[過去ログ] モバP「アイドルのいる風景」 (9レス)
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7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木)22:43 ID:xPan1uB2o(1/3) AAS
「それじゃあ、行こうか?」
泉が席を立とうと身を屈めた
真っ黒な髪にはぽつりぽつりと薄い桃色が付いていた
思わず、手が伸びそうになる

プロデューサーと人気アイドル

時には一方的に食い物にし
時には上下関係であり
時には互いの利益のみのために相互を利用しあう関係である

それがこの業界では珍しい事ではない
こんな風に互いの休日を利用して密会しているのであれば、十中八九は他言できない関係だと考えてもいいだろう
省4
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木)23:00 ID:xPan1uB2o(2/3) AAS
二人は店をあとにした

泉が一歩先を歩く、目深に帽子をかぶり、細いふちの眼鏡をかけている
本人としては変装のつもりなのだろう

しかし、彼女のもともとの知的で涼やかな雰囲気からは逆効果だったようだ
ラフィアで編みこまれたハットには小さく花のアクセントが付いている
それは彼女に柔らかな雰囲気を与え、道行く人々を振り向かせる一員となっていた
老若男女を問わずに視線を惹きつけるのだ

「結局、どこにいくかも決めてないな」
プロデューサーはわざといつもより大きな声で泉に呼びかけた
すれ違う男子学生の二人組みがこちらから視線を逸らす
省1
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木)23:09 ID:xPan1uB2o(3/3) AAS
「まぁ、たまにはいいんじゃないかな?」

泉が振り返る
透明なレンズの奥にぱっちりと大きな目が見える
目じりはわずかに下がっていた

彼女の足元では控えめなヒールがこつんと乾いた音を鳴らした
頭一つ分の高さを隔てて二人の視線が重なった

「いつもなら、プランとかスケジュールって言うのにな」

プロデューサーが少しだけ視線を上に逸らした
不意に合った目線に気恥ずかしさがこみ上げた
省2
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