『LIVE in WHITE』 (418ﾚｽ)
上下前次1-新
1(3): → 2011/01/11(火)04:15 AAS
年明けと共に､観測史上最大となる大寒波が『多井 歩羽』の住む町を襲った｡
一夜にして降り積もった大量の雪は､交通を一時的に麻痺させ､各地で停電や水道管の凍結が相次ぎ､
全ての学校は臨時休校､大半の店や企業も営業出来ない状況となった｡
コンビニエンスストアなどの一部を除き､町は白いクロークで覆われた様に動きを止める｡
町に足止めを余儀無くされたドライバーも多く､『木戸銭 番』もその１人だった｡
2(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/11(火)19:31 AAS
>>1
「フ――ッ……寒いなー､動く気がガリガリ削れていくのがわかる｡
まあ､俺が犬でもコタツで丸まりたいレベルの雪ですけど……」
ぼやきながら､現在位置､そして自分と外の現状を確認する｡
もしも車で一夜を明かしたなら､更なる積雪で車内に閉じ込められちゃいないか心配だ｡
それとも､ホテルや避難所に行き着くことが出来たのだろうか？
どちらにせよ､貴重品や､必要そうなものはザックに詰めて車から持ち出したいが｡
3(1): 多井『スクリュー』 2011/01/12(水)00:18 AAS
>>1
「なんだこりゃ…ラッキー……なのかコレ？
まあ、正月延長戦ってとこかー。そういうことにしておくかー。」
とりあえずテレビをつけて、ニュースを見よう。
ストーブもつける。上着も着ておく。
4(2): → 2011/01/12(水)01:14 AAS
>>2
君は､土地勘の無い見知らぬ町を､偶然通過していただけに過ぎない｡
降雪量や寒波の襲来から､住人でも難しい大雪の予測を短時間で行う事は出来なかった｡
宿泊予定も無かった為､拠り所は自分の車のみ｡
道路は､雪が降り出して数時間で渋滞となり､今は完全に車列も停止していた｡
車外は吹雪で白く濁っており､除雪車の走る音が時折聞こえるだけだった｡
『コンコン』
━━━━━━━━━━━突然､助手席の窓をノックする音が響く｡
省5
5(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/12(水)22:51 AAS
>>4
「……ガソリンが何時まで持つかな｡
っと……誰です？」
助手席の窓越しに､ノックした人物を見たい｡
とりあえず､窓に曇りがないなら至近距離なら視認できる筈だ｡
流石に､この天候でエアコンは切っていないだろうし｡（燃費を考え全開でないにしても）
曇っているなら､グローブボックスにでも入れているだろうタオルで拭う｡
6(1): 多井『スクリュー』 2011/01/12(水)23:12 AAS
>>4
「まあ…、別になにをするわけでもないよね。
コーヒーでもいれるか。」
ストーブの上に、水を入れたやかんを置く。
7(2): → 2011/01/13(木)02:48 AAS
>>5
助手席の窓に目を向けると､見知らぬ男性が１人顔を覗かせていた｡
小さく腰を屈めた２０〜３０代と思われる男性は､吊り上がった眉に丸く窪んだ目をして､
厚ぼったい唇の間から並びの悪い歯が見える｡
『コンコン』
男性は､君がこちらを向くと､再び窓をノックした｡
>>6
『フッ･･････』
省4
8(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/13(木)03:12 AAS
>>7
「………………」
助手席の窓を開けたい｡
といっても､そんなに開け放したくはない……｡
声のやり取りが出来ればいいから､ほんのちょろっとという感じで｡
「余り外気を取り込みたくないんで､このぐらいでいいですよね｡
それで…………用件は何でしょう？ 市の職員の方とかですか？」
身なりの方（制服とかを着ている？）にも目を向けつつ､話しかける｡
9(1): 多井『スクリュー』 2011/01/14(金)02:11 AAS
>>7
「ちぇ…やばいな。
ガスの栓……いや、まずは明かりか。
懐中電灯なんて用意してたかな？」
記憶を頼りに懐中電灯ないしはろうそくなどを探す。
見つからなければ、手探りでガス栓は締めておこう。その後明かりを探す。
10(2): → 2011/01/14(金)03:41 AAS
>>8
男性は､フードの付いた黒っぽい厚手の防寒コートを羽織っていた｡
助手席のフロントドアガラスを２センチ程開けると､外気が一気に吹き込み､温めていた
車内の気温が刻々と下がって行くのが分かる｡
｢どうも･････････私･･････『蔵形 一世(クラカタ イッセイ)』と言います･･････････････｣
ふと､男性がガラスの隙間に沿う様に首を傾け､呟く様に口を開いた｡
｢貴方･････････降りて頂けませんか･････････････
省13
11(1): 多井『スクリュー』 2011/01/14(金)23:10 AAS
>>10
「…今のうちに、電池とか買っておくべきなんだろうなあ。
寒みーだろうしイヤだけど、賢い人間は今行動、だよね。
マヌケはどうしようもなくなってからあわてるもんだ。」
