( ^ω^) は最強のデュエリストのようです 【遊戯王】 (222レス)
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(1): エレメンタル・D 2011/07/28(木)16:13 ID:lS23Hjzw0(1/114) AAS
いつの時代でも、デュエリストの強さとは『心』だ。
力だけを求めて自分と向き合わない者にはその『心』は生まれない。
どれだけ強いカードを手に入れようとも、いずれはこうやって滅びるんだよ。ブーン君。

by ビッツ

【 第1章 最強デュエリストのブーン 】

ブーンはドラゴン族のデッキを使うデュエリストだ。しかも、デュエルの腕前は超一流。
自信もプライドも一級のトップデュエリストで、周囲のデュエリストたちから尊敬されていた。
今日もブーンは名も無きデュエリストを相手に元気にデュエルしていた。

( ^ω^) 「『カイザー・グライダー』で直接攻撃だおー!!」
省5
2: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:15 ID:lS23Hjzw0(2/114) AAS
コテつけ忘れた
3: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:15 ID:lS23Hjzw0(3/114) AAS
みんなから褒め称えられ、ブーンはすっかりいい気になっていた。
すでに自分は世界最強のデュエリストなのだと思っていた。

( ^ω^) 「(ま、俺は謙虚だから、口には出さないけどね。フヒヒ。)」

しかし、そんなブーンにも、たった1つだけ、気がかりなことがあった。
それは、同じトップデュエリストとして名高い、ビッツの存在である。
ビッツはブーンと同じく、ドラゴン族デッキの使い手なのだ。
実際に会ったことはないが、ブーンにとってはなんとなく気に入らない存在だった。
4: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:16 ID:lS23Hjzw0(4/114) AAS
( ^ω^) 「あのビッツとかいう奴さえいなけりゃ、俺が世界一のデュエリストなんだけどなー。」

( ^ω^) 「しかも、同じドラゴン族使いってのが気に入らないお。最強のドラゴン族使いはこの俺だお。」

( ^ω^) 「こうなったら直接会ってコテンパンにしてやるお。俺の実力思い知らせてやるお。」

ブーンはビッツとデュエルすることを決意した。ビッツがどこに住んでるかは知らないが、
明日の深夜0時、商店街の交差点に行けば会えるような気がした。
5: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:17 ID:lS23Hjzw0(5/114) AAS
【 第2章 : ブーンVSビッツ 】

ここは商店街の交差点。昼間なら大量の車が行き交う場所だが、今は深夜0時。
車など1台も通らない。もちろん人の気配もまったくない。
そんな場所で、ブーンは一人で道路の上であぐらをかいて座っていた。

( ^ω^) 「ここで待ってれば奴はきっと来るはずだお・・・・。」

ブーンが待っているのはビッツだ。
ブーンとビッツはドラゴン族のデッキを操るトップデュエリスト。
今夜、どちらが最強のドラゴン使いなのかを決めるべく、
ブーンはこうしてビッツが来るのを待っているのである。

( ^ω^) 「あ、ビッツが来たお。」
6: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:18 ID:lS23Hjzw0(6/114) AAS
夜の闇の中からビッツが現れた。

(^^) 「こんばんは。あなたがブーン君ですね?」

( ^ω^) 「ああ!! いかにもそうだお!!」

(^^) 「私はビッツです。あなたの噂は聞いてますよ。なかなかの活躍だそうですね。」

( ^ω^) 「問答無用!! さっさとデュエルを始めるお!!!」
省1
7: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:19 ID:lS23Hjzw0(7/114) AAS
こうして、ブーンとビッツのデュエルが始まった。
ライフポイントは4000点。ライフポイントが0になったほうが負けである。

( ^ω^) 「今日こそ決着をつけてやるお! そして俺が最強のデュエリストだって証明してやるお!」

(^^) 「ホホホ。では私の先攻、ドロー。『仮面竜』を攻撃表示で召喚です。」

ビッツが出したのは攻撃力1400のモンスター『仮面竜』だった。
こいつは攻撃力こそ低いものの、特殊な効果を持ったドラゴン族モンスターである。

(^^) 「これで私のターンは終了です。」
8: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:19 ID:lS23Hjzw0(8/114) AAS
( ^ω^) 「おっし。俺のターンだお。ドロー! 魔法カード『押収』を発動!」

魔法カード『押収』。そう。これは言わずと知れたハンデス三種の神器の1つ。
自分のライフ1000をコストに、相手の手札を公開させ、
その中から1枚自由に選んで捨てさせることができる強力な手札破壊カードだ。

【 ブーンのライフ 3000 】

( ^ω^) 「さぁ、お前の手札を見せるお!」

(^^) 「どうぞ。」
省2
9: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:20 ID:lS23Hjzw0(9/114) AAS
( ^ω^) 「フヒヒ。いいカードが手札にあるお! お前には当然、『死者蘇生』を捨ててもらうお!」

