皇軍(明治~WW2)がファンタジー世界に召喚されますたvol.26 (303レス)
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1: 2017/01/29(日)10:52 ID:ci0mzTRQ0(1/6) AAS
自衛隊ではない日本の軍隊のスレッドです。
議論・SS投下・雑談 ご自由に。

ローテク兵器VS剣と魔法

戦国自衛隊のノリでいて新たなジャンルを開拓すべし
銃を手に、ファンタジー世界で生き残れ!

・sage推奨。 …必要ないけど。
・書きこむ前にリロードを。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。
・SS投下中の発言は控えめ。
・支援は15レスに1回くらい。
省3
2: 2017/01/29(日)10:53 ID:ci0mzTRQ0(2/6) AAS
暫定ガイドライン(分家皇軍Ver.)

1.「皇軍がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「大日本帝国の軍事組織」が「ファンタジー世界」に関わる話であること。
2.大日本帝国というからには、日本軍の組織・装備は実在もしくはその延長上にあるものに限る。
実在しないが延長上にあるものを出すには、そこに至る流れを説得力のある理由つけてハッタリかますこと。
3.核兵器(含む動力源)・大陸間弾道弾・人工衛星、巨大人型兵器・海底軍艦・飛行戦艦・陸上戦艦など当時の日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
しかし確信犯(誤用)的トンデモ架空戦記としてならまた別かも知れない。
4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が自由に決めることが出来る。
ただしそれ単独でパワーバランスを大きく揺るがす存在(兵器・魔術・キャラクター等)は作らない事が望ましい。
5.日本・F世界双方の人間をきちんと描写する方が好ましい。
一方の主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
省7
3: 2017/01/29(日)10:54 ID:ci0mzTRQ0(3/6) AAS
過去スレ
01 したらばスレ:movie_4152
02 したらばスレ:movie_4152
03 したらばスレ:movie_4152
04 したらばスレ:movie_4152
05 したらばスレ:movie_4152
06 したらばスレ:movie_4152
07 したらばスレ:movie_4152
08 したらばスレ:movie_4152
09 したらばスレ:movie_4152
省16
4: 2017/01/29(日)10:55 ID:ci0mzTRQ0(4/6) AAS
SS「帝國召喚」関係

ここまで読んだ氏による公開済み設定まとめWiki
帝國資料館
外部リンク[html]:www12.atwiki.jp

注意
『帝國召喚の記述に矛盾が生じた場合、HP掲載時に設定が修正された可能性があります。
もし気になられた場合、お手数ですがHPをご確認ください。』
5: 2017/01/29(日)10:56 ID:ci0mzTRQ0(5/6) AAS
SS「昭南疾風空戦録」関係

黒綿棒様のサイト
黒綿棒の世界
外部リンク[html]:sansho.dayuh.net
6: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/05(日)13:37 ID:54bd7AQo0(1/22) AAS
スレ立てありがとうございます。
外伝的掌編ですが、投下します。

前スレ>996-999

「フィクションだから」という前提と「チートあり」というご都合主義を受け入れない限り、
アメリカだろうがロシアだろうが中国だろうが生きていくのは無理だと思っています。
『ゲート』のように、常に地球と繋がりのある状態ならともかく、科学技術が中世レベルのF世界に単独転移は死刑宣告のようなものかと。
常に地球世界と繋がりがあったらあったで、それはそれで面倒臭くなるのですが。
7: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/05(日)13:40 ID:54bd7AQo0(2/22) AAS
傭兵ギルドからの催促が凄い。

内容は決まっている。
大口の仕事が欲しい。大口の仕事を紹介しろ。
傭兵ギルドはこんなに有力な組織だから云々かんぬん。
早くお帰り願いたい。

リンド王国の傭兵ギルドだから、リンドに敵対的な国や組織と契約を結ぶ事は禁止されているが、それ以外であればリンド王国専属の傭兵である必要はない。
つまりリンド王国から見て直接利害関係に無い第三国同士の戦争に加勢しに行くとか、リンド王国の同盟国に加勢しに行く分には問題ない。
また国家や地方領主のレベルでなくても、個人や組織が雇用主となっても何も問題ない。
有力商人が商品や現金輸送の護衛に傭兵を雇う事は珍しくないし、珍しいところでは平民個人が決闘の代理人を立てる為に傭兵を雇った話もある。

個人から契約可能といっても、ギルドにとって金になるのは大口の顧客、つまり国家だ。
省21
8: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/05(日)13:41 ID:54bd7AQo0(3/22) AAS
既得権益というものは、御上が無理やり取り上げても反発を受けるだけだし、
仕方なく取り上げるにしても、それに対する補填が無ければ上手く行かない。

