第二汎用スレ (2314レス)
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(2): ◆/yjHQy.odQ 2018/08/04(土)00:15 ID:QV.fXagI(1) AAS
>>2310>>2311

「済まないね。カイくんや一部の構成員とは共闘もしたのだが、如何せん最初期のここは戦場の前線だった」

「生命の無事は共に戦った力量から察するに保証も出来るが、今何処にいるかはまた……もしかしたら国外の連合拠点で獣化の進行を抑えているのやも知れないな」

「次回の物資搬入の際の確認事項に入れておく。目撃情報に関しても承知した、彼らには世話になった、微力だが恩を返せると思えば安いものだ」

「裏付けのない憶測を重ねたが、ここにいる以上は第二の家と思ってもらえるよう尽力しよう。改めてよろしく頼む」

「あぁ、勿論だ。君がしたいと思うだけを存分に。彼同様、よろしく頼む」

「術編紙……ふむ、寄贈品や確保した品々の中にいくつか在庫があるはずだ」

「ここにかくまった市民の中には、商品を総て寄贈してくれた商人もいる。これに関しては簡単ではあるが譲渡対象者の記載が欲しい」

ぱちん、と指を鳴らすと、屋根近くの手すりから何かが下りてくる。
鳩だ。訓練された伝書鳥の一種。
リーチマンが何かを書いて、血判(指を切らずして押すと血が滲んだ)を押した紙を足につけ、また飛ばした。

「三層の魔術品の倉庫に向かって欲しい、予め通しておいたのでスムーズに受け渡しができるだろう」

「何に使うかは不明だが、役に立つならネストとしても喜ばしい」

ニクスはヘルメスの反応に苦笑いを返す。
見られているとは思っていなかったようだ。

「戦果の報告を期待するよ。もっとも、積み上げた首級に価値を見出す君ではないだろうが、ね」

「我らもここを安定した維持にまでは漕ぎ着けたが、これから先何が起こるかは分からない」

「かつての王都を愛し、懐かしむ者同士。ここに何が出来るかを解い続けるのは避け得ぬ命題だろう」

「お互い、悩んでいこう。いずれまた、隣で語り合うその日まで」

分かっているのか、と、もし問えば、笑って誤魔化すだろう。
彼はそういう人物であり、キョウがどうするかに関してもただ見守るに留めるつもりらしい。

「それと、個人的な案件だが」

「ニクスが世話になったようだ。師らしいことも出来ぬ身だが、礼を言わせて欲しい」

「ありがとう」
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