[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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977: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月)17:17 ID:k8HVbNy+o(1/5) AAS
>>976
がんばりますとも!
次スレはどのくらいでたてればいいのだろう?
1000になってから立てるのですかね?
意見を聞きたいのです
978: コドクノオリ「かたわらのあなた」 2013/10/21(月)17:20 ID:k8HVbNy+o(2/5) AAS
 さようならという修実の言葉を、久信は正面から受け止めた。
 喪ってしまうのは怖い。出来ることならば一緒に居たいと言いながら、彼女は離別の言葉を口にしている。
 周囲から言い聞かされていた昔とは違い、今回は自分の意思で発された別れのための言葉であり、
その理由は久信を殺してしまうかもしれない自分に耐え切れないというものだ。
 ……まただ。
 また、弱い者として扱われている。
 自分が修実と比較して弱いということは昌夫からも指摘されていたし、久信自身でも分かっていた。
だが、修実本人にそう指摘されたようなものである今の状況は、意外なほどに久信に衝撃を与えていた。
 久信が弱いせいで、姉弟はお互いの最愛の人と一緒にいることができず、修実の方は自分から孤独の檻の中へと閉じこもってしまう。
省21
979: コドクノオリ「かたわらのあなた」 2013/10/21(月)17:21 ID:k8HVbNy+o(3/5) AAS
 修実はゆっくりと呼吸を整えるように呼吸を繰り返しながら問う。
「何、を……?」
 久信は雨に濡れて垂れてきた修実の髪を掻き上げて、瞳を見つめて言った。
「俺がその毒を食って支配する」
 再び修実の顔に驚きの虚が浮かぶ。
今度は瘴気が漏れ出ないように早々に復帰した修実は、久信になんらかの反応を返そうとして、それよりも早く昌夫が声を荒げた。
「ば――ッ、馬鹿野郎! 方法ってのはそれか?!
 お前、瘴気に中てられただけでぶっ倒れただろうが! 毒の大元を飲んだりなんかしたら死ぬだけだぞ?!」
 久信の背後から重ねられる怒声に、修実が頷く。
省35
980: コドクノオリ「かたわらのあなた」 2013/10/21(月)17:22 ID:k8HVbNy+o(4/5) AAS
「言葉を選んでくれてありがとうね」
 修実がどうしたものかという表情で応じた。
「蛇の性だ。これで終わりにするからもう少しだけ付き合ってくれ」
 久信が臆面もなく言い切る。それを聞いた修実の表情に、ようやく笑みに近い表情が浮かんだ。
「ああもう勝手にやれ」
 渋面で言って、昌夫は山の中の手近な木の下に入った。
「でもな、お前らの監視役として言わせてもらうが、勝手に命投げ捨てんなよ? 特に久、お前だ。
どう転んだって自分は損しないからいいやなんて考えてやがったら切れるぞ」
「お、おう……」
 久信が目を逸らしつつ頷く。
省22
981: コドクノオリ [sage saga] 2013/10/21(月)17:23 ID:k8HVbNy+o(5/5) AAS
死ねるが引っかかったあああああ!
見逃してたな。ちょっとくやしい
ともあれ、そろそろ終わりも近いですね
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