【憩いの】カンタン・ワダーイ【酒場】 (667レス)
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(1): バーテンその2 2007/10/08(月)22:33 ID:Ha7KrDS.(1) AAS
いらっしゃいませ、ようこそカンタン・ワダーイへ。

こちらはどなたでも気軽にご利用いただける酒場です。
未成年の方でもお楽しみいただけるようお酒以外の品揃えも豊富です。
ならず者と呼ばれるお客様でも拒否はいたしません。
ですので、さまざまな人とのふれあいがあり
さまざまな情報が飛び交う場所としても評判をいただいております。

基本的にあまりマスターはお見えになりませんが、
私のほかに数名のバーテンダーがおりますので
寂しいときはどうぞお気軽に話しかけくださって結構です。

言い忘れておりましたが、
省2
648
(2): ダルシー 2014/02/15(土)20:43 ID:tN1RB4bo(1/7) AAS
――と、そこに明らかに”おのぼりさん”な女がやってきた。
女はきょろきょろと辺りを見回して、それからリタの隣が空いてることを確認すると、いそいそと着席。
ビールとミックスナッツを注文すると、物珍しそうに辺りを見回している。

「ついに外国にきてしまった――帝国の地ビール……たのしみ」

女の外見の印象は”でくのぼう”といったところだろうか。
女に使う表現ではないが、女にしては背丈が高めで、それ以外の特徴は丸メガネぐらいか。
目つきが悪いのか、眼ははっきりと開かれておらず半目で、なんとも地味な印象を受ける。
649
(2): 騎士T 2014/02/15(土)20:45 ID:F88AzNBA(1/5) AAS
>>647,648
周囲の荒くれ者たちと異なり、それなりに小奇麗な服装で酒場を訪れたこの男は、現職の騎士だった。

(1人で飲んでいる娘が居るな。俺も、昔は女を両腕に抱えて遊び歩いたもんだぜ)

嘘である。

「お嬢さんたち、お友達かい?」

騎士Tはリタとダルシーの間の席に座り、2人に声をかけた。
650
(2): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)20:51 ID:??? AAS
>>648-649
リタの横にダルシーが座り、続いて騎士Tが入り込む形になるのだろう。

ダルシーと騎士がすぐ近くに座っても、女戦士は特に何の反応も示さなかった。
気づいていないということはありえないが、意図的に無視しているという雰囲気でもない。

グラスを再び傾けようとした時、騎士に声をかけられる。
そこでようやく、反応らしい反応を示す。

「…………いや。会うのは初めてだ」

「…………」
省4
651
(1): 騎士T 2014/02/15(土)20:58 ID:F88AzNBA(2/5) AAS
>>650
「……」

酒を飲んでいる割に冷静な受け答えをされ、内心失敗したと思った。

「サザン・ピースを」

サザン・ピースとは、
伝説に存在する、常夏で神々がよく遊びに舞い降りたという島をイメージしたカクテルである。
カクテルの底部は草木をイメージした薄い緑色、上部は太陽をイメージするオレンジ色のカクテル。
652
(2): ダルシー 2014/02/15(土)20:58 ID:tN1RB4bo(2/7) AAS
>>649

「えっ――私はこの国に来るのは初めてで」

急に話しかけられて、驚いた様子でそう返す。
いやこんなおのぼりさんに話しかけてくるとは、といった反応。

「帝国のビールめぐりに――」

おいしいと評判ですからね、とメガネをかけ直す仕草をする。
省5
653
(2): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)21:11 ID:??? AAS
>>651
「…………」

グラスを口に運ぶ。
一度に飲む量は多くないが、そのペースは比較的速く、緩むこともなさそうだった。
やがて、杯は空になった。

バーテンダーに声をかける。
同じカクテルを注文しようと思っていたようだが、途中で取りやめた。

「彼と同じものを頼む」

彼とはもちろん、騎士Tのことだ。
省6
654
(3): 騎士T 2014/02/15(土)21:13 ID:F88AzNBA(3/5) AAS
>>652
真面目な感じの女性か……と、最初に見た後姿のイメージからダルシーのイメージを改める。

