二次創作を載せて、原作のファンを増やすスレ (12レス)
二次創作を載せて、原作のファンを増やすスレ http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/
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1: イラストで騙す予定の名無しさん [] 知名度の低いゲーム、小説、そんな作品が大好きなあなた。 趣味が高じて、二次創作を作ってしまったあなた。 より多くの人に知ってもらいたい、原作の良さを友と語り合いたい!! そんな熱い思いを持った人のための、二次創作スレ。 <ルール> 基本的に年令制限のあるゲーム、小説の二次創作は不可。 原作の名前を明記すること。 原作を知らない人でも、読んで状況を理解できるような作品をのせること。 それでは、どうぞ! http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/1
2: イラストで騙す予定の名無しさん [sage] 原作〜エストポリス伝記(1995 SFC タイトー) CHAPTER 0 絶対神と四神 人がまだ、時間に縛られてなかったころ、神は実在した。 人は神を全能の存在として崇め、神は人を見守った。時に春の陽のように暖かく、時に冬の朝のように冷たく。 この世界には数多の神が存在し、各々の役目を絶対神から授けられていた。特に木の神、火の神、土の神、金の神、水の神は、木火土金水(もっかどこんすい)」と呼ばれ、万物の根源と信じられていた。 神の恩恵の中ですくすくと育った人は、内面的にも外面的にも成熟する一歩手前であった。絶対神はすべての神を召して、こうおっしゃられた。 「通過儀礼として、人に一つ試練を与えたいと思う。すこし世界が荒廃するかもしれんが、諸君らは、いつも通りに振る舞って欲しい」 絶対神は、平和な世の中にありながらも次々と芽生えてくる人の醜さを抽出し、新たに四神を創りなされた。破壊、混乱、殺戮、恐怖の神、彼らは後世には「四狂神」と呼ばれ畏れられることとなる。絶対神は四神を創られると同時に、四神に対抗する唯一の手段である一鞘の剣を地上に授けなさった。 その名を、波動の剣と言った。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/2
3: 1 [sage] 四狂神は着実に力を強め、その有り余る力を誇示するかのごとく、地上に君臨した。いや地上というのは語弊があるだろう。人間を威圧する為だけに造られたような佇まいを持つ島、 その島は突如として、頭上に黒い影を落とした。四狂神が巣食う島、人々は虚空島と呼び畏れた。 人は、絶望の淵に追いやられていた。下では絶滅の二文字が 手を拱いて待っている。最後の望みはマキシム・ガイ・セレナ・アーティーの四人だけであった。そしてここ虚空島で、天秤が静かに揺らされた。その揺れは止まることなく、次第に大きくなっていった。 「静かだな」 マキシムが誰にともなく呟いた。 「というより、静かすぎるわね。しかも暗いし」 セレナが不安を隠し切れず、少し震えた声を出した。 「精神波動を感じますね、かなり強力な」 アーティが冷静に現状を分析する。 「悪意に満ちた波だ。気を付けないと、呑込まれるぞ」 ガイは語気を強め、少し身震いした。 「セレナ、ライトの呪文やってみてくれ。こう暗いとな……」 「はい」 セレナとアーティの返事が重なる。 「俺はセレナに頼んでるんだけどな。そもそもアーティ、ライト使えたか? 」 マキシムは困ったように頭を掻いた。 「冗談ですよ」 くっくっと押し殺した笑いが、アーティの口から溢れる。 セレナは両目を軽く閉じ、頭を垂れた。頭の中で、光のイメージがあふれるように出来上がっていく。彼女の「ライト」という声で、視界は一気に開けた。 「こんな所で入り要になるとは、魔法の使い道って分らんもんだな」 ガイが冗談まじりにそう話す。彼自身はパーティーの中でただ一人魔法を使えないが、他の三人が驚くほどいろんな魔法を使うので、自然に関連する知識は身に付いていた。ライトは神聖魔法という分類で、低級の呪文なので滅多に使っているのをお目にかかることがない。それで、色んな使い道があるんだなと驚かされたのだ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/3