形式的には、傭兵ギルドを潰すのは簡単だ。
女王が傭兵ギルドを解体する旨の署名をし、ギルドの勅許状を取り上げれば(失効させれば)いい。
しかしそれは抜かずの宝刀。強引なギルド潰しを実行すれば他のギルドから不信感を持たれる事は間違いなくなる。
それにそんな事をすれば、法的地位を失った百人余の元傭兵ギルド員と数万人の元傭兵が市井に解き放たれることになる。

傭兵ギルドの傭兵隊、傭兵達は、公共事業の側面もあった。
職の斡旋という分かりやすい理由だけでなく、王国軍の予備役プールとしての存在。
動員がかかってから兵士を徴募して訓練するのではなく、訓練経験や実戦経験のある傭兵を兵士や下士官、中隊長や連隊長として数千から数万の規模で募れる。
リンド王国の強さの一つとして、長らく王国軍と傭兵ギルドが持ちつ持たれつの関係にあった事は否定できない。
省21
9: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/05(日)13:42 ID:54bd7AQo0(4/22) AAS
しかし、これが逆に傭兵隊が傭兵隊として、国軍とは別に存在し続けていられる要因ともなっている。
小回りが利く訳だ。
皇国軍もその利点を評価していない訳ではない。

ただ、何十もの傭兵隊を雇う余裕は無いのと、雑多過ぎるのが問題だった。
ポゼイユ侯爵が全額負担して雇用し、それを皇国軍に派遣して無期限で指揮下に入れるという形になったリエール傭兵隊のような好条件は例外。

基本的には傭兵の雇用費は皇国が全額負担するのだから、せめてギルドは顧客側の意見くらい聞いてくれてもいいだろう。
そんなに難しい要求をしているつもりはない。戦術的に小回りの利かない槍兵はやめてくれ、ギルドの都合で勝手に編成を変えないでくれ。

2~3週間経つと、傭兵隊が勝手に列を抜けて、別の傭兵隊が入ってくる。どの傭兵隊が来るか皇国軍は選べない。
その土地の地理や風俗に詳しいものという条件は最低限守ってくれているが、契約条件に反しない限りで好き勝手だ。
前線部隊から評判の良かった特定の傭兵隊との専属契約にしたければギルドに違約金を支払わなければならない。
省15
10: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/05(日)13:42 ID:54bd7AQo0(5/22) AAS
投下終了です。
今年もスローペースになると思いますが、よろしくお願いします。
11
(1): 2017/02/05(日)16:22 ID:duMIjbdY0(1/4) AAS
投下乙でした。
傭兵ギルド側の言い分もある程度はわかる気はします。
とはいえ、日本人も割と頭に血が上りやすいですから、そのうち傭兵ギルドが粛清されるかもしれませんね(汗
12
(1): 2017/02/05(日)19:09 ID:ME6n/qvE0(1) AAS
明治の御一新の時はどうしたんだったかなとか言い出す参謀本部
13
(1): 2017/02/07(火)16:03 ID:I97TxQ6c0(1/2) AAS
傭兵なんて潰してRONINになられても困るし大変ですな
14: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/08(水)06:08 ID:54bd7AQo0(6/22) AAS
今日は非常に短いですが、幕間的な感じで本編の続きを投下します。

あと筆者なら本文で書いとけという話なのですが、少し補足を。

F世界の列強で軍事面で最強なのはリンド王国。これは、初期設定のかなり早い段階から決まっていました。
ただ、何故強いかはかなり曖昧だったので、独自の傭兵ギルド文化があった、みたいな完全な後付設定をでっち上げました。
他国にも傭兵ギルドはあるけれど、リンド王国ほどの質や規模はないという設定(後付)です。
中央集権と国民軍の充実によって、その最大手のリンド傭兵ギルドすら落ち目の時代だと。

対皇国戦の時は何してたの? というと後方支援業務と、兵の補充(動員協力)です。
完全に後付設定になりますが、数十万の王国軍の為に短期間のうちに多数の物資倉庫を用意して、
飛竜陣地を用意して、ユラ神国に勝つ気で居られたのは彼らのお陰という事にしておいて下さい。
そして敗戦によって契約金の不払い(未払い)も発生していて、とても不味い状況にあります。
省13
15: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/08(水)06:10 ID:54bd7AQo0(7/22) AAS
ザラ公国の首都ポカまで後退を余儀なくされたマルロー王国軍の“准将”は、受け取った伝令報告を見て表情を難くした。
『北部戦線にてノイリート要塞が降伏せり。南部戦線の諸将は皇国・リンド王国軍への圧力をより一層強め、戦域の確保を継続すべし』

先日、ザラ公国の使者が同盟脱退と単独降伏の通告をしてきたばかり。
正式な降伏調印となるとまだ時間がかかるだろうが、ザラ公国軍は“大打撃を受け作戦の続行が不可能になった為、戦列を離れる”と、全軍を本国に引き上げている。
こうなれば軍事的な圧力をより一層強めるどころか、現状維持すら危うくなる。
しかも北部ノイリート要塞が陥ちたというのだから状況は最悪だ。