ブーンは迷わずそう宣言した。
普通に考えれば悪くない選択だといえるだろう。

そしてビッツは何の未練も無く、『死者蘇生』を墓地に捨てた。

(^^) 「・・・・・。」

( ^ω^) 「さらに、『サファイアドラゴン』を召喚だおー!」
10: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:21 ID:lS23Hjzw0(10/114) AAS
ブーンは『サファイアドラゴン』を場に出した。攻撃力は1900。
対するビッツの場の『仮面竜』は攻撃力1400。ビッツの場には伏せカードは無い。

( ^ω^) 「 『サファイアドラゴン』 で 『仮面竜』 を攻撃ィィィ!!」

『サファイアドラゴン』の攻撃によって『仮面竜』は破壊された。
その攻撃力の差500ポイントがビッツのライフから引かれる。

【 ビッツのライフ 3500 】

(^^) 「さて。」
11: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:21 ID:lS23Hjzw0(11/114) AAS
AA省
12: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:22 ID:lS23Hjzw0(12/114) AAS
(^^) 「では私のターン。カードドロー。さて、このスタンバイフェイズ、
      『アームド・ドラゴン Lv3』の効果を発動させてもらいます。」

( ^ω^) 「?」

(^^) 「『アームド・ドラゴン Lv3』を墓地に送り、
      『アームド・ドラゴン Lv5』をデッキから特殊召喚します。」

(;^ω^) 「なにっ!?」
13: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:22 ID:lS23Hjzw0(13/114) AAS
『アームド・ドラゴン Lv5』

それは攻撃力2400のドラゴン族モンスターだ。

自分よりも攻撃力の高いモンスターを出され、ブーンは焦った。
だが、ブーンが本当の地獄を見るのはこれからだった。

(^^) 「ホホホ。あなたには最も残酷な儀式を用意してあげますよ。」
14: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:23 ID:lS23Hjzw0(14/114) AAS
AA省
15: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:23 ID:lS23Hjzw0(15/114) AAS
(^^) 「『アームド・ドラゴン Lv7』を生け贄に捧げ、
     『アームド・ドラゴン Lv10』を手札から特殊召喚します。」

(; ゜ω゜) 「んなっ!?」

『アームド・ドラゴン Lv10』

それは攻撃力3000を誇る最上級ドラゴン族モンスター。アームド・ドラゴンの最終進化形態だ。

そして、ビッツの持つドラゴン族デッキの中の切り札モンスターの1体でもある。
省2
16: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:24 ID:lS23Hjzw0(16/114) AAS
AA省
17: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:24 ID:lS23Hjzw0(17/114) AAS
ビッツは手札の『融合』を墓地に送り、『アームド・ドラゴン Lv10』の効果を発動した。

ブーンの『サファイアドラゴン』を破壊し、ブーンの場をガラ空きにした。

ブーンの場に伏せカードは無し。『アームド・ドラゴン Lv10』の攻撃力は3000。ブーンのライフもちょうど3000。

ブーンは絶望した。

(^^) 「さぁて。じゃあいきますよ? 低学歴デュエリスト君。」
省1
18: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:25 ID:lS23Hjzw0(18/114) AAS
(^^) 「『アームド・ドラゴン Lv10』で、プレイヤーに直接攻撃。」

(; ゜ω゜) 「ぐおぉぉぉぉぉぉおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

【 ブーンのライフ 0 】

勝敗は決した。

圧倒的な実力差を見せ付けられ、ブーンは敗北した。
19: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:26 ID:lS23Hjzw0(19/114) AAS
(  ゜ω゜) 「・・・・・・・・・・・・・・。」

『アームド・ドラゴン Lv10』の直接攻撃をモロにくらい、ブーンの心は真っ白に燃え尽きていた。

(^^) 「思ったよりたいしたコトないんですね。ちょっとガッカリかな。」

(  ゜ω゜) 「・・・・・・・・・・・・・・。」

(^^) 「では、さようなら。」
省3
20: エレメンタル・D◆O0HAXVlilk 2011/07/28(木)16:27 ID:lS23Hjzw0(20/114) AAS
【 第3章 : ブーン失墜 】

ブーンはデュエルしていた。相手はドクオ。どこにでもいるB級のデュエリストである。
トップデュエリストであるブーンにとっては、どうということはない相手のはずだった。
しかし、形勢は圧倒的にブーンが不利。そもそも、今のブーンには気迫がまったく感じられない。

('A`) 「『ヴァンパイア・ロード』で直接攻撃。」

【 ブーンのライフ 0 】

( ^ω^) 「俺の負けだお・・・・。」
省2
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