[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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671: 機械じかけのルルル 3/3 [sage saga] 2013/06/13(木)07:54 ID:0NXzV/1z0(3/8) AAS
「全ての存在は情報無くして動けない
 人も、機械も、つまりその情報を操った者こそが真の勝者だ
 そして人間が情報を操る手段とは……」

俺は彼らの前でにやりと笑う。
そう、それは至ってシンプルな答えだ。
人間にとっての情報、それは電気反応と化学物質。
これを操る力とはすなわち神の力だ。
俺はこの力で趣味に生きるゆとりに満ちた人生を送る予定だ。

「まあ良い。君等に話すことは何もない。職務に励み給え」

俺はそう言って車の中に戻る。
黒服たちは俺に頭を垂れたまま動かない。
邪魔くさかったので指を鳴らすと、彼らはどこかに行ってしまった。

「煙草はどうしたんですか?」

「お気に入りの銘柄が無かった。車出してくれる?」

「はい」

車内に戻るとマキちゃんが待っていた。

「ところで次の仕事のリストは?」

「これですね」

俺は渡されたリストを眺める。
彼女の上司の振りをして作らせたリストだ。
組織の中でも戦闘力に絞って作らせた構成員のリスト。
不明要素が多すぎるが読んでいるだけで胸が高まる。
この瞬間だけは俺が単純な機械じゃないと間違い無く確信できる数少ない瞬間だった。
趣味ってのは人間に尊厳を与える活動なのだ。

「えーびーしーでぃーいーえふじーえいちあいじぇいけいえるえむえぬ
 おーぴーきゅーあーるえすてぃーゆー」

「いきなり歌い出さないでくださいよ、僕の気が散ります」

「影遣い、筋肉ダルマ、神に愛された子、正体不明、悪意の天才、異常者、正義の味方、面白いキャラクターには事欠かない
 俺の情報を嗅ぎつけた奴ってのも気になるねえ、そいつは強いのかな」

強い奴との戦いは本当に心躍る。
さてさて次どいつをターゲットにしてやろうか。
本当に本当に楽しみだ。
待っててくれよディアマイベイビー。
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