現地報告 (17レス)
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1: もっこす◆Yo.FDX/z4Q 2005/10/28(金)23:16 AAS
あたしの虎の巻を公開します。
地元の皆さんの参考になりますように。
2: 2005/11/13(日)00:30 AAS
もこりんの宣言は実行されるまで何年もかかるからなぁ…
3: もっこす 2006/02/27(月)00:06 AAS
  『部落』一九九四年一月号(第五七三号)および二月号(第五七四号)より転載

  揺らぐ筑紫の解同王国            植山光郎

 プロローグ

 小郡中学校の廣木一貫校長(五四)が、糾弾からみで変死した。部落解放同盟筑後
地区協議会(平井安次委員長)と小郡市教委、福岡県教委らから、自校生徒の発言を
理由に9月25日に糾弾され、その二日後に消息を絶ち、失踪後13日目の10月9
日、熊本県菊池市の山中で縊死遺体で発見された。「小郡中糾弾、校長自殺事件」の
真相糾明をもとめる県民集会が11月23日、おりからの氷雨をついて小郡市内で開
かれた。集会後、600人の参加者は拳をつきあげ、口々に「解同は教育に介入する
なー」「小郡市は真相を市民の前に明らかにせよー」と訴え、西鉄小郡駅前までデモ
省34
4: もっこす 2006/02/27(月)00:08 AAS
 2 現地合同調査活動

 10月20日。私たち調査団は午前10時に小郡市役所のロビーに集まった。昨日
までの集約では、参加人員は20人を割っていたが、当日、調査団は15団体、33
人に膨れあがった。報道関係者も『赤旗』、福岡民報、小倉タイムスから朝日、毎日
、読売など各社の記者で部屋があふれた。全解連本部からも急遽、村崎勝利副委員長
ら二人が福岡入りした。部落問題にからむ人権事件とあって全解連本部も、真相糾明
になみなみならぬ決意をしめしていることがうかがえる。小郡市や解同などは事件を
隠蔽にかかっているが、どっこい世論の関心はたかい。当然、調査団事務所で準備し
ていた経過報告などの資料は一瞬にしてなくなった。調査は、市議会の大会議室に変
更して行うことになったのである。
省42
5: もっこす 2006/02/27(月)00:12 AAS
 ところが、事件の震源地である学校側のガードは堅かった。中学校は教頭の不在と
PTAの会議を理由にして、調査には応じなかった。だが、調査団に加わった何人か
の教員OBが、個別に同中の教師たちと接触をもったが「この問題について、コメン
トは教頭に窓口一本化している」との返事しか返ってこなかった。もう一方の小郡小
学校は校長が調査に応じたが、終始、ノラリクラリとした応対で調査団をカリカリさ
せた。

 久留米市の県教委北筑後教育事務所では、調査予約に「ぜひ、話したいことがある
」と事前に約束していた金子裕幸副所長が、きゅうきょ「出張」で不在、尾花正樹所
長が会うという。糾弾会に出席した金子氏が「会って話したい」というから調査団は
、同氏の日程にあわせて、わざわざ夕方の六時まで待っていたのだった。それが突然
省12
6: もっこす 2006/02/27(月)00:15 AAS
 3 心を開き始めた小郡市民

 私たちの調査活動と宣伝活動が、小郡市の雰囲気をかえる嚆矢となった。全解連や
共産党の事務所、地元の魚住清文市議の自宅に電話、手紙で市民の声が届きはじめた
。すべて匿名だが、共通しているのは「とにかく真相を明らかにしてほしい」という
願いだった。行政や解同、これに加担する同和教育推進教員らの解放教育グループの
連中が、どんなに真実の隠蔽に狂奔しても、市民は真相の解明をもとめている。「ヴ
ェ、ナロード(人民の中に)」はレーニンだ。私たちは小郡市民の良心に依拠し、市
民を信頼して、市民とともにをスタンスに、真相を糾明する。12年前、いまの小郡
市と同様に解同ファッショ、乱脈不公正の同和行政体制だった北九州市を変革したの
は、土地転がし疑惑糾明をもとめる市民の18万人署名の市民運動だった。小郡市は
省26
7: もっこす 2006/02/27(月)00:18 AAS
 4 市民の会の結成と反共宣伝

