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SSスレ

11モブ緑2:2012/10/17(水) 04:18:29
735 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/10/12(金) 23:28:41.48 ID:???
続き





「…は?」
「…っ!あ…」
思わず出た助けの声。
本当に無意識のうちに、高尾の名を呼んでいた。
男達は一瞬動きを止め、その後ゲラゲラと笑い出した。
「お前本当にホモなのかよ!」
「気持ち悪ぃなホント。ガチかよ…」
「へー高尾とヤったことあんの?だからこんなにとろとろになってんの?まじ淫乱。」
淫乱と罵られても、何を言われようとも、もう聞こえない。
ただ、愕然とした。
(そうか…俺は高尾の事…好き、なのか…?)
身体が妙に冷え、嫌な汗が吹き出る。
分かっては居たのだ、高尾に対する想いが他の人間に抱くそれとは違う事位は。
「…ーい…おい、聞いてるー?『真ちゃん』」
「…っ!あっ、やめっんんっ…ふぅ…?!うっ、いや、だ…!」
ぐちゅぐちゅと嬲られながら高尾の様に名を呼ばれれば身体がいう事を聞かなくなる。
嫌だ嫌だと思いながらも、高尾の事を想像したらどうしようもなく身体が疼く。
(…や、こんなの、おかし…!)
「あ…あ!ああっ!?ひ、ぃん!」
苦しい。
苦しいだけじゃない。そんな事もう…。
「きもちーんだろ?なぁー『真ちゃん』」
「…っ!!や、やめてぇ…おかしく、な、る…!」
頭の中がぐちゃぐちゃだ。もう訳が分からない。
とろっとろに蕩けた中はけれど男のナニを貪欲に求めるかのようにきゅんきゅんと締め付け、男を離さない。
「ちょ、こいつ…締め過ぎ…も、出るぅ…!」
びゅるびゅると熱い精が注がれる感覚。
「なァ、『真ちゃん』、気持ちイイっていえよ…!」
「だから…やめ、て…くださいいい…!」
涙と涎でぐしゃぐしゃの顔を快楽が塗り替える。
こんな自分知らない。
もう男たちに懇願するしかないのだ。
それはもう分かっている。
「も…許してぇ…うえ…うぇえ…」
男たちは笑いを堪えながら、優しく、優しく囁く。
「『真ちゃん』、許してじゃないだろぉ?き・も・ち・い・いって言いなよ。」
「そうだぜエース様?じゃなきゃ解放はされねえよ?」
「ひぃ…!いや、だぁ…!ううう…っ」
泣いても泣いても無意味だ。もう降伏するしかない。
「きもち、い…い…」
「あ゛ー?聞こえねえよ」
こんな生ぬるい降伏では許さないとでもいうように、男たちは緑間に厳しい。
「あ、あぅ…ああ…許してぇ…お願い…」
どれだけ助けを請うても、誰も助けてはくれない。
それはそうだ、だってこんな理不尽な奴らに勝てるわけがないのだから。
男たちは容赦無く緑間の身体を揺さぶり、腰を強く打ち付ける。
その都度小刻みに喘ぎ、高尾に助けを求める緑間を男たちは嗤う。
「高尾…!早く、来るのだよぉ…!ああああ゛、やめ、やめるのだよぉ、死んじゃ、死んじゃううう゛!」
けれど、いつだって助けてくれたヒーローは、今日は来てはくれない。
せせら笑う男たちの声が、聞こえなくなる。
とにかくボロボロに泣き、高尾の名を呼び続けた。


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