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74
:
ぺろぺろくん
:2015/02/18(水) 18:01:04
「NTT伝言の思い出3」
http://youtu.be/sfKPIo9OMUA
思いつきで引用した黒岩重吾の小説は正確には、以下の通りでした。
だが電話だけはかけておかねばならない。もし、今電話しなければ、まつりとの間は終わ
りになる危険性があった。
考えてみれば、私とまつりの関係は、お互い、夜の湖に浮かべた小舟に乗り、懐中電灯で
照らしあっているようなものである。
雨が降れば二人は別々の場所で小舟から降りてしまう。もし霧が流れてきたなら、懐中電
灯の明かりは見えない。一方が明かりをつけても、相手が応じなければ、すぐ傍に居ても、
何処に灯りが居るかわからない。
今夜、まつりは電池の切れ掛けた懐中電灯かもしれないが、明かりをつけている。メッセ
ージが明かりなのだ。
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