-BAKU- (52レス)
上下前次1-新
1(1): 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/24(火)03:36 AAS
「おい」
「・・ん?」
バキョッ!!!!!
2(1): 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/24(火)03:38 AAS
男が手を翳すと眼前にいた男の頭部が吹き飛んだ。
「力が・・・戻ってきてるみたいだ」
男の名は漠。白いTシャツに青いジーンズといういたって軽薄な恰好をしていた。
「いけね・・・道聞くの・・・忘れた」
ダンッ!!!!
省3
3(1): 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/24(火)03:45 AAS
獏の目の前にはスーツを着た金髪の男が立っている。
そして男が漠に手を翳すや否や、漠はすぐさま横方向に跳んだ。
その直後、さっき漠が突っ込んだ場所に再び大きな穴が開き、壁が一部崩壊した。
男は再び漠に手を翳す。刹那、男が後方に吹っ飛んだ。
漠が避けながら攻撃を放っていたのである。
仰向けに倒れた男がゆっくりと起き上がると口から血を流していた。
4: チンギス◆maoqn..... 2009/02/24(火)22:57 AAS
AA省
5: フジモン 2009/02/25(水)01:17 AAS
顔でかいからや
顔でかいから始まった思うねん
錯覚や
6: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)02:21 AAS
「大人シクしロ…私は、次元様の命令で、キさマを連れてテ帰るだケダ…」
「ケッ・・誰か奴の世話になんかなるかよ」
「ソウいウこトならショウがナイ…手足の1,2本は覚悟シテもらオう・・」
男はダッシュで漠に向かってきた。
漠は男に攻撃を放つ。男は中空に2メートルほどジャンプする。
「さっきは油断しタガ・・見えテイルのだよ…キサまの『ウェイヴ』は・・」
中空の男目掛けて漠は再び『ウェイヴ』と呼ばれるそれを放つ。
男も僅かに遅れて放つ。
ドンッ!!!!!!!!
7: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)02:35 AAS
漠のウェイヴをも飲み込んだ男のウェイヴは漠を中心とした半径2メートルの壁、地面を歪んだ球形のような形に削り取った。
中心にいた漠も無事では済まないことが破れたシャツはジーンズから見てとれる。
「・・ごふっ・・・」
漠は血を吐き出し、小刻みに震えた後、地面に仰向けに倒れこんだ、と同時に漠と目と鼻の先に男は着地した。
「私の力の方ガ上ダッタようダナ…イヤ、まだ力ガ完全に戻っテナイのカ・・・・
ドチらにシロ・・・腕ヲ折ッテオイた方が良さソウだ」
男が漠の右腕を踏みつけにかかる。
ゴスッ!!!
8: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)02:51 AAS
男の踏みつけをギリギリで交わし、その足を掴む漠。
男の右足首から下が吹き飛んだ。
「ぬッ・・・」
そしてすぐさま地面にウェイヴを放ち、その衝撃で移動し、男から距離を取る漠。
「また油断したな・・・直はヤベぇんだぜ・・・直は」
男の顔中に血管が浮き出、物凄い形相になっている。
9: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)03:20 AAS
男はバランスを保てず、尻もちをつく。
『バリ・・バキ・・バキキッ・・』と男が歯を噛みしめる音が聞こえた。
ドンッ!!!!!!!!!!!!
漠の放つウェイヴびより、男の周りの空気が揺れ、地面がえぐれる。
男は吐血するもの、全身は僅かに揺れただけである。続けざまに放つが男の体制は変わらない。
「ウェイヴヲ纏ッテイル・・・今ノウチに・・」
男はその身にウェイヴを纏っていた。その為、獏のウェイヴをかなりシャットアウト、相殺していたのである。
その間にポケットに手を入れ、何かを取り出した。携帯式の送受信機であった。それに何かを打ちこむ男。
(ウェイヴが弱まった・・・今だッ!)
男は後方に吹っ飛んだ。
省1
10: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)03:30 AAS
仰向けに倒れ、大量に吐血する男。
(終ワり・・・ダ・・もウじキ・・コこニ・部隊がヤッテ・・くル・・・)
『バキッ』
男は送受信機を握り潰すとピクリとも動かなくなった。
11: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)05:25 AAS
「ふぅ・・・・」
一息つくと漠はその場を後にした。
―D社第壱弐管轄地区
真車次元を会長に置く波動力学研究会社ディメンションの管轄エリアである。
「壱弐…てことは確かこの辺に…」
その時漠の前方の地面に影がっ映った。
「・・・・!!」
ズンッ!!
