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筆者まさお君【小説】

17あひるの卵:2013/10/12(土) 21:20:13
「明晰夢」第12話   筆者まさお君


女神様は、そんな僕を優しく抱きしめてくれて、そんな最低な僕に、もう一度優しいキスをしてくれた


「僕は・・・自分勝手で最低な奴だ・・・」

ともちん神
「そう自分を卑下するでない。さぁ、家に帰ろうぞ。牛君もお主のことを待っておるぞ。」


「確か、僕と牛君の住処は、女神様が霊界で用意してくれてるんですよね?」」

ともちん神
「そなたが高級霊となった祝いじゃ。ゼウス様が天界の一等地にソナタの住処を与えて下さったのじゃ。わらわがソナタに用意した霊界の住処はもう不必要じゃて処分したぞ。これからは天界で暮らすが良いぞ。」


「ゼウスが・・・・」

ともちん神
「そう、難しそうな顔をするでない。天界の一等地は素晴らしい所じゃぞ?」


「えっと・・・その・・」

僕が困った表情で考え事をしていると、
女神様が強引に僕をテレポーテーションで天界の一等地へと飛ばした

ともちん神
「ほれ、ここが天界の一等地じゃ。現世であらゆる苦行に耐え高級霊と昇華した者だけに与えられる住処じゃ。」

天界の一等地・・・未熟な霊魂だった頃に、夢に見た場所。憧れの場所。
だけど・・今は・・・


「・・・・・」

ともちん神
「ほれ、あそこがまさお君の家じゃ!」

複雑な僕の想いを知ってか知らないか・・・
女神様は、無邪気に僕の腕を引っ張り、ゼウスに用意されたであろう僕の住処へと案内する


「ここが、僕の新しい家?家っていうより・・まるでお城みたい・・・。これは、いくらなんでも大きすぎじゃぁ・・・」

僕が驚くのは当然だ。
だって・・・目の前には、シンデレラ城みたいなお城があるんだから。

ともちん神
「おぉ、さすがのお主も驚いたみたいじゃな。そ・こ・で!一つ提案があるんじゃが、わらわも一緒にこの城で暮らしてもいいかの?」


「え・・・僕は別に構わないですけど・・・あの・・女神様・・えっと・・その・・さっきのこと・・その・・・」

ともちん神
「さっきのことってなんじゃ?あと、その、女神様という呼び方止めてくれんかの?」


「え・・じゃぁ何て呼べばいいんですか?」

ともちん神
「わらわに名前はない。だから、お主がわらわに名前を与えてはくれぬか?」

いきなり何を言い出すのかと思ったら・・・
名前を考えてって言われたって・・・あっそうだ!


「じゃぁ、ともちんで・・・駄目だよね?・・・」

ともちん神
「ともちんか!なかなか良い名じゃな。よし、決めた!今日から、わらわのことは、ともちんと呼ぶがよいぞ!」


「良かったです。怒られると思いました。で、その・・・ともちん様」

ともちん
「あと、敬語と様付けも止めて欲しいのじゃが。まさお君とわらわはもうパートナーじゃて」


「あの・・その・・つまり、パートナーって?」

そう言った瞬間、僕の唇はともちんに奪われた
僕を見つめる、その大きな瞳に僕は吸い込まれそうになった

ハッ!
後ろから、とてつもなく意地悪な視線を感じる

牛君
「い〜けないんだ!いけないんだ!ジ〜〜〜」

その視線の正体は牛君だったみたいだ。
僕と、ともちんは、2人して照れ笑いした。

ともちん
「さぁ、皆、わが家に帰ろうぞ」

第13話に続く
ToBeContinued


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