第二裏ゲート (2965レス)
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10(1): [突発イベント 乱入歓迎] 2012/08/25(土)22:49 ID:gd20q.Ic(3/8) AAS
>>9
「……キリウだ……。
盗賊を戦っている最中、楽しげに乱入してきやがった……!!」
霧兎。最近出始めた賞金首である。
額はそれほどでなかった記憶があるし、まだ出始め故に情報も少ない……
「額の桁が1つ違うんじゃねぇかって思うほどだ……!!
アンタもさっさと逃げた方がいい!!」
大男の心は折れており、その風体には似合わぬ泣き言を言う。
コイツの味方はまだ戦っているのだろう、まだ戦闘の音は止まない。
11: [ムゲン] 2012/08/25(土)22:52 ID:UnwuTNFg(3/7) AAS
>>10
「そうかい、そりゃいい」
にぃ、と口元を釣り上げ、肩を上下し笑う。
歩みを止める様子もない。
「だれも死んでなきゃ尚いいんだがなぁ」
12(1): [賞金首「キリウ」<被害者の腕 乱入歓迎] 2012/08/25(土)23:02 ID:gd20q.Ic(4/8) AAS
「……お、おい!?
……まさかあの成りでバウンティハンターなのか……?」
大男はその様を不思議そうに見送った。
<「キリウ」の居る森>
特別、不思議な森でもなく森自体に何かがあるというわけではない。
ただ不自然なほどに森の獣は出ず、気配もない。代わりと言わんばかりに戦いの音が聞こえる。
歩みを進めるムゲンの方へと何かが高速で飛んでくる。
白く細い肉質の……恐らく、女性の腕。
13: [ムゲン] 2012/08/25(土)23:07 ID:UnwuTNFg(4/7) AAS
>>12
ヒュン、と揺らぐマフラーが素早くしなり動く。
グチャゴキャとマフラーが腕を咀嚼している。
「…ったく、黒いんだよ」
不愉快そうに舌打ちしながら歩みを止めず青年は行く。
ぶらぶらと垂らし開いた右手に黒い瘴気が渦巻いている。
14(1): [賞金首「キリウ」 乱入歓迎] 2012/08/25(土)23:24 ID:gd20q.Ic(5/8) AAS
戦闘が起こっている場所を見つけるのに苦労はしない。
なおも音は鳴り続けているし、何より被害者の肉片も飛んできたのだから。
<「キリウ」の居る森-深部>
多人数による戦いが長く続いていたせいか、打撃、斬撃、魔法らで不恰好に切り倒された森の一部。
開けた場所に”された”そこはそれまでの景色とくらべて取り分け異質と言える。
「くす……」
フードを深く被り、ローブを着込んだ姿の者が空間の支配者のごとく中央に立つ。
周囲にはそれを相手にした盗賊と冒険者……あの大男の仲間の細かく刻まれた亡骸が見える。
愉快げに笑う、彼女の舞台にまだ残っていた冒険者は二人。
震えながらも剣を構える男と、尖った帽子を被り杖を持った少女。
省10
15(1): [ムゲン] 2012/08/25(土)23:29 ID:UnwuTNFg(5/7) AAS
>>14
「…っ」
ダガッ、と地面が爆ぜ土砂が舞う。
青年が思いっきり跳んだせいで地を削った結果だ。
かなりの勢いでキリウ目掛け青年が突っ込んでいく。
青年を囲う様にマフラーが揺らぎ動く。
16(1): [賞金首「キリウ」 乱入歓迎] 2012/08/25(土)23:34 ID:gd20q.Ic(6/8) AAS
>>15
「あぁ……まだ居たの。
いや、今来たのかな」
真っ正直に動く挙動に気づいたのか。
はたまた踏み込む音に反応したのか、それに対し、腕一本を向け
「まぁ、血の気の多いこと」
黒い旋風が巻き起こし壁を形成させる。
反応速度が鈍ければ障壁に身体ごと衝突させかねない。
17(1): [ムゲン] 2012/08/25(土)23:38 ID:UnwuTNFg(6/7) AAS
>>16
「サン・デジール」
右手から刃が生える。
奇妙な呪文がビッシリと刻まれた紫黒色の刃だ。
吹き荒れる瘴気を撒き散らしながら刃を風の障壁へと叩きつける。
18(1): [賞金首「キリウ」 乱入歓迎] 2012/08/25(土)23:45 ID:gd20q.Ic(7/8) AAS
>>17
予想していたほど手ごたえはなかったが、その攻撃を出すまでの一瞬で僅かに距離を取る。
「おぉ、お見事」
パチパチとわざとらしい拍手をするキリウ。
常人ならばその身を衝突させるであろうそれに反応したことを褒めているつもりらしい。
しかし、切り裂かれた障壁が粘液状になり、刃へと纏わりつかんと飛来する。
19: [ムゲン] 2012/08/25(土)23:50 ID:UnwuTNFg(7/7) AAS
>>18
「うざい」
青年が左手を払うと風が巻き起こる。
やはり瘴気を孕んだ良くない類のものであるが十二分に効果を発揮する筈である。
更に右手から完全に剣が姿を現す。
厚みのある長方形の刀身に奇妙な呪文がビッシリと刻まれた紫黒色の両手剣だ。
正確には右手に集まっていた黒瘴気から這い出ている。
「刻むか」
軽々と片手で両手剣を一回振った。
20(1): [賞金首「キリウ」 乱入歓迎] 2012/08/25(土)23:57 ID:gd20q.Ic(8/8) AAS
風に振り払われた粘液がボトボトッと音を立てて周囲に落ちる。
