ちょっと長いけど、感想もらえますか？ (2ﾚｽ)
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1: みぞれ 2005/06/18(土)17:01 AAS
『自殺殺人 Suicide Homicide』 ・作・みぞれ・
【首吊り殺人】
喩え今、僕の目の前で人が死ぬとしても僕は何とも思わないだろう。自殺しようとしているならそれを止めるわけではないし、一人の人間が一人の人間を殺したとしても、複数の人間が複数の人間を殺そうとしたとしてもそれは同じだ。喩え一対二の喧嘩が起きても僕は何も思わないし、誰かが泥棒と叫んでも僕はこの場所に立ち続けるし、もし目の前に殺人犯がいたとしても自首を勧めることもなく命乞いをすることもなく僕は人形の様にその場所に留まり続けるだろう。
僕としてはこれは比喩なんかではなく事実を語ったつもりなのだが、それでもこれはどうしようもないほどに喩え話だ。自分がどうしたい、こうしたい、何をしたい。そんなことを決めていたとしてもそれは予定でありまだしたことはなく、これからもするかは分からないこと。僕が言ったのはそういう意味の言葉であり、僕の目の前で人が死んだことはないし喧嘩が起きたこともないし殺人犯に襲われたこともない。普通この言葉は比喩とは表現しないのだが、僕の場合はこの言葉を比喩を表現した。将来起こりそうにないこと。過去に起こったことの無いこと。それは全て比喩であり喩えであり妄想であり、事実ではない。事実ではないことを妄想や比喩とイコールで繋ぐことは出来ない、けれど全く違うわけではないだろうと僕は区別していた。
一番最初にでも一番最後にでも、とにかく僕が目の前で人が死ぬとしたらどうしよう、などと考えたきっかけは覚えていない。覚えていたけれど、既に忘れてしまった。考えた内容を覚えていても、それを考えるきっかけとなったことを覚えている人間は少ない。だから、僕もその中の一人なんだろう。実を言えば僕は普通であることを嫌う人間なのだけど、だからといって普通でないことは悪いことではないのだ。むしろそれは良いことだろう。だから僕はそれが嫌いでありながらも、普通であり続けている。文明の機器に汚染された人類と何処となく似ているような気がするのは気のせいではなさそうだ。
考えるきっかけは覚えていなくとも、考えた内容は覚えている。というわけで僕は少し昔にそんなことを考えていた。そう、過去形。正しく言えば今はそれを思い出し、再び考えていることなのだけど、僕としたことが思い出す事柄を間違えてしまったらしい。もっとも今となってはそんなことさえどうでもよく、重要なことはたった一点しか存在していない。重要な事柄自体は無数に存在しているのだが、どんなに重要で好奇心を煽り不思議で魅力的な問題だとしても、現在目の前にある問題より大きな問題は存在しないと思うのだ。そう、そして僕はやはり、それを考えるしかなかった。
2: 2005/07/24(日)13:09 AAS
誰の影響？ なす？ 西尾？
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