『秋のスタンドコンテスト2010』 (489レス)
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(4): 2010/10/29(金)23:01 AAS
『多指症』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
産まれた赤ん坊には、右手の指が『6本』あった。
それが人差し指に当るのか、中指に当るのかは今となってはわからない。
そのままでも構わないと思っていた両親だが、再三に渡る周囲の推しもあり、手術を決意する。
かくして、幼児期に指は通常通り5本となり、彼の身体は人並みの成長を遂げていくこととなる。
だが、成長した青年の心には、『1つ足りない』という奇妙な思いが残っていた。
本来あるはずであった『6本目の指を失った』という感覚は、無意識下に影響する。
五体満足という価値観とはまた違う、自身が正常に思えるが故の無自覚な『コンプレックス』。
『魂』は知っている・・・・・・・・・・・身体にない『指』は、『どこかにある』ことを。

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スタンドの右手には、『見えざる6本目の指』が存在する。
第三者からはただの人型であり、6本目の『指』は青年にしか認識できない。
この『指』は、スタンドから他の物体へと移り渡る力を持つ。
( 6本目の指は、『身体のどこにも存在しなかったから』こそ、『身体を定位置とせず存在できる』 )
スタンドの身体の表面上はもちろん、地表・備品・鉱物・他の生物と・・・・・・・・・
どんな物体であろうと、『指輪以上の太さ』があればそこを付け根とし、指としての様々な動作が可能。
指一本としての力しかないため、『指』だけでの移動は『這いずる形』になり時間を要するが、
別の物体へ接触さえすれば、瞬発的にその物体へと乗り移ることが可能。
『スタンド名』は・・・・・・・消えた6番目を表し、『バニシング・ゼクス』。

 ・『指』の存在は本体にしか認識できないものの、『指』が加える力の影響は他者にも伝わる。
 ・この『指』はスタンドではあるが、本体にとっては失った指と同義であり、『実体』扱いとなる。
 ・上記2つの理由から、例え偶然でも他者の動きが『指』を攻撃する形になった場合、
  『指』の痛みは本体へと伝わり、『指』の動きに支障を与える。 ( ただし他者に触った認識はできない)
 ・青年の肉体には実在しないため本体が傷つくことはなく、『指』へのダメージも時間とともに薄れる。
 ・青年が認識してるからこそ『指』は存在できるため、離れた『指』の位置を完全に見失う場合、
  『指』は一時的にその場から消失、時間を置いてスタンドの右手に再び現れる。
  すでに失ったものの象徴であるからこそ、青年から『指』が完全に失われることはない。

『バニシング・ゼクス』
パワー:C スピード:B  射程距離:C
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A
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