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熱心党の最後の砦

6松代投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:03
>>5

>鳥山さん
大アジア主義の件は、作者自身がどれだけ自覚的に主張として盛り込んでいるかどうかさえよくわからないうえ、今回の休載問題とは論点がいささかずれてしまいかねないため、ここではさておくとしても、なんらかのアクションを起こすか、あるいは活動者への支援を行う必要は認めざるをえないでしょう。
というのも、今回の騒動は来年のと議会議員選挙をにらんだ政治的な動きである可能性が高く、初動で失敗した分を取り返すことができなくとも、保守派のさらなる増長を封じ込めるための対抗活動が必要なことが明らかとなりつつあるのです。
自分はこの休載問題について、当初はあくまでも「漫画作家の自助努力によって解決すべき」と考えていたのですが、以下の要因が漫画作家の自主的な活動を封じ込めており、外部の人間が援助しないと保守派が好き放題に跳梁する危険性があります。
要因1:サヨクシミン活動者が過去に同様の表現規制活動を展開している
彼らにとって都合の良い主張が盛り込まれているからといって、過去に映画「プライド」の公開差し止め活動を展開した連中と手を組むのは、あまりにも場当たり的かつ党派的なやり方でしょう。そのため、サヨクシミン活動と距離が近すぎる現在の表現規制反対活動団体は、なかなか動きがとり辛い情況にあると考えられます。
また、過去の「プライド」公開差し止め活動に関しては、検索すれば簡単に情報を得ることができます。そのため、活動を展開するにあたっては、過去に「プライド」の公開差し止め活動と関わった人物を排除し、党派的な動機による言論封じ込めとは無縁の活動であることをアッピールしなければならないでしょう。
要因2:作品的価値と政治的重要性の混同が見受けられる
作品的な価値とは無関係に、こういう表現規制に対しては抵抗しなければならないハズなのですが、どうしてもそのことを理解できない人が漫画作家に多数存在している以上、なかなか動きがとり辛くなるのは避けられないと考えます。率直に言ってしまえば、自分自身も本宮氏の作品を「面白いとはこれっぽっちも思わない」し、また「編集部の自主的判断で連載打ち切りになったとしても当然の作品的完成度」だとは思います。だが、作品的完成度が低いからといって外部からの圧力に曝されている作家や作品を救援しなくてもよいというのは間違いで、斎藤医師ではないけど「下らないものこそ守られるべき」ではないかと思います。
この件については、既に規制反対団体の中核メンバーでさえ、日記で「本来の「本宮マンガ」として「南京虐殺」を描いていたら、ぐぅの音も出なかったのでは」などと、作品的完成度が高ければ抗議を受けなかったと言わんばかりの世迷い言を垂れ流した末、作品的完成度が低いから直接的な救援活動は行わないとのたまっているのですから、他のメンバーもだいたい想像はつくでしょう。また、このような有り様だからこそ、読者を始めとする「作家的利害から離れた人々による救援」が必要とされるのではないかと考えます。
また、問題をこじらせているのは、作画において「南京事件当時に現場で撮影されていない写真資料」を用いた可能性が非常に高いことで、完全なる作者の空想物としての作品と事実関係との関連性と、事実から作者が着想してイメージをふくらませた作品と事実関係との関連性をきちんと整理、言語化してから立論しないと、抗議した側の術中にオチる危険性が高いという点です。
とはいえ、部外者が関わるには危険度が高すぎるうえ、自分達の活動からはいささか離れた問題でもあり、正面から対抗活動を展開するのはためらいがあります。側面支援に徹することができるなら、多少でも援助させていただきたいところですが、さて抵抗活動の主体となる団体や個人は現れてくるのでしょうか?


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