 小郡市民は真相を知りたがっている。私たちの出す一枚、一枚のビラが、真実を伝
える情報として、砂漠に水がしみこむように市民のなかに浸透していった。反応はビ
ラに敏感だ。打てばひびくとはこのことだろう。校長自殺事件の真相は、小郡市を中
心に三井郡から久留米市などの筑後地方一帯に燎原の火のごとく急速にひろがりだし
た。

 この世論が同和問題で沈黙をしていた小郡の市民たちを変えた。市民たちは「人権
と民主主義を守る小郡市民の会」を結成したのである。それは、画期的なできごとだ
った。市民の会の趣意書によれば「いま小郡市では、発達段階にある子どもたちの未
熟な理解からの言動が『差別事件』として社会問題化されています。これは、子ども
省19
8: もっこす 2006/02/27(月)00:24 AAS
 5 言論弾圧にでた行政

 私たちは11月下旬に現地で真相糾明県民集会を開くことにした。現地合同調査団
の5団体に、福岡県労働組合連合会や人権と民主主義を守る小郡市民の会、福岡県歴
史教育者協議会など県下の民主団体が参加して「解同の糾弾と小郡中校長自殺真相糾
明県民集会実行委員会」を結成、主催することにした。

 ところが、である。なんと小郡市と市教委、県教委が公然と言論弾圧にでてきた。
常識では考えられないことがおこったのである。裏で、解同の圧力があったのだろう


 11月6日と9日に、私たち全解連福岡県連と筑後地協に、小郡市長田籠勝彦、同
教育長福田大助の連名で「小郡市における学校教育の確立のための申し入れ」があっ
省40
9: もっこす 2006/02/27(月)01:14 AAS
 6 公園使用の妨害

 小郡市と解同などの妨害は、真相をもとめる教宣活動の「自粛」だけにとどまら
ず、私たちが計画した真相糾明県民集会にもおよんだ。小郡市はいったん使用を許
可した小郡市東町公園の使用を「問答無用」とばかりに、取り消しにでたのである。

 会場の東町公園は、小郡市役所の東側に隣接した南北朝時代の大原古戦場跡地で、
記念石碑などが設置された史跡公園的な都市公園である。七、八百人も入ればあふれ
る規模の広さの芝生の小さな公園だ。

 この公園の利用を地元の魚住清文市議(共産党)が11月5日、「人権と民主主義
を守る会の集会」会場にと小郡市に使用許可を申請、市は同8日付けで「樹木を大切
にし、美化に努めること」と条件をつけて使用を許可した。
省34
10: もっこす 2006/02/27(月)01:15 AAS
 7 知らしむべからず

 私たちは早速この事も県民集会への参加要請の訴えにセットして市民に知らせるこ
とにした。19日から20、21日の週末、小郡市内にきゅうきょ現地闘争事務所を
設置、政次三七徳県連書記長と筑紫地協の役員らが朝から常駐した。「小郡中校長自
殺真相糾明」「解同は教育介入をやめなさい」の看板をとりつけた宣伝カー二台を準
備し、臨戦体勢で臨むことにした。「現地闘争」になれば実践活動が豊富で、市議活
動歴のながい平塚新吾県連委員長の真骨頂。同委員長は下着類をバックにつめ短期決
戦用の準備万端ととのえ、連日、現地事務所に詰めた。午前3、4時から活動を開始
、真夜中につくった「解同の教育介入と校長自殺の真相糾明県民集会」の手書き看板
省34
11: もっこす 2006/02/27(月)01:16 AAS
 ところが、市民の反応は行政や解同、市同研とは正反対だった。私たちが住宅地や
商店街、農村で小郡中事件の真相の糾明を訴えると、商店主がわざわざ店先にでてき
て耳をかたむけ、民家から市民たちがビラをもらいにでてくる。子どもたちを学校に
通わせる若い主婦たちは家の窓をあけて熱心に訴えを聞いてくれる。訴えがおわると
拍手をして「がんばってください」と頭をさげる。それは同和地区でも同じ。地区の
環境が軒並み整備されているから、私たちはどこからどこまでが同和地区か皆目、見
当がつかない。ビラをまき、街頭で訴えていると三々五々、人だかりができる。熱心
に耳を傾けて、終わると拍手があり「がんばってくれ」と声が飛ぶ。あとでそこの街
が同和地区だったと知らされることが二度ならずあった。

