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【炒飯】〜炒めし者の集い〜【チャーハンスレ】

145Barに佇む名無し:2010/11/15(月) 00:43:36 ID:jY7XBcoU0
(なんだ?)
 経験がないのではっきりとは分からないが、ななこの反応はどうにも変に思えた。
 中の感触も、あまり馴れてないような気がする。
 ぎゅうぎゅうに締め付けてくる感触も、締まりがいいというよりはこういった事に馴れてないように思えた。
 潤いが足りないのかとも思ったが、入れる直前に感じたぬめりでそれはないだろう、とも思える。
(まさか……)
 一つの可能性に思い至るがすぐにそれを否定する。
 これだけ美人でスタイルのいい女だ。それれはないだろう、と。
 だが、ななこの反応はどう考えてもそれっぽく見えてならない。
 動きを止めてななこを見おろすみちはるは、まだ全部入りきってない状態で止まったまま様子をうかがう。
 話を聞くにしても、もう少し落ち着かねばどうしようもない様子だった。
 そもそも落ち着いた状態であっても聞くのはどうかと思える内容ではあるのだが。
 そこまで考える理性も残ってないみちはるは、暫くしてから質問を投げかける。
「なこさん」
「…………?」
 呼びかけにななこは涙を浮かべた目を向けてきた。焦点もどこかあってない。
 それがまた可愛いと思いつつ、みちはるは疑問を口にした。
「もしかして、初めてですか?」
 沈黙が訪れた。
 その言葉にななこは顔を背けて押し黙る。
 気まずさが何となく漂ってきた。
 ちょっとしくじったかな、とみちはるも思い至る。
 だが、今更言葉を撤回するわけにもいかない。
 黙って顔を背けたななこの横顔を見つめる。
 それからどれだけ経ったか。
 ふぅ、と溜息を吐いたななこはゆっくりと頷いた。
「うん」
 消え入りそうなほど小さい声。
 それでも分かる質問への答え。
「うん…………初めてや」
 その告白にみちはるの興奮は一気に最大値を突破した。


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