F世界との交流その6 (135レス)
1-

1: reden 2013/01/14(月)20:24 ID:Gpzc7RXM0(1/2) AAS
異世界と接触して起きそうな事態を、日常のレベルから適当に
妄想してみるスレです。

エルフ〜癒しの森の音楽集〜とか、コロポックルの「ご家庭用
フキノトウパック」とか、そんなもんが売られたらどうなる
だろ。ってな感じでネタや議論・考察してみませんか?

・荒らしは華麗に異世界へ転送。
・SSでもネタカキコでもなんでもあり。
・息抜きが目的のスレなので、リアルを求めずともよし。
2: reden 2013/01/14(月)20:45 ID:Gpzc7RXM0(2/2) AAS
 スレ立てさせていただきました。
 遅くなりましたが、前スレのレス返しをさせていただきます。

>>前スレ991‐992さん
自分たちが既に詰んでる状況と理解できている者もいますが、事ここに至っては後戻りのしようが無い状態ですね。
心理的には追いつめられた鼠といったところでしょうか……

>>前スレ993さん
ちょうど、WW2でのドイツにおけるナチ党のような扱いになるでしょうね。
一切合財の責任を主戦派に被せることで王国政府に対するソ連の制裁を僅かでも緩和しようとするかと。
宰相たちにしても王家の存在をどうにか護持しようと思えば、対ソ戦の責任を主戦派のごり押し&暴走と位置付けたほうが戦争責任追及を回避しやすいですし。

>>陸士長さん
省6
3
(1): 2013/01/15(火)00:29 ID:B.rs.Hi20(1/3) AAS
投下乙です

>>白い人工の華が無数に咲き乱れるのを
その次は地上で両軍と民間人の赤い血の花が咲き乱れるのですな・・・

今回の作戦で反乱軍は王党派と赤軍の両方に挟まれる形になりましたな
4: 陸士長 2013/01/15(火)13:51 ID:VnbxNAXM0(1) AAS
reden様
多少大きな会戦レベルでという範囲ですw
戦史を見ると一回の会戦で死傷者20〜30万人はざらですからソ連は。
圧倒的優位な筈のバグラチオン作戦ですら死傷者は70万人近く逝ってますしね。
5
(1): 2013/01/15(火)21:22 ID:zvdxqyhE0(1) AAS
なんだろう、この陸自mad↓のせいか空挺シーンがMGS2のop曲で再生される…w
動画リンク[YouTube]
6: reden 2013/01/16(水)23:40 ID:0JUd.wh.0(1/8) AAS
>>3さん
叛乱軍としては外から救援が駆けつけて来る前に勝負を決したいところでしたが…まさか政府が敵国の軍隊を引き込んできたのは予想外でしたw

>>陸士長さん
ですねw
いわゆる【圧勝】した戦いでも敵より死傷者数が多かったりしますし……
そういう損害にもかかわらず、最終的に物量で敵側を圧倒してしまえるのは、まぁ人口の多さもありますが、やはり国家体制の成せる業でしょうか。

>>5さん
良MAD紹介感謝です。
ちなみに赤軍のイメージ曲というと、私の中ではこんな感じ↓ですねw

動画リンク[YouTube]
7: F世界逝き [F世界逝き] F世界逝き AAS
F世界逝き
8: F世界逝き [F世界逝き] F世界逝き AAS
F世界逝き
9
(1): 2013/01/27(日)19:14 ID:6IV0Utpk0(1) AAS
前スレ誘導くらいはしてもバチは当たらんぞ

F世界との交流その5
したらばスレ:movie_4152
10: reden 2013/01/28(月)17:06 ID:0JUd.wh.0(2/8) AAS
>>9さん
乙です。というか済みません、スレ立てのときに入れとくべきでした(汗

それでは続き……ではなく閑話をp投下します。
まだ戦争終わってないのにアレですが、時間軸的には戦後の話になります。
11: reden 2013/01/28(月)17:07 ID:0JUd.wh.0(3/8) AAS
 1941年12月20日
 ソヴィエト連邦 モスクワ

