[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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417(1): プラモデルの外伝◆GsddUUzoJw 2012/01/13(金)12:52 ID:fGrb+Ldg0(2/16) AAS
「見ろ、もう力の差は歴然だ。素直に「組織」の軍門に降り、俺の玩具にならないか?」
「………」
「そうか……なら、さらに躾が必要だなぁ!」パチンッ!
O-No.25613が指を鳴らした瞬間……トンカ裸トンちゃんの身体から『六本の腕が生えた』。
「………ッ!?」
「六輪咲き(セイスフルール)……ククク、気付かなかったのか?お前の身体が、とっくの昔に『泥まみれ』だった事に!」
泥ある限り泥田坊は生まれる。すなわち、『泥あるところなら何処にでも出てくる』という解釈も可能なのだ。
トンカ裸トンちゃんの両手足を拘束するように四本、首元からは二本の腕が包帯についた泥から伸びてきていた。
「逃がすか……締め上げろ!」
「がっ…はぁ…!」
二本の腕が一つに合体し、そのまま彼女の首をギリギリと絞める。
必死に振りほどこうともがくも、彼女の四肢もきつく締め上げられ、動かす事すらままならない。
「あぐ、ぐぅぅ……か……は……」
酸素不足で目の前にモヤが掛かり、身体の力が抜けていく。手に持っていた日本刀が力なく地面に落ちる。
やがて周りの泥から蘇った泥田坊たちも加わり……トンカ裸トンちゃんはその身を完全に封じられた。
「ぅ……ぁ……」
「終わりか……安心しろ、お前は存分に『可愛がって』やるぜ……存分になぁ……!」
下卑た欲望を隠しもせず、一歩ずつトンカ裸トンちゃんに歩み寄るO-No.25613。
その手が彼女の双丘に伸びようとした、まさにその時。
「待たんかこの悪人がああああああああああああああああ!!!」
「な、何だ!?ちぃっ、あと少しのところで!」
『『『『『ぎゃああああああああああああああああああああ!!!』』』』』
―――絶叫と共に、一台のトラックが泥田坊を轢きながら迫ってきた。
泥田坊たちを盾に、間一髪でよけたO-No.25613は、トラックの側面に描かれた物を見て驚愕する。
「サガワ急便……馬鹿な、『赤褌の飛脚』は2005年前に全国から消えたはずだ!」
「とうっ!」
彼の驚愕をよそに、トラックから人影が飛び出してくる。瞬間、車の姿が消え……後に降り立つ一人の男。
「………?」ケホケホッ
「なん、だと……」
赤いヘルメットに赤い褌。背には蜂を思わせる透明な羽。
「市民のピンチに誘われて、闇夜を駆ける浪漫道!褌戦鬼・レェェェェッド、クロス!!」
―――まごうことなき変態がそこに居た。
(後半へ続く)
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