小姓その夜と昼 (28レス)
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5: 2008/05/30(金)20:31 AAS
殿様・将軍ともなれば、「御座直し」となって「夜伽」する美童(寵童)には、夜着を趣好を凝らして選ぶほど。初めての「閨房」で、性の行為をするための夜着をすぐ脱がすことは多分無いと想われる。たっぷり美童の美しさ・容色に溺れるのだろう。多分、これから存分に可愛がる美童だ、その美童が今ここにいるのだ。
その細いしなやかな体、柔らかい体、白雪のような白い肌、細い腰を堅く抱きしめて、夜着の上から撫でさすったり、髪の薫り、肌から匂いたつ美童の薫りを存分に味わい尽くすのだろう。
そして、帯をつけたままの美童の夜着の裾を開き、手を入れるのだろうか。そしてすべすべした腿に手を這わすだろう。美童は、恥ずかしさに、あるいは教えられたように(生童を装うため〕、思わず腿を合わすだろう。殿様はそんな恥じらいに愛しくなって、合わせた間にも手を伸ばすだろう、もう殿様のものは木の枝の
ようになってるだろう、これからすることを予告するかのように、そして心の準備をさせるかのように。そして手は上に行って、下帯の上から・・。美童の帯に手がかかるのは多分それからだろう。ようやく待ちきれなくなった後、夜着の帯に手が伸びる。そして結び目を解く。そしてどっちが先かは知れぬが、下帯にも手が伸びて解いてしまう!!。
そして、やさしく、夜着の肩をはずしていき、素肌の上から唇を這わせ・・そして夜着をはいでいく・・・・!!。

なお、参考までに、南條範夫「五代将軍」には、ふとしたことで「小姓」から、金で買われる[蔭間]へ身を落とし、波乱の少年時代をすごす美童のエロスが描かれていて貴重、ぜひ読まれたい。

「伊丹弥之介、召しつれましてございます。」
[近こう・固くなるには及ばぬ」
備後の守成定貞が、声を掛けたとき、成貞のそばに居流れた人々がふうっとほのかな吐息を漏らした。
弥之介はやさしい衣擦れの音をさせて膝行し。改めて一礼してから顔を上げた。・・
「心憎いまでに美しいの」成貞は満足して呻いた。
[何歳に相成る」
[十四歳になりまする」
微風に鳴る鈴よりも涼しい声で答えると、稚無さを残した小さな唇の間に白い歯が星のように光った。
[喜作、よいか。今宵から」
成貞が、眦を笑わせて言うと、喜作は「もとより」
と頭を下げ、[いかがいたしましょうか。色は]と露骨なことを口にした。
[薄紫はどうじゃな」
「御意、手前もさようにぞんじてました。」大丈夫、生童で通る・と喜作は安堵した。

夜の勤めは、それ自体では関白家におけるものと本質的には違いはなかった。
ただ違ったところは、成貞の愛撫が近衛基照のそれに比べて、著しく執拗でその上、強烈に嫉妬を伴ったことである。
嫉妬を享楽してるようであった。
[余の他の男に許すな」としつこく念を押し誓約を繰り返す。
青山の下屋敷で能楽の会を催した夜、弥之介はまったく無実の罪で、手ひどく苛められた。・・
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