おもらし千夜一夜4 (900レス)
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(1): 事例EX「雛倉 雪」と真夜中の公園。① 2014/03/14(金)19:40 AAS
「あぁ、ダメ……そろそろ限界かも」

彼女――“雛倉 雪”は体を少し前に倒した姿勢で、苦しそうに何かを耐える。
落ち着きの無い仕草、時折スカートの前に待っていかれる手。
注意深く観察すれば、誰でも彼女が何に耐えているの分かるだろう。
ただ、今は23時40分。場所は彼女の家付近の自然公園内であり、人通りはない。
もし人が居たとするなら、ここまで大胆な仕草は取ってはいないだろう。

「んっ――そろそろ戻らないと間に合わないかも……」

そう口にした彼女は、公園の半ば付近で自宅の方向に向き直り、落ち着き無くその場で足踏みをする。
そして、上着に入れてある携帯を取り出し、液晶に映る時間を確認する。

「“目標の12時”まではあと17分か……あぁ、どうしようかな」

彼女は時間を気にして、一向に自宅へとは向かわない。
それは今から帰ると“目標の12時”より早く自宅に着いてしまいう可能性が高いから。
その場でじっとしているのが辛く、足踏みをして、たまに片足を上げて膝をすり合わせる。

(あぁ、もう、じっとしてられないっ!)

彼女は意味も無く街灯の下付近を歩き回る。
そして何度も携帯を確認して、しばらくすると動きを止め、再度自宅方向に向き直る。

「ぁぅ……あと13分、コレなら……」

そういって今度は自宅へ向かって歩き出す。
彼女の額にはほんの数分前までは無かった汗が光っていた。
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