千冊読書日記 (455レス)
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ぺろぺろくん
2017/04/28(金)20:43
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251: ぺろぺろくん [] ◇カトリーヌ・アルレー 『21のアルレー』 悪女もので知られたフランスの女流推理作家。 言わずと知れた『わらの女』以来、30年ぶりぐらいじゃないかな、この著者のもの を読んだのは。 意外や、軽い話にいいものがあって、「雌鳥と死」 第二次大戦下のフランス、8歳の少年は祖父母の元で暮らしていた。 ある日祖父が雌鳥を携えて帰ってくる。 いざ、そいつをしめてボイルドにしてやろうとすると、猛然と逃げまわりココッココッ と大声で鳴いた。そこで少年が訊ねた。 「この鳥、なんて名前にするの?」 それからこの雌鳥は11年生きることになり、祖父が亡くなったあとも、雌鳥はココッ ココッと、祖母に話しかけ、それはいつまでも続いた。 >10年も一緒にいてまだ喋ることがあったなんて、おれは今でもそれが不思議だ。 さすがに短篇でも悪女ものは冴えていて、恋人の不貞を電話料金の明細の中に見つけた女 は、局にかけると担当職員が出て、語数に間違いはないでしょ、と電文を読み上げる。 局員にとっては語数がすべて、電文の意味はどうでもよかった。 >愛の言葉は、自分に向けられていない時にはまるで硫酸と同じ。肉を焼き骨をくさらせ、 >脊髄までむしばんで生命のもとを犯してしまう。 まあ次の30年後はないだろうから、アルレーを読むことはないのだろうが、なかなかよかった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/1314/1462099670/251
カトリーヌアルレー のアルレー 悪女もので知られたフランスの女流推理作家 言わずと知れたわらの女以来30年ぶりぐらいじゃないかなこの著者のもの を読んだのは 意外や軽い話にいいものがあって雌鳥と死 第二次大戦下のフランス8歳の少年は祖父母の元で暮らしていた ある日祖父が雌鳥を携えて帰ってくる いざそいつをしめてボイルドにしてやろうとすると猛然と逃げまわりココッココッ と大声で鳴いたそこで少年が訊ねた この鳥なんて名前にするの? それからこの雌鳥は11年生きることになり祖父が亡くなったあとも雌鳥はココッ ココッと祖母に話しかけそれはいつまでも続いた 10年も一緒にいてまだ喋ることがあったなんておれは今でもそれが不思議だ さすがに短篇でも悪女ものは冴えていて恋人の不貞を電話料金の明細の中に見つけた女 は局にかけると担当職員が出て語数に間違いはないでしょと電文を読み上げる 局員にとっては語数がすべて電文の意味はどうでもよかった 愛の言葉は自分に向けられていない時にはまるで硫酸と同じ肉を焼き骨をくさらせ 脊髄までむしばんで生命のもとを犯してしまう まあ次の30年後はないだろうからアルレーを読むことはないのだろうがなかなかよかった
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