12: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)05:41 AAS
漠がとっさに後方に跳んだあと、さきほどまでいた場所の地面がえぐれた。
『タタタタタタタッ』
直後、漠の背後にに銃弾が撃ち込まれた。
「ぐっ・・!」
『ザッ』『ズンッ』
省12
13: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)05:48 AAS
漠は、壁から壁へと移動し、弾を避ける。
(ちっ・・・このままじゃウェイヴが・・尽きちまう・・)
被弾を恐れて漠はかなりの量のウェイヴを放出し纏っていた。その為、体力をかなり浪費していた。
いつの間にか小柄な男の姿が漠の眼中から消えていた。
それを気付いた時、漠の左頬に拳がめり込んだ。
バキィッ!!
ガンッ!!
猛烈なスピードで漠はビルの外壁にその身を埋もらせた。
14: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)06:01 AAS
パラパラパラ・・・
外壁の破片が地に降り注ぐ。漠は地上から6メートルほどの場所に足だけを出し埋まっている。
「ウェイヴが消エタな…」
小柄な男はそう言うと、漠の方に手を翳す。
ドンッ・・・!
省11
15: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)06:17 AAS
大柄な男がビルの外壁に勢いよく突っ込んだ。
スーツにはいくつか穴が開いていた。弾もろとも喰らったのである。
「ぬフッ・・・」
「武藤をフッ飛ばスとは・・ナかなカヤル・・・」
「コいツは俺がやル…お前は奴ヲ・・・・・・」
武藤が漠に目を向ける。だが、先ほどまで埋まっていた外壁に漠の姿はない。
「梶ッ!!」
ベシャッッ!!!
省2
16: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)06:29 AAS
梶の頭部からうどんだまのようなものが頭部から転げ落ちた。脳であった。
梶は白目を向いて絶命した。
「はぁっ・・はぁっ・・・来てくれたか悠矢・・・・」
少年の名前は悠矢といった。
「探したぜ・・漠」
バララララララッ!!
武藤がマシンガンの弾を乱射した。
省5
17: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/25(水)06:51 AAS
2つの歪んだ空気の塊が、武藤目がけて猛烈な速さで近づいていく。
武藤はウェイヴをバリア化し、周囲に透明の球形状のようなものを展開し、己を包み込む。
ドッ!!ドヴォッ!!!!!!!!!!
武藤に二人分のウェイヴがめり込んだ。その衝撃で武藤は中空を舞う。
『ビキッ・・・ビキッ・・・』
武藤の顔面に血管が浮き出る。
省8
18: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
19: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/26(木)03:02 AAS
―ディメンション会長室
打ちっぱなしのコンクリートの壁に囲まれただだっ広い殺風景な薄暗い部屋。
そこにポツンとあるデスクに座る男。顔は影により見えない。
「部隊はいまだに奴の捕獲に至っておりません」
デスクの前に立つ頭髪を七三分けにした男がそういった。
「まぁ・・奴らをそう簡単に捕まえるとは私も思っておらぬ・・・。
予想通り・・・と言ったところか・・。まぁネズミの数匹その内捕まる・・」
「ハッ・・しかし、監視員の報告によると既に捕獲部隊の連中が2名・・監視員も幾名かがやられております・・」
「奴の捕獲は指揮官の貴様に任せる・・・もう良い、下がれ」
「ハッ・・・」
省3
20: 中田カオス◆0K.vsut5nQ 2009/02/26(木)03:10 AAS
ブキャッ!!!
男の頭部が吹き飛ぶ。漠のウェイヴによって、である。
「こう監視員も多いと早いとこアジトに行かなきゃやべぇな」と漠。
監視員とは管轄地区に何か異常があるとそれを本部に伝える役目を担っている巡回員である。
「あぁ、、百も承知だ・・けど・・この調子じゃ俺らの居場所は粗方筒抜けになってるだろうぜ」
「それにしても・・壱拾弐は迷路だな・・まるで・・壱拾に着く前に日が暮れちまうぜ」
「あぁ・・お前を見つけたのが奇跡的だぜ・・壁が壊れる音聞いてなかったらまず見過ごしてた」
「・・見えたッ・・壱拾弐の入口・・壱拾壱の出口だッ・・!!」
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