「女性がビールとは、珍しいね」

そういうと、ダルシーより先に瓶ビールと新しいグラスをオーダーし、
グラスに注いだビールをダルシーに差し出す。

「ところで、私はTと言う者だ。貴方のお名前をお尋ねしてもよろしいか?」

紳士気取りである。
省3
655
(4): ダルシー 2014/02/15(土)21:30 ID:tN1RB4bo(3/7) AAS
>>653

「え、ああ、そうですねー。大学がたくさんあるんですよ」

「別に使えないわけじゃないですが、いや才能がないらしくて」

魔法使いの国で生まれた割りにハンディキャップですよね、とかなんとか。
自分が大学出の魔法使いということはとりあえず伏せておく。
スパイはべらべらと本当のことをしゃべらないものだ。
……別にスパイではないが。

>>654
省6
656: 騎士T 2014/02/15(土)21:38 ID:F88AzNBA(4/5) AAS
>>655
「アリスンか……いや、名前も可愛らしいし、眼鏡が知的な感じでとてもいいじゃないか?」

サザン・ピースを飲み終えたので、新たにジョッキをオーダーし、先ほどのビールを瓶から注ぐ。

「む……?」

そこで、胸から点滅している石のようなものを取り出す。

「ふむ……これからなのに、急な仕事が入ってしまった……」
省3
657: 騎士T 2014/02/15(土)21:39 ID:F88AzNBA(5/5) AAS
>>655
「アリスンか……いや、名前も可愛らしいし、眼鏡が知的な感じでとてもいいじゃないか?」

サザン・ピースを飲み終えたので、新たにジョッキをオーダーし、先ほどのビールを瓶から注ぐ。

「む……?」

そこで、胸から点滅している石のようなものを取り出す。

「ふむ……これからなのに、急な仕事が入ってしまった……」
省3
658
(1): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)21:42 ID:??? AAS
女戦士の前にグラスが置かれ、カクテルが注がれた。
グラスを持ち上げて光に透かし、その色合いを眺めている。
慣れ親しんだ物を見る風ではなく、初めて目にしたものを観察しているようだ。

>>654
「なんと言ったらいいのか」

視線はグラスに注がれたままだ。
騎士に目を合わせることはない。

「私は口下手でな。さっき、どう喋ればいいかわからなかった」
「君のことを無視しているわけではないということを伝えたかった」

「強いのかな? この酒は」
省4
659: リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)21:43 ID:??? AAS
女戦士の前にグラスが置かれ、カクテルが注がれた。
グラスを持ち上げて光に透かし、その色合いを眺めている。
慣れ親しんだ物を見る風ではなく、初めて目にしたものを観察しているようだ。

>>654
「なんと言ったらいいのか」

視線はグラスに注がれたままだ。
騎士に目を合わせることはない。

「私は口下手でな。さっき、どう喋ればいいかわからなかった」
「君のことを無視しているわけではないということを伝えたかった」

「強いのかな? この酒は」
省4
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(1): ダルシー 2014/02/15(土)21:47 ID:tN1RB4bo(4/7) AAS
>>658

「まぁそうですねぇ。そりゃ農民もいれば商人に職人もいますが」

ぐびぐびとグラスに注がれたビールを飲む。
ぷはぁ、と満足げな息を漏らしてグラスを置くと、にまにまと上機嫌な顔になり。

「美味しいですねー、帝国のビールは。しかも一杯無料のラッキーつき」

やがて自分が頼んだソレも運ばれてくる。
ビールが美味しかったのでそのまま料理も追加。ナッツだけじゃ勿体無い。
省2
661
(1): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)22:06 ID:??? AAS
>>660
女戦士と"アリスン"の間に座っていた騎士Tが席を立ったため、
お互いの視線を遮るものがなくなった。

