[過去ログ] 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】 (1002レス)
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297: tell you that I love ... (2) [saga] 2012/08/26(日)15:14 ID:/HMmGune0(2/5) AAS
クラス替えして1週間経つ頃には、だいたいクラス内のグループ分けも終わる
と同時に、一通りクラスメイトと対局してその力量はわかったつもりだ

「さて、そろそろクラス対抗戦のオーダーを考えないといけないねぇ。どうだ、てるてるー。考えてくれねーかな」
「てるてるって、私ですか?」

ホームルームの最中、三尋木先生の視線はこちらを向いていた
照と呼び捨てにされたことはあったが、てるてるーはなかったので戸惑う・・・

「そそ、あれだろー、1回打つとその人の力量わかるんだろー。理屈はさっぱりわっかんねーけども」
「ええ、まあ」
「だったら宮ちゃんにさっくり決めてもらった方がよくねーかなーとか思うわけよ」

今度は宮ちゃんか、ほんとによくわからない人

「好きに決めていいんですね?」
「逆に反対意見があったら私が説得してあげる」
「分かりました、提出日は?」
「悪いけど、明日の放課後まで」
「十分です」

私が大きく頷くと、三尋木先生はパンパンと大きく手を打った

「よっし、じゃあホームルーム終了。おつかれー」

そしてさっさと教室を出ていってしまった

「照、オーダーどうするん? 相談に乗るで」
「私も、力になれれば」

怜と宥がすぐに駆け寄ってくれた

「ありがとう。二人には、大会に出てほしい」
「ええけど、途中で体調悪くなったら堪忍な」
「私で大丈夫かなぁ・・・」

理由はそれぞれ違うのだろうけれど、不安そうな2人

「大丈夫だよ、それに2人と一緒に出たいんだ」
「うーん・・・」

怜は体力的なことだけが心配のようだけど、宥は別の心配をしているようだった

「もし、私の連勝を止めたらとか、そういうことを考えてるんだったら気にしなくていいよ」
「そう言われても、すぐには・・・」

とそのとき、宥の携帯が鳴った

「あ、ごめんね。もしもし、玄ちゃん。うん、少し遅れるかもしれないから先に行ってて。うん、ごめんね」
「玄ちゃんからか、今日は部活外に行くん?」
「そう、2週間に1回はボーリング場で部活。あんまり部費がないから、部活として実際のレーンでなかなか投げられないんだ」

人数や実績に比例して部費が支給されるけれど、ボーリング場で練習となるとお金もかかるだろうし、大変なんだろう
ただ人数が少ないとは言え、鷺森さんという人がボーリングの全国大会常連らしく、実績面で多少優遇はされているみたいだった

「あの近くのボーリング場?」
「うん、そうだよ」
「私は真瀬さんと、転校生の姉帯さんに声をかけようと思ってる。そのあと、お邪魔でなければ見学に行ってもいいかな?」
「それは大丈夫だけど、照ちゃんは部活無いの?」
「ああ、私は幽霊部員だからね。菫と一緒に入っただけで、1年の頃はそれでも少しは射ってみたけど、全然的に当たらないしそのうち誰かに怪我させてしまうんじゃないかと思って、やめた。夏の部活対抗戦で貢献してるから、活動しなくても何も言われなくなったし」
「照っぽいなぁ、おもろいわ」

怜がくすくす笑う。私っぽいとはどういうことだろう・・・

「じゃあ、ソフト部の練習始まるし、行くな。宥姉ちゃんもそんなに深刻に考えんでも、気軽に出たらええと思うよ」
「ごめん怜、真瀬さんと姉帯さんって、何部?」

すでに二人の姿は教室にはなかった

「由子はサッカー部で、姉帯さんはたしか臼沢さんに誘われて美術部に入っとるはずやで」
「そう、じゃあグランドまで一緒に行こう。宥、じゃあまたあとで」
「うん、待ってるね」
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