[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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131: 僕は小説が書けない第八話「猫股亭奇譚/肆」 [saga] 2013/03/06(水)23:28 ID:n2E8HxpX0(1/8) AAS
【僕は小説が書けない 第八話「猫股亭奇譚/肆」】
「いいいいいいいいいいやああああああああああなあああああああああああのおおおおおおおおおおおおおおお!
っもううううなんでええええええいきなりいいいいいいいいいいきられるのおおおおお!」
女は飽きもせずに泣きわめきながらも再生を続けている。
「やかましい!」
ジルりんはそれに劣らぬ速度で切断と解体を繰り返しているが明らかに疲れが見えている。
彼女の戦闘スタイル的に長期戦は向いてないのだろう。
しかもあの再生には僕の血肉が使われている。
僕の身体に刺さった牙さえ抜ければまた形勢は変わるのだが……少し試してみたが僕自身の手では抜けないらしい。
刺さり方は浅いのに妙だ。
恐らく何がしかの都市伝説的な力が働いているのだろう。
ならば取る手段は限られている。
「ジル! この牙を“抉れ”!」
「分かった!」
ジルは僕の言葉を聞くと躊躇わずにナイフで僕の肉ごと牙を抉り取る。
すると一瞬だけ再生が停止する。
振り返ったジルりんが喜悦をにじませた声で叫ぶ。
「これで終わりだ!」
彼女の振り下ろすナイフが確かに女の胸を裂く。
だが女は表情を変えずに自らの胸を裂いた相手を眺めることもせず
「あー……すっきりした」
とだけ呟いた。
そして次の瞬間、部屋中に大量の蝙蝠が溢れ、わけも分からぬままに僕は失神した。
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