唯「はい、和ちゃん」 和「ありがとう……ってこれボツネタ?」 (195レス)
唯「はい、和ちゃん」 和「ありがとう……ってこれボツネタ?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14921/1316749390/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
179: いえーい!名無しだよん! [sage] 彼氏が居ると宣した田井中律の言葉に、秋山澪は凍り付いた。 平沢唯達も動きを止めて、見開いた目を律へと向けている。 八月を迎えて夏休みに馴染んだ学校は、学期内に比べて静かだった。 対照的に軽音部部室は騒がしかったはずだが、 律の発言によって喧しい面々は声を失くしてしまっている。 「彼氏くらい居るし。馬鹿にすんなよなー」 静寂の中、律が前言を繰り返した。 その瞳の端に溜まった涙の跡は、まだ乾いていない。 「それも、嘘、だよね? それも強がって意地張ってるだけなんだよね?」 先立つ話題で中野梓と一緒に律を煽っていた唯が、確認するような口調で問い掛けた。 前段となった話の流れを考えれば、唯の挟んだ疑問に不自然はない。 ただ、唯自身も判じかねているのか、語勢は失速していた。 律を茶化していた時は、断定するような語調だったはずだ。 澪も断じる事が出来ず、声を差し挟めない。 「嘘なんかじゃないから。胸囲も彼氏も、私の言う通りだから」 律が見せ付けるように、胸を張って言う。 先程まで、唯や梓に茶化されていた胸だった。 その直前の記憶が脳ではなく、胸に蘇る。 . 学期内から軽音楽部で活動していた彼女達五人は、 夏休みも部室で活動する事にしていた。 この部の活動は演奏とティータイム、即ち音楽とお喋りの二つの面を持つ。 演奏の練習を体面とするならば、ティータイムは本心に当たるだろう。 その、ティータイムの最中だった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14921/1316749390/179
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 16 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.135s*