05(土)15:45 ID:iCp/PskMo(9/9) AAS
では、今日はここまで
今週は少し進みが良いので、今日か明日か明後日にも、少しですが投下しようかと思います
670: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土)23:30 ID:gTUM6SwXo(1) AAS
おつ
病んでなくてよかった
671: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:34 ID:Sc49wA2lo(1/8) AAS
短いですが投下します
672: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:35 ID:Sc49wA2lo(2/8) AAS
第五十章 Ｐ「我那覇」
「…って感じかな」
貴音が俺を呼んだ事、こっちに来て見た、765プロの皆の事。
そして皆にはまだ話していない、俺が１ヶ月で帰るということ
こっちに来てからの一週間を短くまとめて、千早に話す
千早は時々何かを考えるように下を向いたりはしたが、大きく驚いた様子はなかった
省6
673: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:35 ID:Sc49wA2lo(3/8) AAS
「やっぱり、この時代が夢、って所かな」
この話については、伊織の助言で「考えても答えが出ない事」と割り切って考えないようにしていた。
考えたところでそれを証明する方法なんてないわけだし
千早「…じゃあ、それについて私の推論を一つ」
また推論か…いや、この疑問については誰か納得できる意見をしてくれる人を求めていたところだ。
千早の意見で納得できるかどうかは置いておいても…誰かの意見を参考にするというのは、問題解決において最も重要なことだと思う
省10
674: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:36 ID:Sc49wA2lo(4/8) AAS
千早「参考になりましたか？」
「ああ…もう、それが答えでいいんじゃないかってくらいだ」
もしそれが真実でも…それを貴音に質問したら、貴音がしてくれたことが無駄になるので、答え合わせなんかはできそうにないが。
千早「…さてと、そろそろ帰りましょうか」
千早はお墓の前においた鞄を取って、歩き出した。
確かに他の事務所のプロデューサーと長々と話するのは、あまりよろしくないな。
アイドル的にも、プロデューサー的にも。
省6
675: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:36 ID:Sc49wA2lo(5/8) AAS
墓地の出口…というより、駐車場につながる門をくぐると、直ぐ近くに響がヘルメットを持って立っていた。
響「…おせぇよ」
「悪い」
不機嫌そうな響だったが、俺が謝るとすぐに千早の方に視線をやって、
響「…伊織と春香が心配してる」
省9
676: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:37 ID:Sc49wA2lo(6/8) AAS
バイクに着いて、響が準備をしている間
何か話しかけようかと思ったが、あまり邪魔するのも良くないかと思って黙っていた
少ししてエンジンが掛かって、後ろに乗る
そのまま互いに無言で、出発した。
「…千早、どうだった？」
俺は一週間前まで普通に見ていたわけだから、中身は変わってない、とかそういう感想しか抱かなかった
ここは6年会わなかった響に、感想を聞いて見るべきだと思った。
省11
677: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:37 ID:Sc49wA2lo(7/8) AAS
その後少しの無言。響にはこっちから話振らないと多分ずっと無言だなと気づいて、何か振る話題を探す
「そういえばさっき墓参りがあるって言ってたけど…誰のだ？」
…いや、この話題は空気がもっと重くなるだけだろ…何考えてんだ俺
聞いてしまったものは仕方ない…実際結構気になることではあったしな…
響「…すぐ終わるから、ちょっと寄り道してもいいか？」
「え…おう」
省8
678: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/06(日)16:38 ID:Sc49wA2lo(8/8) AAS
では、また来週
679: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日)16:50 ID:AEXeZiJn0(1) AAS
乙
680: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火)11:05 ID:u0EqCS7go(1) AAS
おつおつ
681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/12(土)21:06 ID:LQQfaKOr0(1) AAS
まとめから
未完で終わってると勘違いしてたら現在進行だったのね
がんばってください
682: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/13(日)17:41 ID:s+b1o17ko(1/9) AAS
投下します
683: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/13(日)17:42 ID:s+b1o17ko(2/9) AAS
響がホームセンターに入ってから数分後。
響は少し大きめの袋をもって、出てきた。
「それは？」
響「…供え物」
響はそれ以上何も言おうとせず、ヘルメットを俺から受け取って、代わりにその袋を渡し、バイクのエンジンを掛ける
袋の外から中がみえるかと思ったが…うーむ、分からない。
多分開けた所で怒られはしないとは思うが…もう響のほうは準備できたみたいだし…これもすぐに分かることだろう
ヘルメットを被って、響の後ろに乗る。ビニール袋を持ったまま乗るのは少し難しかったが…乗れてしまえば案外、すぐ馴れた。
684: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/13(日)17:42 ID:s+b1o17ko(3/9) AAS
響「…着いた」
ホームセンターを出てからずっと無言だった響が、ボソッと喋った。
着いた先は…ペット霊園？
この時点で誰の墓参りか、多少察しはついた。
が、響はヘルメットを置いて先にすたすたと歩いて行ってしまうので、答え合わせをする時間もない
…いや、ここは聞かなくて正解か
急いでハンドルにヘルメットを掛けて、響の後を追う。
と、思ったら響は霊園の入り口に立っていた。
どうやら待ってくれてたらしい
省9
685: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/13(日)17:43 ID:s+b1o17ko(4/9) AAS
そんなことを考えていると、響はとある墓の前に立ち止まった。
その墓は周りと比べると小さかったが、その分数が多かった。
1、2、3…6個か。
2列に分けて3こづつ置かれた墓石には一つ一つ、丁寧に名前が彫られていた。
響はその墓達の前にある籠の中に、ビニール袋から取り出したペット用のペレットを取り出して、置いた。
それから立ち上がって、手を合わせた。俺もその隣で、一緒に手を合わせる
少しの静寂の後、響が手を下ろして、一番右の墓石を指差して、
響「…右から、へび香、シマ男、うさ江とねこ吉、モモ次郎と…」
省7
686: 1◆qX43WqGl2A 2014/07/13(日)17:43 ID:s+b1o17ko(5/9) AAS
響「今日は…ハム蔵の7回目の命日なんだ」
…なるほど、それでペレットか。
少し前まで生きていた墓を見るというのは…気分が良いものではない。
響より一歩前に出て、ハム蔵の墓の前で手を合わせる。
ごめんな、皆
俺が動けなくなって…多分、響のことで皆に一杯、心配掛けたんだと思う
省7
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