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テトナ文学を賛美する宣教師の会

867:2014/09/19(金) 02:36:35
インドネシア、スマトラ島━━━━━━━━━━
マラッカ海峡を臨む交通の要衝であり、数々の古代王朝が興った地である。
西部海岸沿いには、今尚火山活動の続くバリサン山脈。
東部海岸は、大半が湿原になっており、島の人口は中央部の高原地帯に集中していた。 
 
バリサン山脈では、今から200万年の間で地球最大の噴火が起きたとされている。
その際に出来たカルデラ湖が、トバ湖。
そして、トバ湖の中にポツンと浮かぶ火山島が、サモシール島である。
 
「コピ・ルアク!コピ・ルアク!」
 
島の北部にある小さな平屋建ての家屋に、熱気を帯びた歓声が響く。
現地人と思われる大勢の男女に囲まれているのは、彼らより一回り以上大きな人物。
ビア樽の様な醜い巨漢は、『コピ・ルアク』と呼ばれていた。
 
現地人の口伝によると、『彼ら』はコーヒー豆の様に黒い肌で生まれるという。
生後数日は泣く事も無く、ただ身を丸めて動かない。
大半は、そのまま死んでしまうが、極稀に生き残る者もいる。
人々は、生き残った者を『コピ・ルアク』と呼んで崇拝し、丁重に育てた。
 
『コピ・アルク』の食べる物は、焼いた藁と若い女性の痰。
水は飲まないが、たまに小さな羽虫を食べる事もあるという。
生後半年ほどで成人男性ほどの大きさに成長し、その後も少しずつ成長し続ける。
そして、この頃から日に数回『排便』をするようになる・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ブッ』
 
『ブリ・・・ミチミチミチッ』
 
巨漢の小さな肛門から這い出る様に、太い糞が姿を現す。
ふわりと漂って来る糞の匂いは、舐めかけたキャンディーの様な甘味があった。
 
「ミキミキ・ツンパ・カルティーハー・・・・・・・・」
 
糞の下に大きな白い陶器の皿を差し出しながら、人々が口々に何かを唱え始める。
現地語で、『お前のものは俺のものだった』という意味だ。
やがて、皿の上に小学生の腕ほどの糞が横たわると、再び周囲が歓声に包まれる。
子供達が巨漢の肛門を湿った葉で拭く中、糞は恭しく湖畔の祭壇へと運ばれて行き、
そこで身を清めた男女の手に渡る。
 
『コピ・アルク』の糞の中に含まれたピンカトゥという粒状の卵からは、そのまま
時間が経過すると、蛆虫に似たソクという虫が孵化する。
だが、60歳以上の高齢者の尿に浸しておけば、孵化する事無く卵は死んでしまう。
この卵を乾燥させ、高温焙煎すると黒い飲み物が出来る。
飲み物の名も『コピ・アルク』。
漂う香りは、『コピ・アルク』の肛門にある分泌線の匂いと酷似しているという。
コーヒーとして出す店もあるが、胃腸の弱い者が飲用すると、『コピ・ルアク』を
出産する事もある。


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