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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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989: コドクノオリ「壺中天」 [sage] 2013/10/27(日) 01:30:49.36 ID:69WSsOAlo 「久くん……」 脚や腕で体を支えることができず、地面に転がる状態になった修実に悪いと思いながらも、手を貸すよりも先に、久信にはやる事があった。 「修実姉、これからこの壺ぶっ壊す。危ないから離れててくれ」 そう言いながら、久信は壺を修実から遠くへと蹴り飛ばそうと足を思いっきり振りかぶって蹴りをぶつけようとする。 蹴り脚が壺に激突する瞬間、壺の中から白い腕が飛びだしてきて脚を掴み止めた。 まとわりついた壺は足が振り抜かれた後もそのまま脚に纏わりついている。 「そんなにがっつかなくてもこっちから行ってやるよ」 久信は脚にまとわりついている腕に爪を立てて強引に引きはがして、壺本体を自分の手で抱えた。 壺の中をのぞき込むようにして、壺の奥へと声を張り上げる。 「さあ! ここまで来たぞ! 蠱毒の澱を俺に見せろ!」 久信の声に応じて、見た目からはそんなに深いはずがないのに上から覗いただけでは底がいっこうに見透かせない、 不気味な深さを持つ壺から黒い蛇が間欠泉のような勢いで湧き出した。 湧き出した蛇は久信の全身にとびかかって巻き付いては締め付ける。 まるで久信をなにがなんでも離さないとでもいいたげな膨大で強力な締め付けに、 体をバラバラに捻じ切られそうなになりながらも久信は吠えた。 「修実姉は渡さない。勝負だ蠱毒!」 次の瞬間。 久信は壺の外の肉体も、そして今、ここにある精神すらも、蠱毒の壺に捕えられた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361373676/989
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