『話してはいけない』 (157レス)
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1(1): → 2021/06/06(日)00:19 AAS
『ランドノーティカ』ッ!!
量子的に生成された『座標』を目指し、日常を抜け出そう!
ランダムに指定された『座標』は、あなたの隣にある『未知の世界』!
思考の片隅にすら『浮かばなかったはずの場所』!
日常のルーティーンを抜け出し、新たな世界を体験する事で、あなたの心は再調整される。
それが、『ランドノーティカ』!!
このアプリによって起きる全ての出来事は、自己責任です。
省10
127(1): → 2021/07/02(金)01:38 AAS
>>126
あなたは、家族の顔を思い出そうとしたが、何も思い浮かばなかった。
それが不幸な事なのかどうかも、よく分からない。
『ウォーーム・・・』
再び、通路が揺れる。
128(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/02(金)01:51 AAS
>>127
「…………嘘だろ……」
紙片を放り捨て、先へ進む。
進む意思まで忘れてしまわないうちに、ここから脱出しなければ。
129(1): → 2021/07/02(金)02:02 AAS
>>128
通路の先は、緩やかに左へ曲がりながら続いていた。
途中には、何も落ちていない。
数十メートル進むと、通路の奥に鉄の扉が1つ見えて来る。
通路は、そこで行き止まりになっていた。
130(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/02(金)02:12 AAS
>>129
「ここが出口だと嬉しいが……」
鉄の扉を見る。
扉の構造と、何か書いてあったりなど目を引くものがあるかどうか。
そのうえで開けられそうならば開く。
131(1): → 2021/07/03(土)23:46 AAS
>>130
あなたは、鉄の扉に目を凝らした。
何の変哲も無い鉄の壁の様にも見えたが、ドアノブの様なものが扉である事を示している。
L字型の武骨なノブを含め、扉全体が微かに赤く錆びていた。
『キキィ・・・・』
ノブを回すと、悲鳴の様に軋んだ。
扉は、錆びている為か鉄製だからなのか、あなたが体重を乗せて引く必要があるほど重い。
省4
132(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/04(日)01:27 AAS
>>131
「ぐぐぐ……!!」
力の限り引く。
133(1): → 2021/07/04(日)03:36 AAS
>>132
扉が開くと、10畳ほどの四角い部屋があった。
中央に幅2メートル程度の窪みがあり、そこに水が溜まっている。
天井の高さは、4~5メートル。
全面石造りの部屋は、天井の所々から微かに漏れ出た光が差し込み、室内を照らしていた。
他に扉は無く、奥の壁沿いには3段のチェストが1つだけある。
134(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/04(日)20:13 AAS
>>133
「外の光か?ちょっと高くて届きそうにないが、最初の縦穴よりは登れそうだな」
天井から漏れ出ている光を確認する。
それは外の光であるのか、照明の明かりであるのか、
登ることができそうかや、登ったとして通ることができそうかなどだ。
今の位置からではよく見えなかったら、確認のために位置を変える。
135(1): → 2021/07/05(月)00:09 AAS
>>134
天井の石の隙間から漏れ出る光は、自然光の様に思えた。
見上げたが、数ミリの隙間の向こうを確認する事は出来ない。
壁面にも、素手で登れる様な凹凸は無い。
136(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/05(月)00:41 AAS
>>135
「ここは……誰かの隠れ家か何かだったのか?
出入り口らしきものも見当たらないし……」
水たまりを見る。
その深さを見て、水路とかではないか確認する。
あと、自分の顔が水面に映るかもしれない。
自分の顔を忘れていたりしないかも、確認する。
137(1): → 2021/07/05(月)01:00 AAS
>>136
水溜まりを覗くと、石造りの床が透き通って見える。
水面には、見覚えのある自身の顔が映っていた。
『ウォーーム・・・・』
ふと、水面が波立ち、周囲が震える様に揺れる。
『パチャッ』
138(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/05(月)01:06 AAS
>>137
「さっきからなんなんだこの音と揺れは……
どこで揺れているのかもわからないし」
水面の波立ち方から揺れの発生方向を特定できないだろうか。
振動音も、発生源があるなら方向を特定できそうなものだが、可能だろうか。
そして、『パチャッ』という音がした方を見る。
139(1): → 2021/07/05(月)01:27 AAS
>>138
水面の波紋は、沸騰した泡の様にあちこちから発生して来る。
振動の音は、部屋全体に響いており、どこから聞こえるのかは分からなかった。
微かな水音のした方に顔を向けると、水の中から何かが飛び出た事に気付く。
床からチェストの方へと素早く移動し、その横の壁の中程まで登ると、ピタリと
動きを止めた『それ』は、あなたの手の平ほどのサイズの『トカゲ』だった。
140(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/05(月)01:38 AAS
>>139
「おっ、トカゲじゃないか。
さっきの謎の文章の奴は、コイツなのか?
コイツがどうしたのかは知らんが」
「とはいえ、コイツが何かの手掛かりを握っているかもしれない」
ゆっくり忍び足でトカゲに近付き、うまく逃げられずに近付けたら
パッと飛び掛かって捕まえようと試みる。
141(1): → 2021/07/05(月)03:06 AAS
>>140
『ウォーーーム・・・』
足音を殺して『トカゲ』に近付いて行くと、再び部屋の中が震えた。
『トカゲ』は、その場から動く気配は無い。
チェストから1~2メートル手前まで近付いた辺りで、あなたは自身の行為に疑問を抱く。
いつの間にか、『トカゲ』を捕まえようとした理由が分からなくなっていた。
142(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/05(月)03:46 AAS
>>141
「あ……れ……?
なんで俺トカゲなんか追っかけてんだ……」
トカゲから興味を失い、横のチェストを見る。
そこにあるから好奇心で見た。それだけの話だ。
チェストを見た記憶がないから見た。
もしかしたら、見た記憶が無くなっているだけなのかもしれなかったが。
143(1): → 2021/07/06(火)00:14 AAS
>>142
3段のチェストには、チェストと同じ幅の引き出しが3つ重なっていた。
全体は木目調のデザインで、引き出し部分が白いカバーで装飾されている。
どの引き出しにも鍵穴は無く、中央部分に金色の小さなリング状の取っ手があった。
平らなチェストの上部には、あなたの指先ほどのサイズの白い立方体が1つだけ転がっている。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
144(1): ゴルシ・マキハラ 2021/07/06(火)00:44 AAS
>>143
「角砂糖か?」
パッと見は、サイズと形状からすればそう思えたはずだ。
角砂糖という概念を忘れていなければだが……。
いずれにせよ、立方体を手に取ってまじまじと見る。
145(1): → 2021/07/06(火)01:19 AAS
>>144
あなたは、立方体を手に取った。
ザラザラとした質感の物体は、『角砂糖』らしい。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
『ウォォ━━━━━━━━━ム』
次の瞬間、あなたの背後で低く唸る様な音が響いた。
咄嗟に振り返ると、水溜まりの辺りに円柱の様なものがある事に気付く・・・・・・・・・・。
省4
146: ゴルシ・マキハラ 2021/07/06(火)02:55 AAS
>>145
「なん、だ、コレは……」
突如現れた謎の物体の正体について、測りかねて立ち尽くす。
パッと見た印象は、『石臼』だと思った。
水車とかで粉を引いたりするアレだ。
だが、こんなところで半透明の石臼が回っていたとして、それが何だというのか。
理解の外だった。
「わけがわからん……。そうだ、角砂糖」
しかし、ひとつだけわかることがある。
それは、俺の手に角砂糖があるということだ。
省5
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