ファルコムエロパロ避難所&代行スレッド (70レス)
上
下
前
次
1-
新
8
:
共に歩みぬく意志
2011/01/08(土)00:34
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
8: 共に歩みぬく意志 [sage] 背中を何度も叩かれ、態度のギャップに苦笑しながらロイドが応える。作業を終えたアロネが、その笑い声に誘われるようにこちらへきていた。 「さ、出来ましたわ。ロイド様、ランディさん、楽しそうに何のお話をしてましたの?」 「あー、野郎と野郎の野暮な話ってやつですよ!このあと歓楽街にでもくりださねえかっつー類の…」 「まあ、ロイド様。わたくしというものがありながら。」 「いや、してないからそんな話。」 談笑の後、ランディはロイドからハルバードを受け取り、二階へとあがっていった。ロイドがトンファーをしまいながら、残ったアロネに問いかける。 「…何をしてるんだ、アロネ。」 「うふふ。やっと二人っきりになったんですもの。夫婦のスキンシップの一環ですわ。」 「夫婦でもないしスキンシップもしないってば!」 膝の上に乗っかってくるアロネをかわしながらロイドは続けた。 「それよりも君に聞きたいことがあるんだ。シェバリエについてなんだけど。」 「例の脱獄犯の事ですわね。」 「ああ。プライド高いって言ってたけど、どういうことなんだ?」 ロイドの本職の声色に、しだれかかるのを諦めアロネがその隣に座りなおす。 「シェバリエというのは、私の家にいた時の名前ですわ。その姿ではおとなしくて掴みどころがなかったのですけど。 隻眼の発破工員としては、ピデロという名前でしたけど、彼については色々と問題があったのを聞いてるのです。」 「問題?」 「ええ。それはもう、異常なほどに。」 ピデロは火薬に関する知識が豊富で、優秀な工員だった。ただその言動がどれも鼻にかかるもので、仲間うちの評判はあまり良いものではなかったという。 ある日彼のヘルメットに水袋がしこまれていて、それを被ったピデロは驚き悲鳴をあげた。その様子を他の作業員がせせら笑う中、彼は実行犯を聞きだす。 名乗り上げた者につかみかかると、水瓶に頭を押し込み、あやうく溺死させるところだったという。 「これはほんの一例に過ぎませんけど、どこか子供じみた面があったようですわね。 自分の仕事に文句をつけられる事も嫌ってましたけど、相手にされた仕打ちをそのまま仕返さないと気がすまないようですわ。」 「なるほど。」 ロイドが顎に手を添える。なにかを探るように目を泳がせる彼に、しばしアロネも沈黙する。 「わかった、ありがとう。参考になったよ。」 「お役に立てて幸いですわ。それじゃあ…。」 顔をあげたロイドに、アロネが唇を差し出した。 「な、なんだい?」 「ご褒美を下さいまし。」 「ご褒美って…ちょっと待った!」 そのまま迫ってくるアロネを止め、ロイドが席を立つ。 「もう時間も時間だし、君の部屋まで送っていこう。それで勘弁してくれ。」 「むー。腕を組んでくださるなら妥協しますわ。」 「はは…ありがとう。」 差し出された手を戸惑いながらも優しく引き、ロイドはアロネをエスコートする。 女性の肌を何度も押し付けられては、ロイドの若さとしてはたまったものではないが、それよりも彼にはもっと重大な問題があった。 「なあ、アロネ。一度真面目に話しておきたいんだ。」 「なんですの?」 「君が言う、結婚の事なんだけど…」 三階に登ったところで、彼にしては精一杯の説得を開始するつもりだったが、場所が悪かった。窓の外を眺めていたエリィと出くわしてしまう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2964/1294382964/8
背中を何度も叩かれ態度のギャップに苦笑しながらロイドが応える作業を終えたアロネがその笑い声に誘われるようにこちらへきていた さ出来ましたわロイド様ランディさん楽しそうに何のお話をしてましたの? あー野郎と野郎の野暮な話ってやつですよ!このあと歓楽街にでもくりださねえかっつー類の まあロイド様わたくしというものがありながら いやしてないからそんな話 談笑の後ランディはロイドからハルバードを受け取り二階へとあがっていったロイドがトンファーをしまいながら残ったアロネに問いかける 何をしてるんだアロネ うふふやっと二人っきりになったんですもの夫婦のスキンシップの一環ですわ 夫婦でもないしスキンシップもしないってば! 膝の上に乗っかってくるアロネをかわしながらロイドは続けた それよりも君に聞きたいことがあるんだシェバリエについてなんだけど 例の脱獄犯の事ですわね ああプライド高いって言ってたけどどういうことなんだ? ロイドの本職の声色にしだれかかるのを諦めアロネがその隣に座りなおす シェバリエというのは私の家にいた時の名前ですわその姿ではおとなしくて掴みどころがなかったのですけど 隻眼の発破工員としてはピデロという名前でしたけど彼については色と問題があったのを聞いてるのです 問題? ええそれはもう異常なほどに ピデロは火薬に関する知識が豊富で優秀な工員だったただその言動がどれも鼻にかかるもので仲間うちの評判はあまり良いものではなかったという ある日彼のヘルメットに水袋がしこまれていてそれを被ったピデロは驚き悲鳴をあげたその様子を他の作業員がせせら笑う中彼は実行犯を聞きだす 名乗り上げた者につかみかかると水瓶に頭を押し込みあやうく溺死させるところだったという これはほんの一例に過ぎませんけどどこか子供じみた面があったようですわね 自分の仕事に文句をつけられる事も嫌ってましたけど相手にされた仕打ちをそのまま仕返さないと気がすまないようですわ なるほど ロイドが顎に手を添えるなにかを探るように目を泳がせる彼にしばしアロネも沈黙する わかったありがとう参考になったよ お役に立てて幸いですわそれじゃあ 顔をあげたロイドにアロネが唇を差し出した ななんだい? ご褒美を下さいまし ご褒美ってちょっと待った! そのまま迫ってくるアロネを止めロイドが席を立つ もう時間も時間だし君の部屋まで送っていこうそれで勘弁してくれ むー腕を組んでくださるなら妥協しますわ ははありがとう 差し出された手を戸惑いながらも優しく引きロイドはアロネをエスコートする 女性の肌を何度も押し付けられてはロイドの若さとしてはたまったものではないがそれよりも彼にはもっと重大な問題があった なあアロネ一度真面目に話しておきたいんだ なんですの? 君が言う結婚の事なんだけど 三階に登ったところで彼にしては精一杯の説得を開始するつもりだったが場所が悪かった窓の外を眺めていたエリィと出くわしてしまう
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 62 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.143s*