外を見て、コンビニまで歩けるようなら、外出準備、コンビニに行く。
ムリそうならあきらめる。マフラーやカーディガンなどのさらなる防寒具を引っ張り出しておこう。
12(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/14(金)23:33 AAS
>>10
「……見ての通り､車列は完全に止まってるし｡
こちとらノーマルタイヤです｡（チェーンは積んでるけど）
急ぎの用とやらのお役に立てるとは思えませんよ｡
そもそも､乗せてくれというだけならやぶさかではないが……っ」
（『スタンド』ッ……もしや､聞く耳持たないという感じですか？
クソ……対話の努力を破棄したりするのはやめろよなっ）
『スタンド』の腕は､助手席側のドアロックとこちらの体｡
どちらの方に伸びてきているのか｡また､その速度は？
２ｃｍの隙間を押し広げたりするわけでもなく､普通にスルリと入ってきている？
省6
13(1): → 2011/01/15(土)03:29 AAS
>>11
窓の外に目を凝らすと､吹雪の中で雪が降り積もっている様子が確認出来る｡
車道は､除雪車によって除雪されていたが､歩道の雪は膝下まで積もったままになっていた｡
玄関のドアを開けると､冷気と雪が勢い良く吹き込んで来る･･････････････｡
家を出た君は､歩道に残された歩行者の足跡を辿りながら､コンビニエンスストアへと歩き出した｡
視界は吹雪に遮られ､すぐに靴の中まで雪で濡れてしまう｡
『ドドドドドドドドドドド』
省2
14(1): → 2011/01/15(土)03:29 AAS
>>12
『スタンド』の腕は､テレビを見ながら脇のペプシコーラを取る様に､無造作に君の方へと伸びて来る｡
目視出来るスピードだが､到達するまでは１〜２秒の距離だった｡
ドアガラスが､さらに開く様な気配も無い｡
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
君は､咄嗟に上着を掴み､運転席のドアを開いた･･･････････････車内の気温は､一気に下がる｡
外は予想以上に寒く､吹雪が容赦無く君に吹き付けて来た｡
君が外へ半身を乗り出すと､伸びて来た『スタンド』の腕はピタリと止まる｡
省6
15(1): 多井『スクリュー』 2011/01/15(土)22:42 AAS
>>13
「ちぇ…出なけりゃよかったかなって、おいおいやべーよアンタ大丈夫？！」
すぐに走って、「それ」のところに行き、起こしてみる。
16(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/16(日)00:40 AAS
>>14
「……『スタンド使い』相手だと､対応は変わるのか？
何なんだ､アンタは……」
白を切っても仕方がない状況だろう｡
『スタンド』に対応できるよう､『アッシュトラックス』を発現｡
警戒しつつ､『蔵形』に反応を返す｡
上着には『アッシュトラックス』の手も掛けておく｡
17(2): → 2011/01/16(日)01:25 AAS
>>15
雪の中から『抱き起こした人物』には･･･････････････見覚えがあった｡
名前は知らなかったが､近所のアパートに住んでいる中年男性らしい｡
挨拶を交わす程度の知り合いだが､向こうも君の顔に見覚えがあるかも知れない｡
確かめようとしたが､蒼白い顔に生気は無く､冷たくなった男性は息もしていない様だった｡
>>16
君の『スタンド』を見た『蔵形』の眉が､ピクリと動いた｡
｢最初に･･･････････名乗りましたよね？
私･････････････そういえば､貴方の････････････名前は､まだ聞いていませんでしたか｡｣
省4
18(1): 木戸銭『アッシュトラックス』 2011/01/16(日)21:42 AAS
>>17
「職業､目的その他の事を言ってるんですよ……
……まさか､名前を言えば教えてくれるのか？
名前は『木戸銭 番』ですが…………うおっ！」
ドアを開け放し（風で閉じそうなら手で押さえつつ）､車外に完全に出て数歩後退｡
後退するときに､上着をスタンドの手で素早く振っておく｡
一瞬､こちらの姿を隠している間に､後退した軌跡に『ダミーの自分』を残す事が目的｡
スタンドの手で押された本物の自分は､その後ろに屈んで隠れる｡
吹雪のお陰で視界は悪いだろう｡見破られる可能性は低いはずだ｡
19(1): 多井『スクリュー』 2011/01/17(月)01:10 AAS
>>17
「おいおい…これすげーやばいよね…。
くそっ、いまさら見てみぬフリできねーしなああーーー。」
携帯で、警察に電話をかけ、死体発見を告げる。
20(2): → 2011/01/17(月)01:28 AAS
>>18
『バシィッ！』
上着を翳した瞬間､『蔵形のスタンド』がそれを払い飛ばした｡
君は､残像の様に自分の『軌跡』を残して､車から２メートル程離れる･･････････････｡
『バタン』
直後､ドアの閉まる音が響いた｡
吹雪で視界は悪かったが､君の車に乗り込んだ『蔵形』の顔が確認出来る｡
省12
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