【愛媛】[新居浜市]新居浜太鼓祭り[2019/10/15-18] (319レス)
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89: 2023/11/06(月)20:03 ID:bc8p08sx(1) AAS
9月3日、日経新聞が「厚生労働省が健康診断の項目を変更する」と報じていた。
その内容は、健康診断ではおなじみだった胸のX線検査が廃止されるなど衝撃的なものだ。
ただ、実は一口に健康診断と言っても、特にがんについてだが、
「対策型」と「任意型」という2つのタイプがあるのをご存じだろうか。
まず、対策型は主に自治体が実施しているもので、住民健診ともいわれる。住民健診の検査は、
受けた人の死亡率が減ったりQOL(生活の質)が改善すると証明されたものに絞られている。
よって医療費削減などに繫がり税金を使って検査するメリットがあると認められている。
一方、任意型はいわゆる「人間ドック」のこと。
こちらは、受ける本人の希望でオプション検査を選べるようになっていて、
がんのマーカー検査やCT検査などさまざまな検査が行われる。
会社員が毎年受けている健康診断もこちらだ。しかし、人間ドックの検査項目には、
住民健診と比べて科学的根拠が乏しいものも含まれるため注意が必要だ。
厚労省による変更のお達しも、どうやら人間ドックに関係するという話を聞いている。今後、
“効果が疑わしい検査”には何らかのガイドラインができる可能性がある。健康診断を受ける際、
皆さんが気にするのは基準値だろう。血圧や血糖値など項目別に正常範囲が示され、そこから外れると
「要注意」「要精密検査」などとされる。この基準値は、最新研究の結果や医学会の意向、
各国の政策など多くの影響を受けて決まるので、実は固定されたものではない。
医学会のガイドラインは定期的に更新されており、「昔受けたときの基準値と変わっている」
と気づく人もいるかもしれない。例えば日本の高血圧の基準は、
1980年代には180/100mmHgだったのが、今では140/80mmHgに引き下がっている。
最近も、中性脂肪が空腹時とそうではないときとで分けて基準値を設けるように変更が提案されており、
今後、「空腹時中性脂肪」という聞き慣れない言葉も浸透していくことになりそうだ。
そして当然、基準値が厳しくなれば、新たに“病人”と認定される人が増える。
厳格化された基準値によって、「過剰診断」や「過剰治療」が生み出されている問題があるのだ。
例えば、前立腺がんを早期発見するPSA検査がよく話題に上る。
この検査ではがん以外のケースも引っかかることが多いにもかかわらず、陽性判定されると、
精密検査では股間に針を突き刺す、あまり受けたくない検査が行われる。受けた人には「地獄だった」
と話す人もいるほどだ。しかし、再検査の結果、何らがんでないとわかるケースは思いのほか多い。
つまりこのPSA検査そのものが、偽陽性を多く検出する傾向があり、「過剰治療」
を生む温床となっているのだ。実際、米国のガイドラインでは、前立腺がんを健康診断として行う場合には、
やってもいいが、受ける人に対してデメリットも必ず説明すべきと明記している。では、
なぜ過剰な検査が行われてしまうのか。その理由は2つある。一つは、医療機関の収入に繫がるからだ。
病気が見つかるほど病院は儲かる。そのため、病気を見つけたいと、
必要以上に行動する可能性があるということだ。もう一つは、医療関係者のリスク回避。
見逃すと後で訴えられるかもしれないので「念のために検査しておきましょう」と言いがちになる。
受ける側も「念のために受けておこう」と思うが、
それはムダな検査に自ら足を突っ込んでいる可能性がある。
この健康診断の“基本”を踏まえ、次回は「本当に必要か?」と疑ってもらいたい。
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