 街頭宣伝で解同らしきものからの妨害があったのは小郡市役所付近でに一回だけだ
省8
12: もっこす 2006/02/27(月)01:21 AAS
 9 市民を勇気づけた県民集会

 23日は勤労感謝の日。九州といっても福岡県は日本海型気候で、11月下旬はし
ぐれる日が比較的多い。この日も生憎のしぐれ。私は準備のため朝7時すぎにマイカ
ーで北九州の家をでた。天気さえよければ九州自動車道で、小郡の鳥栖ジャンクショ
ン出口まで一時間半で十分。だが、この朝は、途中四、五回強い雨足にたたられ、徐
行運転を強いられた。そのぶん余分に時間をくった。全国調査団との待ち合わせ時間
の10時ぎりぎりに西鉄小郡駅前広場につくはめになった。すべりこみセーフ。

 県民集会は午後1時から。全国調査団は、それまでの時間を市民への街頭宣伝にあ
てることにしていた。調査団は中野団長を先頭に四班にわかれ、それぞれ宣伝カーに
分乗、マイクとビラで真相糾明を訴える。まず、駅前広場で村崎勝利全解連本部副委
省37
13: もっこす 2006/02/27(月)01:40 AAS
  こころなしか集会後、繁華街を経由して西鉄小郡駅前広場まで集会のデモ行進を先
導した小郡警察署員たちのやさしかったこと。署員たちは終始笑顔で、デモ隊優先の
交通規制。こんなにもやさしい日本の警察ははじめてだ。それほどに解同の日ごろの
横暴、解同に屈服した行政のふがいなさを警察の態度が反証してくれた。
14: もっこす 2006/02/27(月)01:41 AAS
 10 小郡市議会での攻防

 県民集会には地元の小郡市民や教師の姿は少なかった。会場には解同の尖兵よろし
く何人かの同推がカメラ、ビデオをもちこみ、「威嚇撮影」をしていたらしい。そう
いえば私たちは、休日で閉庁の市庁舎の三階から会場全体を撮影する姿を確認してい
る。あとでわかったことだが、小郡市内や三井郡の学校では、集会の直前、教師たち
に「県民集会に参加するな」と内々に脅しがあったらしい。それでも私たちにしてみ
れば予想以上に、教師たちの参加があった。うれしかった。

 その上、参加した教師たちは県下の教師仲間といっしょに集会後、小郡中の教師の
家庭訪問を行い、調査活動と激励にまわったのである。知らない町を地図で住所を確
認して、夜、遅くまで訪問活動に没頭したのである。教育を守る教師としての連帯の
省25
15: もっこす 2006/02/27(月)01:42 AAS
 傍聴席は静かだ。しわぶきひとつない。

 「田籠勝彦君」

 ・・・市は部落差別をなくし人権確立を重点政策に、各界各層の理解と強い支援を
いただき・・・人権週間では啓発行進パレード、講演会では多くのご協力をいただき
お礼申し上げます。小郡中にかかわる件は、教育現場のことなので教育部長に答えさ
せます。公園使用の問題は、解放同盟からも公園使用願いがだされ、ピケ、衝突、混
乱が予想されたので、市民の会に使用取り消しを、解放同盟には不許可をした。混乱
回避が目的で言論活動を封じるつもりはなかった・・・。

 これが、田籠市長の答弁である。福田教育長は入院中のため林教育部長が答弁にた
った。
省26
16: もっこす 2006/02/27(月)01:43 AAS
 11 小郡中でまたもや失踪事件

 本会議の翌日、夜、小郡中二年生の父母から魚住市議宅に電話がかかった。子ども
の話では、担任の若い教諭がもう一週間近くなるのに学校を休んでいるという。その
父親は「担任は解同役員の娘(二年で別のクラス)を生徒指導した際、足蹴りされて
叩きかえしたところ『校長が死ぬよりお前が死ぬほうがよか』といわれた」と話した
。あとでわかったことだが、この若い担任はそのとき、人知れず「男泣きしていた」
との証言もある。「学校に来なくなったのは、そのことが原因ではなかろうか。なん
とかしてほしい」とその父親は心配する。

 またか。私たちはあわてた。これ以上の犠牲はまっぴらごめんだ。17日、魚住市
議は文教社会委員会の委員長だったこともあり、きゅうきょ文教委員会を招集、事実
省18
17: もっこす 2006/02/27(月)01:45 AAS
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