4: 1 [sage] さて、この世界の魔法について少し定義しておくと、魔法=心の波である。ある呪文を使いたければ、そのもの(氷、炎、雷、治癒、移動etc)を強く実写的にイメージできなくてはいけない。その力量がとりもなおさず魔術師の魔力と呼ばれる所になってくる。イメージは微かな波となって、固有の音色を持つ。一般的にはこの微波動を杖、指輪、腕輪などで増幅してやって、超常現象を引き起こすのだ。 目に飛び込んできた景観は、ある意味で四人をひどく驚かせた。城の外部が威圧感あふれる造りであるのに反して、内部はさながら王宮(パレス)のようであった。そのギャップは、難しいと噂されていたテストが簡単だった時の気持ちに良く似ている。その城の内部は美しかった。大理石と黒曜石を切り合わせた床は、光を受けて複雑に輝きを返す。中央には真っ赤なジュウタンが皺一つなくすっと伸びている。壁の明り取りの 窓には、豪奢なステンド・グラスが並び荘厳な雰囲気を醸し出している。 「四狂神って、人間と似たような美意識持っているんだな」 思わず感嘆をこぼしたマキシムが、他の三人に顔を向けた。 「綺麗なのは認めるけどね。何か落ち着けないわ」 セレナが小首をかしげる。 「まぁ、落ち着けないぐらいがピッタリじゃないか。これから四狂神をブッた斬りにいくんだからな! 」 ガイが景気付けに、背丈程の斧を振り回す。割かれた空気が重低音をたてる。この斧は、世界で最も硬度の高い金属で作られたものだ。鋼とも銅ともいわれぬ、鈍い光を放っている。ジルコン、別名を無類鋼という。この島でも海底で年間数トンほどしか産出されない超レアメタルで、金に取って代わって一国の王の垂涎の的となっている。値段も重さも半端ではない。それを軽々と使いこなす腕力には目をみはるものがあった。 「私はこんな悪趣味な装飾は気に入りませんね。贅を尽くした宝物の数々、どうせ略奪品でしょう」 アーティはエルフの弓をニ、三度鳴らし、涼しい顔をした。ステンドグラスの方にすすっと歩いて行って、拳を振り上げてパーンと割る。 「良い音するんですね、このステンドグラス」 素で言う彼に、三人は言葉を返せなかった。エルフと人では感性が違うのだろうかと、真面目に考えてしまった一時であった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/4
5: 1はお宅 ◆caovQxVF.w [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/5
6: はお宅 ◆n0zcBO0e9A [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/6
7: ◆n0zcBO0e9A [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/7
8: ◆n0zcBO0e9A [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/8
9: ◆bzICmMEnGI [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/9
10: oil ◆lIOk1YofZo [sage] つーか、つまらん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/10
11: イラストで騙す予定の名無しさん [sage] 神々の間の最上部にある玉座に腰を落ちつけ、残りのニ神を側に控えさせ、無表情に、いや楽しそうに戦いを眺めていた恐怖神、ディオスが手をたたいた。 「素晴らしい。お前らの波動は我らのそれと遜色ない。小さな流れは時として、山をも削る激流となる。しかし、これを忘れてはならん。激流さえも、大海の前には無力に呑込まれるだけだということをな……」 大魔法を完成させ心身の疲労が大きいセレナを、横目で気遣いながら、マキシムがディオスの謎掛けのような言葉に怒りを表した。 「お前ら三神を滅ぼして終わりじゃないのか」 「そうなのかもしれぬ。そうで無いのかもしれぬ」 間をおかず、エリーヌが妖艶な笑みをたたえて返した。知らぬ間に、マキシム達は一ケ所に集まり、互いに背を合わせていた。不可解な恐怖心が彼らをして、そうなさしめたのである。満足そうにうなづいて、ディオスはさらに恍惚と言葉を継いだ。 「我らの使命。破壊、混乱、殺戮、恐怖。これらの使命は、九割九分果たしてしまった。しつこく残る一分はお前らだ。使命が完全に遂行されたとき、我らはもう一つの野望を果たす。世界は創世の無に帰する。つまり、すべてが終わる」 今や、人類代表の四人に言葉は要らなかった。ただ彼らの心を繋ぐものは、すさまじいまでの使命感だった。四狂神を葬るという……。 玉座へ向かう一歩、一歩が重い。まるで深い海の底を歩いているかのようだ。アーティはひしひしと感じていた。森の生まれのエルフだけあって、波動の流れには並々ならぬ敏感さを彼は有していた。厭な流れがある。四神の言葉もあながち嘘では無いのかもしれない……。しかし、今はそういったことをいうべき時ではないと考え、口をつぐんだ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2689/1125978666/11
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