元より僅かな距離を取っていたせいか半歩ほど下がるだけの動作で一振りを容易く回避した。
「実に愚直。脳筋とか言われないかい?」
ふふふ、と笑うその声。大げさに肩をすくめる。
ナメきっているとしか思えない。
「でもまぁ、そこらのゴミよりはやるようで。楽しめそうではある」
足元から血とは違う液体……黒いモノが広がり始める。
およそ触れて良いものでもないだろう。
21(1): [ムゲン] 2012/08/26(日)00:04 ID:NqmlJpzA(1/3) AAS
>>20
「当てりゃあ勝ちだ、脳筋も悪かあねぇ」
キリウから広がるモノにも一向に関心を示さない。
先程からくどいほど瘴気を辺りに散らしまくっている青年である。
今更相手の良からぬ何かに中てられて如何にかなることもなさそうであるが。
カッパン、と奇妙な音を立てて地面に擦り付け振り上げられた切っ先から魔刃が飛ぶ。
22(1): [賞金首「キリウ」 乱入歓迎] 2012/08/26(日)00:17 ID:NKCe97x2(1/3) AAS
>>21
「よほど、せまい世界を生きてきたのかねぇ。
まさに愚かしい」
足元の黒い液体が飛沫をあげ、魔刃を防ぎきる。
防いだあとも飛沫はなおも上がり続ける。
「当てれば勝ち、大いに結構。
私相手にあてることが出来るとは思えないけど」
すっとムゲンの方に腕を向けると宙から黒い水が発生。
渦を巻き、蛇の如き形状を成して襲い掛かってきた。
23(1): [ムゲン] 2012/08/26(日)00:20 ID:NqmlJpzA(2/3) AAS
>>22
「手前が思うほど手前の世界なんぞ広いもんじゃねぇ」
棚引く黒マフラーがジグザグに動く。
見る間に青年の眼前にマフラーによる壁が出来上がった。
@そろそろ限界だー
24(1): [賞金首「キリウ」 了解] 2012/08/26(日)00:33 ID:NKCe97x2(2/3) AAS
>>23
黒い蛇はそのままマフラーに衝突し、液体へと戻る。
「……っと、そろそろ"時間"か」
ギュルルル、と音を上げ足元に広がっていた水が一点に集中する。
蛇となっていた水も、先ほど吹き飛ばされた水も掌の上に集中し……
「遊びどころじゃなくなるんで、これでまぁ消えてくれ。」
黒い竜巻を巻き起こし始める。
それを投擲するようにムゲンの方へ投げ、本人は己が後方へと走り去る。
「命拾い出来たら、幸運に思うといい。」
と、台詞を残して。
省5
25: [ムゲン] 2012/08/26(日)00:41 ID:NqmlJpzA(3/3) AAS
>>24
「…」
背の方へ剣を回す。
大地を踏みしめ腰を落とし竜巻を見据える。
「は、…この程度に幸運も不運もあるかよ」
マフラーが壁を解き、青年の右手に巻きついて手と握りを固定する。
更にそこに左手を添えた。
「おっ、らああああああああああああああああああああああああ!!!」
省2
26: [賞金首「キリウ」 了解] 2012/08/26(日)00:51 ID:NKCe97x2(3/3) AAS
黒い竜巻は波動を受け、その軌道どおりに真っ二つに割れる。
『違う……!!それじゃ……!!』
それを見てハッとした様に表情が変わる少女。
確かな手ごたえは竜巻を消滅させたからという理由だと思ったがそれは違った。
何故ならその竜巻が、割れたまま二つに増えていたからだ。
より大きなモノに変わっており、それは吸魔したからだと伺える。
『逃げてっ……!!』
斬られた後、明確な意志を持ったかのようにムゲンに一直線に向かっていく2本の竜巻。
恐らくは魔力を取り込み、その方向へ追尾するような魔法も組み込まれていたという異質なもの。
となれば、この場は少女から離れるように逃げればこれ以上の犠牲は出さなくて済むだろう。
省1
27: 2012/08/27(月)07:37 ID:0SMFSdvI(1) AAS
【王都領海/――港町/浜辺】
早朝、薄靄が漂う未だ夏の浜辺から、一部が削げ落ちた銀色の甲殻を身に纏った化生が這い上がってくる。
「……やれやれ……ヘヴィ過ぎるぞ……。」
右腕を一振り、その身に纏った銀色の甲殻が硝子が砕ける様な音と共に掻き消え、
鮮血を思わせる真っ赤な髪の青年が倒れる。 見る者が見れば――”使った”と言う事が解る。
「(不味い、な――意識が、途切れ、る――)」
省4
28: [邪(死)] 2012/08/29(水)00:18 ID:ckcBNshM(1/7) AAS
【王国領/港町/たぶんひる】
「――さて、と……ここで良いか。」
本日は王国領の端、大海に面する港町に来ています。
「(魔力も少しは回復したし、段落も付いた……ま、怒られる事は無いだろう――)」
ふと、目が覚めた時に思った事があったので――
街のハズレで、とあるのを召喚する術式を機動する姿が一人。
29: [りりーゆとまんぐーす] 2012/08/29(水)00:32 ID:cqHdXqIs(1/6) AAS
ぽふんっという間の抜けた音とともに水色の髪の幼女が表れる。
「むぉ……」
帽子をかぶったままぐしぐしと目をこすっている。寝起きか。
『……zzz』
その膝の上で仲良さそうにしている一角猫。
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