実際問題、要求される最低ラインである現状維持すら出来ていないのだ。
ザラ公国を下した皇国軍が居座っているから、前線は後退しており、ポゼイユ侯爵領に対する圧力は無くなったも同然。
むしろ立場は逆転して前進基地の筈だったザラ公国が皇国軍の直接的脅威下にある。

ザラ公国対して懲罰的武力行使を行うべきか? あるいは経済制裁か?
省4
16: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/08(水)06:10 ID:54bd7AQo0(8/22) AAS
投下終了です。

ノイリート要塞陥落を日本で例えると、敵が南西から攻めてきて、九州南部や四国を防衛線にしていたら、いきなり佐渡が占領されて
このままでは新潟から関越道で東京まで一直線じゃないか、新潟からなら空中給油なしでも戦闘機の航続距離も足りるし、みたいな感じです。

ちなみに、距離とか角度とか相当あやふやですが、この方面の簡易地図はvol.24の>777にあります。
厳密な意味での領土だけでなく、およそその勢力圏にある地域も含まれます。
現実で言えば、リヒテンシュタインをスイス領としているような感じです。

>>11

契約したのに全然働かない、とかではありませんから。
ギルド独自ルールはあっても、その範囲内で真面目に働くのがギルドです。
だからこそ勅許状があるし、安易に潰せない組織になってるのですが。
省23
17: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/11(土)18:42 ID:54bd7AQo0(9/22) AAS
いつも雑談やまとめ等の応援ありがとうございます。
本編の続き、投下します。
18: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/11(土)18:44 ID:54bd7AQo0(10/22) AAS
東大陸北方、極北洋のシテーン湾に面するセソー大公国。

セソー大公家は、正式な王家ではないが、王家に准ずる毛並みの良さを誇る。
何せ、リンド王国の王子と、マルロー王国の王女の婚姻によって築かれ、発展した国だ。
言わばリンド王国とマルロー王国の共同の分家であり、“王家ではない王族”である。
『公爵』ならぬ『大公爵』であるのも、理由無き事ではない。
継承順位は低くとも、両王国の国王となり得る血筋。
仮にリンド王国やマルロー王国の王家の血筋が途絶えても、
セソー大公国が“予備”を確保している限り、正統な王家は続くのだ。

東大陸の北西をリンド王国、北東をマルロー王国で、北部中央を
セソー大公国が治める事で、この地域も大分平和になった。
省28
19
(2): 303◆CFYEo93rhU 2017/02/11(土)18:45 ID:54bd7AQo0(11/22) AAS
要塞に設置されている大型対艦砲の射程は、実用的な命中率が見込める距離であれば1000m。
限界まで装薬を使って、とにかく砲弾が飛ぶ距離であれば3倍以上の3500~4000mといった所だ。
逆に、海側からは臼砲艦のような特殊艦を使わない限り、高所の要塞に有効な打撃を与える事は難しい。
戦列艦の舷側砲では、仰角や射程距離の問題で要塞の主要部分に砲弾を飛ばすことすら難しいからである。
臼砲艦や揚陸艦が近づこうとしても、要塞砲や防衛艦隊に阻まれて要塞自体に攻撃を加える事は至難である。

シテーン湾に面するリンド王国の港町セルシーは、軍港としての機能は限定的であるものの、
フリゲート3隻を主力にコルベットやスループ等の小型艦艇が十数隻、母港として投錨している。
この艦隊は近海の哨戒や海賊対策、海難救助を主任務とする物で、ノイリート島を攻略するなど考えられていない。
軍事上の要請でノイリート島の攻略が必要となれば、大内洋に展開している主力艦隊を持ってくる手筈だったのだ。
であるから、それだけでは陸兵を詰め込んだ所で1000人程の揚陸が限度だろう。
省40
20: 303◆CFYEo93rhU 2017/02/11(土)18:46 ID:54bd7AQo0(12/22) AAS
今日も、皇国軍の大型飛行機がノイリート島上空にやって来た。
また“定期便”か……。
迎撃用飛竜と対空砲の準備はさせても、実際に飛ばす事はしない。
どうせやっても無駄だから、それで毎回飛竜を消耗させる事もないだろう。

だが、今日は様子が違った。
飛行機から、何かがばら撒かれたのだ。
一つは2バルツ爆弾。もう一つは紙吹雪。
特に大量の紙吹雪は島全体に降り注いだ。

束ねられた2バルツ爆弾は地表よりも上空で炸裂するように着火して投下された。
今回は警告であり、次は本格攻撃だという内容の紙吹雪と共に。
省47
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