[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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693: 機械仕掛けのルルル 第三話 [sage saga] 2013/06/18(火)00:48 ID:B2FI70DN0(3/4) AAS
「一見アンティークっぽいけど、実は中国製だって、オーナーさん言ってたですよ!都市伝説なんか欠片も関係ねーですよ!」

なんだよ〜メイドインチャイナ馬鹿にするなよ〜。
まあいい、我が術中に落ちた哀れな少女の話を聞くとしよう。

「対価は、今ボクが持ってる一番可愛い物をくれてやるですよ!」

うーん、勝った。第三部完。
彼女は恐らくきっと多分メイビー自分からネックレスを親切にも俺に差し出してくれた。
でも君が持っている一番可愛いものって言うならそれは恐らく君自身だぜ、キャッホウ!
というわけで俺はこの金運爆発噴水を彼女に差し出した。
操作を解除すると少女は地面にへたり込む。

「なんで…僕を操れたですか」

「鏡って、ガラスに銀やらなにやら吹き付けたりして作るって、知ってるか」

と、言っている(しかもこの説明も実は真実半分ウソ半分)が彼女にはおそらくまったく別の言葉で聞こえているだろう。
そういう暗示をかけている。
その上、この会話を誰かに盗み聞きされていたとしても真実と虚構の入り混じった嘘なのでトリックが漏れる心配は無い。
むしろ見当違いの予想をしてくれる可能性すら有る。

「くっ…乾杯なのですよどちくしょー!」

「俺の眼のことを知っているみたいだが、あと少しだったな……って聞いてないな
 じゃあな、これに懲りたら持ち逃げなんて企むんじゃないぞ」

暗殺者たるもの、自分の秘密を守ろうとするのが常というものだ。
表向きの秘密が知られてしまっている以上、暗殺者らしく口封じにかかるべきなのかもしれない。
だが今日はまあいい。この少女との戦いは楽しかった。
それに暗殺者たるもの、仕事の外でみだりに敵意をむき出しにするのも良くない。
今日はマキちゃん家に遊びに行くことにしよう。
そんなことを考えながら俺はタバコを蒸すのであった。
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