[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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(2): はがけない 第十三話「最後の希望」 [saga ] 2013/03/29(金)18:57:24.01 ID:VMGquDir0(7/10) AAS
「――――悲喜、もういいよ」

 不意に声がする。
 それと同時にジルりんの絶叫。
 僕はいきなり顔から地面にたたきつけられた。
 誰かが背後から馬乗りになって僕を押さえつける。
 ものすごい力で、抵抗はできない。
 苦しくて必死にもがくが動くことが全くできないのだ。
 背中に冷たいものが当たってもうダメかと思った時、突然僕はなにかに投げ飛ばされた。
 
「……大丈夫か悲喜?」
省18
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(1): 単発【オーストラリア産ジャイアント正体不明】(代理) ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/04/02(火)21:02:08.01 ID:ISsRWYII0(1/2) AAS
夕暮れ時の十字路で男は噂に出会った。

「赤がいいか…それとも青か…さぁ、青年よ選ぶんだ」

目の前にはナイフを手の上で遊ばせる不審者。
派手なマントに白い仮面"赤マント"に違いないであろう。

「生憎だが俺は原色が嫌いでな…どちらも選ぶ気は無いぜ。
それに、残念ながら死ぬのはアンタの方だ…赤マント」

男は都市伝説に驚きもせず赤マントを挑発する。
それに対して赤マントは怒りもせずケタケタと笑いだす。
省28
456: 僕は小説が書けない 第十六話「何時も見ている」 [saga ] 2013/04/10(水)23:44:37.01 ID:qAmpIixx0(8/13) AAS
    ※    ※    ※

 どんよりと曇る空。
 何時も霧がかかる海辺の街。
 ここは夜刀浦。
 今宵の霧は少し、むせる。
 なんて前置きは抜きにして俺とナージャさんは警察署に無事到着していた。
 警察署の前で車から降りると更に霧が濃くなってきていることに気づく。
 これは急いだほうが良いかもしれない。

「ここが警察署です、ナージャさん」
省42
504: 僕は小説が書けない十七話「始動」 [saga] 2013/04/20(土)00:11:42.01 ID:CoPxDdhq0(6/8) AAS
    ※    ※    ※

「大学生には随分もったいない住まいじゃないか」

 異変が起きてからきっかり一時間後。
 葉巻が決まって最高にハイな僕のところに一人の男がやってきた。
 全体に目の紋章をあしらった白い服を着た中年の紳士だ。

「……あんた誰?」
省38
589: ソウルメイト(3) [sage saga] 2013/05/16(木)15:17:37.01 ID:ACPbd9y7o(2/5) AAS
近付いて来て、判ったことがいくつかある。

最初は
相手が間違いなく人間の子供の姿形をしていると判る。

近付いて
相手が小さな男の子の姿であると判る。

更に近付いて
相手の身長が自分の腰よりも上、胸よりも下、恐らく100cm程度であると判る。
そして、その身長から考えられる年齢は3歳程度。

最後に
省7
941: コドクノオリ「    」 2013/10/06(日)02:37:25.01 ID:Ngu9E5f3o(4/7) AAS
 修実は退こうとしていた郭に、蛇の下半身で這いずって近づいた。
地面を滑るような動きに対して郭が何らかの反応をするよりも早く、修実は郭が持つ手斧を、両腕を、両足を、胴体を。六本の腕でそれぞれ握り、そして絞める。
 割れ砕けて散った結界の代わりに、外からの月の光が窓枠だけとなった窓から入ってくる。
 月光に照らされてはっきりと浮かび上がった修実の姿は、人の上半身に六臂を備え、蛇の下半身を持つ異形のそれだった。
「なんだこれは! 蛇の能力は体に鱗を生やして硬化するのが精一杯だったはずだ。こんな異形の体……都市伝説に呑まれたか!?」
「いいえ」
 修実は冷厳な眼差しで郭を見据え、己の罪業を詠み上げる。
「恨みと怨嗟と呪いと毒気が充満するあの閉じられた籠の中で、私は発狂しかけた頭で向かってくる全てを、生き残るために殺し尽くしたんです。
 そうして私の手によって殺し尽くされた生き物の怨念は、唯一の生者であり、彼らの攻撃の標的だった私に集中して、この身を喰らおうとしました。
 ですが、瀕死だった私は、これらも全て生き残るために喰らい返して利用し、失った血や体の欠損を繋ぎ止めました」
省16
980: コドクノオリ「かたわらのあなた」 2013/10/21(月)17:22:22.01 ID:k8HVbNy+o(4/5) AAS
「言葉を選んでくれてありがとうね」
 修実がどうしたものかという表情で応じた。
「蛇の性だ。これで終わりにするからもう少しだけ付き合ってくれ」
 久信が臆面もなく言い切る。それを聞いた修実の表情に、ようやく笑みに近い表情が浮かんだ。
「ああもう勝手にやれ」
 渋面で言って、昌夫は山の中の手近な木の下に入った。
「でもな、お前らの監視役として言わせてもらうが、勝手に命投げ捨てんなよ? 特に久、お前だ。
どう転んだって自分は損しないからいいやなんて考えてやがったら切れるぞ」
「お、おう……」
 久信が目を逸らしつつ頷く。
省22
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