 灰色の空から微かに雪のちらつく中。
 モスクワ市街の中心地たるクレムリン宮殿より、南へ6街区ほど跨いだ先にあるクズネツキー・モスト通りの道路脇に、一台の公用車が停車した。
 後部のドアが開き、中から厚手の灰色コートに身を包んだ青年が降り立った。
 厳冬の曙光に染め上げられたような艶やかな金髪。そして透き通った碧緑の瞳が印象的な、何処となしに典雅な雰囲気を漂わせた青年だった。
 
「それでは同志。後ほどお迎えにあがります」

「ありがとう。ヴォロージャ」

 運転席から顔をのぞかせた運転手の言葉に小さく笑みを浮かべて礼を言うと、青年―――クラウス・クリッツェン・ハウスヴァルドは走り去っていく車を見送ると、踵を返した。
省25
12: reden 2013/01/28(月)17:07 ID:0JUd.wh.0(4/8) AAS
 気を取り直し、クラウスは手続きを済ませると脱衣室に入り、コートを含めた衣類全てを脱ぐと、部屋の隅に積まれたバスタオルと白樺の枝の束をとり、目的地へと続く扉を押し開いた。
 この国に来て、彼が学んだことがひとつ…宿酔覚ましと冬の暖を取るにはこれが一番効くのだ。

 開くと同時に、扉の先から真っ白な蒸気が溢れ出て、クラウスの全身を包み込んだ。
 ―――モスクワ・サンドゥノフスキー浴場。
 【蒸し風呂】それは、異世界人たちの生活習慣のなかでクラウスが諸手をあげて賛同したいものの代表格であった。

「………―――ぅぁ〜」

 端整な顔をすっかりだらしなく緩ませて、クラウスは蒸し風呂の片隅の椅子に腰掛けた。
 自身がかつて領有していた土地も相当な寒地ではあったが、ロシアの冬も負けず劣らず長く、そして厳しい。
 平均的な最低気温は零下10度。酷い時には零下40度近くにも達するのだ。
 モスクワに住居を移して、はや3ヶ月。この青年貴族にとって、スチームサウナはほとんど欠かせぬ日課となっていた。
省21
13: reden 2013/01/28(月)17:08 ID:0JUd.wh.0(5/8) AAS
 もっとも、お互いに各省の守秘義務もあるから、みだりに仕事の話などすることはない。
 熱を上げていたボリショイバレエのジゼルがどこぞの工場長とくっついただの、何処そこで食べたボルシチがこの世のものとも思えぬほどに不味かっただの…他愛のない雑談が殆どだ。
 ロシアの事に詳しくないクラウスは大概は聞き役に回っているが、どんな些細な話題でもモラヴィア人のクラウスには興味深いものが大変に多く、けっこうこの雑談時間を楽しんでもいた。
 どんな話題を振ってもしきりに頷いたり、相槌を打ったり、あるいは驚いてくれるクラウスは世間話の相手としては最高の人物だったらしく、最初は軽く挨拶を交わす程度だった男のほうも、今ではクラウスを見かけるたびに親しげに声をかけてくるようになった。
 二人揃って椅子にだらりと腰掛けながら、今日も今日とて他愛のない世間話に花を咲かせていると、入口の扉が開いて従業員らしい男が顔をのぞかせた。

「どなたか、飲まれる方はおられますか」

 大声で室内の客たちに聞く。
 いる!と室内に居る男たちの半分以上が手を挙げて言った。
 おや?とクラウスは首をかしげた。
 確か、ここの規則では…
省23
14: reden 2013/01/28(月)17:08 ID:0JUd.wh.0(6/8) AAS
 更には召喚魔術による物質の瞬間転移など。
 魔道技術のなかには、ソ連邦の科学技術では現在どころか将来に渡ってさえ実現できる目処の立ちそうもない技術が多数存在する。
 そして、現在のソ連邦がそれらに対抗しようと思えば、必然、魔術を頼らざるえないのだ。
 こうした事情から、モラヴィア人魔術師のうち、かなりの数がソ連への半ば強制的な移住を余儀なくされ、以後、将来長くに渡って国内各地に造られた秘密都市―――地図上にも記載されず、内外の出入りを厳しく制限された閉鎖行政地域―――において、ソ連の国益のために魔術研究に従事させられることとなる。
 もっとも、現段階では魔術師を囲いこむための都市というほどに大規模なものはなく、クラウスが赴こうとしているのもNKVD軍が警備しているスターリングラード郊外に新設された研究施設である。
 
