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熱心党の最後の砦

3松代@投稿移動:2004/10/22(金) 10:56
>>2

今回の南京事件マンガ問題については、問題となった作品を読んでいないため、現段階ではきちんとしたコメントができないことをおわび申し上げます。ただ、執筆者と出版社が休載に同意した段階で、抗議した側は目的の多くを達していると考えられるため、部外者である我々が今からこの問題に取り組むのはいささか困難です。いいところ、ロビイングの際に雑談ついでの探りを入れられるかどうかというところですが、やれるだけのことはやっておこうかという気持ちもなくはないです。
ただ、決まってしまったことを責めたり悔いたりしても始まらないので、過ちを悔いるよりも、その悪影響を最小限に押さえることと、過ちを繰り返さないようにすることが重要なのではないかと思われます。
具体的には、速やかに連載を再開し、作品への干渉を拒否する体勢をつくるということです。
今回の抗議活動が極めて政治的なもので、いわば「見せしめ」として弱い部分を攻撃したのは明らかです。
要するに、南京事件を取り上げるとひどい目にあうという恫喝がひとつの目的であり、この部分は既に達成されてしまったといえます。
これは、歴史的事実関係に関する異議申し立てを最小限に留め、政治的に都合が悪いことと青少年への悪影響を理由として抗議したことにも、動機の不純さが現れています。つまり、虐殺という呼称が実体に即したものかどうかは論議の余地があるとしても、南京で日本軍による大規模な非人道的行為が存在したことは否定しようがなく、その点で争うのは不利だということがわかっているのです。
そこで考え出した抗議の根拠が、日本政府が虐殺の事実を認めていないのに、虐殺があったと認めるような発言をすることは、国益に反するからけしからんというものですね。
青少年への悪影響に至っては、本当に単なる言いがかりとしかいいようがなく、教科書にも記載されているような内容であるにも関わらず、マンガをつかまえて抗議するというのは、あまりにも身勝手というほかありません。
ただ、休載になったところで全てが終わったというワケでもなく、連載再開に向けた動きもあるようですから、汚名を返上する機会はあるでしょう。
また、厚かましいことに抗議した人々は「第三者を交えた再発防止委員会」の設置まで要求しているそうですから、この点についてはなんとか阻止しないと大変なことになるでしょう。
これは、1995年に文藝春秋社の「マルコポーロ」がユダヤ人団体の抗議を受け、廃刊に追い込まれた時のやり方を真似しているとも考えられ、対応を間違えると後々まで大きな影響を及ぼす「大惨事」に発展するかもしれません。
その他、過去には長編アニメ映画「FUTURE WAR 198X年」の内容が戦争を賛美するものとして、サヨクシミソが抗議したという事例もありますが、こっちは結末の一部手直しで劇場公開にこぎつけています。同様に、東映製作の「プライド・運命の瞬間」もサヨクシミソから抗議されましたが、公開中止には至りませんでした。
今回の動きは、これらサヨクシミソのやり口から学んだところが大きいといえ、やったことはやり返されるの法則が発動したといえましょう。
それにしても、情けないのは集英社ばかりではなく、作家自身や同業者も同様でしょう。
集英社の腰抜けぶりは論外という他ありませんが、本宮ひろ志は言論人として小林よしのり「未満」であることを露呈させたと言えるでしょうし、救援活動をするかしないかさえもはっきりと打ち出せない作家団体もだらしないというほかないでしょう。
そういえば、表現の自由を守ると標榜している他団体の某中核メンバーも、日記でだらしないことを書いていましたっけ。まぁ、集英社での仕事をしていた過去もあるし、色々といいにくいことがあるのはわかりますが、それならば黙っていればよいものです。不用意な言動は、はっきりいって「利敵行為」だと思うのですけどね。
いずれにしても、今回の事件で漫画界は大きな痛手を受けたといえましょうし、もしかしたらマンガを文化として認めさせようという動きにも、多大な悪影響を及ぼすかもしれません。


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