貴方が初めてこの酒場に入ってきた時、リタ・ウォルシュの両隣には誰も座っていなかった。
今ならその理由がよく分かる。
女戦士からは威圧感にも似た奇妙な雰囲気を放っており、それが他の者たちを近寄り難くさせていたようだ。
それは彼女の仕草から受ける印象などではなく、彼女の内部から直接にじみ出ているように感じられた。

「そうか……それもそうだな。そうでなければ国は回らない。
 なにもかも魔法で行う世界を漠然と想像していたが、案外私達とそう変わりのない生活をしているんだな」

ビールを煽るダルシーを眺めながらこちらもグラスに口をつけた。
省5
662
(1): ダルシー 2014/02/15(土)22:12 ID:tN1RB4bo(5/7) AAS
>>661

「そりゃ劇的に国ごとで生活なんか変わりません」

追加注文したソーセージの盛り合わせを幸せそうにつまむ。
ビールをごくごくとやって、で、思い出したようにナッツをパクリ。

「旅先の気分もあるんでしょうけどね。勿論ティンタジェルのお酒も美味しいと思いますが、ビールは得意じゃなくて」

基本的に果実酒が主流だとか。
省3
663
(1): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)22:27 ID:??? AAS
>>662
「そういうものなんだな。
 私は他国に出たことがない世間知らずでね」

グラスの中身を空にすると、次は別のカクテルを頼んだ。
先程から飲むばかりで、食事を取ろうとはしない。

「ふむ……帝国は飲料に適した良質な水が豊富に湧く。
 酒の製造には詳しくないが、ビールが美味い理由の一つはそれかもしれないな。
 自然の湧水ではなく魔法現象が関連しているらしいが」

「殉職者がでる仕事は変な仕事か。
 ならば私もだいぶおかしな仕事をしていることになるな。
省1
664
(1): ダルシー 2014/02/15(土)22:34 ID:tN1RB4bo(6/7) AAS
>>663

「私みたいなバンピーからしてみれば切った張ったの血なまぐさい仕事は変ですって」

血なまぐさい職業は肉屋が想像力の限界だ、とも。
無遠慮に飲んでいる割に、あまり酔っている風に見えないのでなかなか強いのかもしれない。

「水に魔法? 何ですそれ」

思わぬところでお仕事のとっかかりを見つけたかもしれない。
興味本位程度に見えるよう聞いておく。
信憑性がありそうなら日を改めて現地協力者と共に調査だ。
665
(1): リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)22:51 ID:??? AAS
>>664
「ティンタジェルというのは、少なくとも戦争や内乱とは縁遠い国のようだな。
 非戦闘員だからといって血生臭い者達と無縁な国はあまりない」

「私も魔術師ではないのであまり詳しくは説明できるほど知識はないが……
 地下に水の魔力が凝縮された結晶が存在し、それが豊富な地下水脈を形成しているらしい。
 実際にどの位置にどんな形で存在しているかは知らないが」

この情報は秘匿されているわけではないので、特に拒むこともなく提供する。
666
(1): ダルシー 2014/02/15(土)23:08 ID:tN1RB4bo(7/7) AAS
>>665

(すでに収集されてる情報だったりしそうだな……)

お仕事のとっかかり、とは思ったが。
まずは書類漁りからスタートしそうだ。

「そうですねー。治安はいい方だと思いますよ」

「都会の方は貧民がスラム形成してて若干危険らしいですが、職あぶれがない田舎は別に平和なもんです」
省3
667: リタ・ウォルシュ 2014/02/15(土)23:24 ID:??? AAS
>>666
「なるほど。中々魅力的な国のようだな。
 田舎に私のような者が少ないというのも納得がいく」

平和が一番だという"アリスン"の発言に無言で頷く。
リタ・ウォルシュの立場からすれば、完全に平和になってしまうと職を失ってしまうのだが。

「ティンタジェルの方は分からないが、
 帝国に存在する結晶はかなりの水量を保有しているらしいと聞いている。
 帝国の運河や河川の何割かがこの水に由来しているという話まであるほどだからな」

グラスの中身を一気に呷った。

「さて……私はそろそろお暇させていただくとしよう。
省3
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