(ここに通えなくなるのは、少し残念かな)

 少しばかり名残惜しむように、クラウスは周囲を見渡し、次いで雑談相手となってくれた男を見た。

「そろそろ、出ることにしますよ。また、機会があればお会いしましょう」

「ええ。お元気で、同志」
省4
15: reden 2013/01/28(月)17:09 ID:0JUd.wh.0(7/8) AAS
投下終了です。
16
(1): 2013/01/28(月)17:37 ID:B.rs.Hi20(2/3) AAS
乙です
ロシア名物バーニャ(サウナ)での微笑ましい会合ですなw

死霊魔術や専従魔術が効かない等のように、相手の体内の魔力を利用した魔術には
滅法強いので、それらを利用した魔術師や種族には最悪の天敵になりえそうですが、
透視や遠見など国防に関わるものはモラヴィア人に頼らざるを得ないのが辛い所
ですね>ソ連人

いかに持ち前の科学と技術と革命でこの問題を乗り切るか・・・
17
(1): 2013/01/28(月)18:46 ID:1mPodNWE0(1/3) AAS
投下乙です。

完全に馴染んでますね>クラウス
妹君の生活の方も是非!

旧モラヴィアの魔術師の登用、痛し痒しですね・・・・
クラウスみたいに有意義に協力している者はいいですが、反骨心溢れすぎると・・・・
18
(1): 2013/01/30(水)00:31 ID:8v7u8K3U0(1) AAS
投下乙。
>モラヴィア人魔術師を国の枢要に近い部分とどこまで関わらせるべきか

至急モラヴィア人に代わる、より信頼性があり、より共産党及びソ連人民に対し忠実で、
より革命精神に満ちた、模範的かつ向上心溢れる魔法世界の同志が必要になってきますな。

ちょっとそこら辺の奴隷商ブッ飛ばして、保護した奴隷をオルグ(ry
19: reden 2013/01/30(水)23:34 ID:0JUd.wh.0(8/8) AAS
>>16さん
魔術師とMrヒドラジンの出会いのお話でした。
そのうち魔鉱石素材を使ったスカッドでも開発してくれるやもしれませんw
まぁ、ドイツのV2をはじめとした外国からの技術情報がないので、史実通りには行かないかもしれませんが…

>>17さん
ロシアならではのご当地ネタを閑話で出していきたいですね。
蒸し風呂は今回やったので…後はウォトカとかロシア料理とか……
ブルーノで投降した人々などは、焦土戦や屍兵投入を行った王国中央政府への反発とも相まって比較的ソ連に協力的ですが、やはり面従腹背な方々も中には……

>>18さん
共産主義とか、まさに劇薬に等しい思想ですからねw
省1
20: reden 2013/02/07(木)18:34 ID:8aRvpqr.0(1/13) AAS
では、次話投下します。

1941年9月17日
モラヴィア王国 王都キュリロス 東部城壁

 
 モラヴィア王都キュリロス。
 その東側城壁を守備していたのは、叛乱軍側に寝返った王都守備軍の大隊に軽武装の衛視隊を加えた2000名程度の混成部隊だった。
 小規模の砦や城塞都市の警備ならば問題のない兵数と言えるが、人口90万、城壁の直径70平方kmに達する大都市の側面防御を担うには到底足りぬ。
 もとより、叛乱軍が城壁を占拠した目的は、王都全域に張り巡らされた結界とともに王国政府と外部の通信・伝令を物理的に遮断するためであり、それ以上のものではなかった。
 モラヴィア魔道軍の主力は対ソ国境付近に張り付けられており、王都近辺に残された僅かな予備戦力を決起部隊によって撃破してしまえば、叛乱軍側にとって目的の妨げとなるような障害はなくなる。
 言ってみれば、王都の内側に向けて監視の目を光らせるのが目的であり、王都の外から―――しかも空挺降下によって、万単位の大軍が目と鼻の先に突如送り込まれてくるなど想像の埒外であった。
省18
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