[過去ログ] 拷問部屋 [無断転載禁止]©bbspink.com (486レス)
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426: 2021/01/28(木)08:44 ID:d/EkS6MT(1/5) AAS
チカは気が付くと知らない部屋の中にいた。
部屋というよりは診察室のように見える。
モニターのある机、薬品や包帯などが収まっているスチール製の棚、診察ベッド、ただよく見ると上からぶら下がっている鎖や硬そうな金属の台、やはり金属で出来た椅子など診察室にしては違和感のあるの物も多々あった。

「気が付いた?こんにちはチカちゃん 」

目の前には白衣を着て大きなマスクで顔の半分を隠した女性が立っていた。

「な…、何…なの?ここ…どこ? 」

靄が掛かったように朦朧としている頭で千香子はそれだけを言い、逃げようと身体をよじる。そこではじめて自分が拘束されている事に気付いた。
チカは一人掛けのソファーのような椅子に拘束されていた。少し傾斜がありやや足を挙げて腰を落とすように深く座らされている。
427: 2021/01/28(木)08:49 ID:d/EkS6MT(2/5) AAS
座面は膝までしかなく、自然と膝が曲がるようになっていた。両手は頭の後ろで組むように縛られているがそんなにきつくは感じなかった。

しかし動こうとしても身体に力が入らず上手く立つ事が出来ない。

「どう?動けないでしょう。その椅子は座面が傾斜してて凄く柔らかいから深く座ると立つ時の支点が効かないの。だから両手を支えにしないと立てないんだけど、その両手をちょこっと縛っちゃえばその椅子からは脱出できないのよ 」

「……!?何なんですか?どうしてこんな事するの?あなた誰?帰してください!ここは何処なの?何なのっ? 」

チカはパニックになって矢継ぎ早に質問を繰り返す。何かよくない状況になっているのだけは本能的に
察知していた。心臓の鼓動がどんどん早くなっているのを感じながら必死にもがいた。
省8
428: 2021/01/28(木)08:53 ID:d/EkS6MT(3/5) AAS
「 安心して、チカちゃんはちゃんと生きて帰れるわ。」

「 ……それじゃ……何……を? 」

不安と恐怖にかられながらチカは質問をした。

「 ふふっ、チカちゃんのその綺麗な右脚の膝を壊すのよ。殺したりはしないから安心してね 」

チカのうなじが総毛立った。
省10
429: 2021/01/28(木)08:58 ID:d/EkS6MT(4/5) AAS
「 うふふっ、良い声ね 」
「 ぎいいいいぃぃ!…いあああああぁぁ!! 」
「 どうかしら?痛い?苦しい? 」

女性にの質問などチカには聞こえない。

「 ぐがぁぁ…うあああ……やめて……膝がぁ…あぐぅっ……や…止めて……下さい……ひぅぅ……
「 だめよ、まだ終わってないわ 」

マスクの女性は淡々と答え、再びチカの脚を伸ばして足首を引っ張った
「 やめてぇ……ぎゃぐぎゃあああああぁぁっ!……ぎぁあああああぁぁっ!… 」
すでに靭帯が千切れている膝を強引に伸ばされた瞬間。真っ赤に焼けた火箸を膝に突っ込まれたような熱
さと激痛がチカを襲った。
省2
430: 2021/01/28(木)09:00 ID:d/EkS6MT(5/5) AAS
そう言うとマスクの女性は少しだけ目を細め、今度は足首を外側に捩じる。
そのまま膝を支点に自身の身体を預けると全体重を掛け、強引に捻り曲げた。
”ゴリュッ”
”バツンッ”
「 ぐぎゃっ!ぎゃあああああああ!!ぎゃいいい!!あがあああああぁぁ!」

今度は脚の横に周り上から支えるように右脚の脛の当りを右手で抱えた。
左の掌はたった今破壊した膝蓋骨の上に添えてある、とても慣れた動きだった。
「 あぐぅぅ……ひぐうぅぅ……膝がぁぁ…もう…やめてぇ… ひううぅ……膝が痛いよぉ…」
痛みに晒されながらチカは、目でマスクの女性の行動を追っている。
女性は再び何の躊躇もなく左の掌をテコにしたまま、滑らかに体重移動を使って、チカの右脚を膝から思い切り逆側に折った。
省6
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